市岡繁男氏
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過剰マネーが穀物に向かうとき=市岡繁男
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1970年以降、米国の金や株式が実質6倍以上に高騰する一方で賃金は9%しか上がらなかった。それでも騒ぎにならなかったのは小…
2021年1月4日
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日経平均先物は夜間に上昇する=市岡繁男
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世界の株式取引全体の85%がコンピューターのAI(人工知能)取引らしい。AIは将棋などで意表をついた打ち方をするというが、…
2020年12月21日
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借金で消費する米国人=市岡繁男
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米サザン・メソジスト大学のラビ・バトラ教授は、1999年に出版の邦訳書『大予測・世界経済』で「(1)賃金の伸びが生産性の向…
2020年12月14日
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金価格に下げ止まりのサイン=市岡繁男
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ニューヨーク金先物相場が今年8月6日、1トロイオンス=2069ドルの史上最高値を付けた後、軟調な展開が続いている。そんな金…
2020年12月7日
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RCEPは中国主導の貿易協定=市岡繁男
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11月15日、日本など15カ国は8年越しの交渉の末、「地域的な包括的経済連携(RCEP)」に署名し、世界の国内総生産(GD…
2020年11月30日
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コロナで「地方の時代」は間違い?高齢化が進む秋田を尻目に「東京ひとり勝ち」がますます進んでいる理由
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コロナ禍の影響で不動産需要が弱まったからだ。各都道府県の1平方メートル当たり平均地価(全用途)を比較すると、一番高い東京都は…
2020年11月29日
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“株価の業種格差”は暴落で解消=市岡繁男
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いま世界の金融市場で津波のような現象が起きている。11月9日はダウ工業株指数が一時1600ドルも上昇、ザラ場の最高値を更新…
2020年11月24日
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気がかりな米超長期金利の上昇=市岡繁男
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米S&P500株価指数は今年9月2日に史上最高値を更新し、その後も10月12日に二番天井を付けたが、もはやこれまでの勢いは…
2020年11月9日
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株価急落に先立つ原油のピーク=市岡繁男
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今年3月、米連邦準備制度理事会(FRB)は空前の量的緩和に踏み切り、総資産額は2カ月で6割も膨張した。だが大統領選を意識し…
2020年11月2日
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株で「独り勝ち」米国の不安=市岡繁男
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世界の株式時価総額は今年8月末、過去最高の91兆ドル(約9600兆円)となった。2009年2月からの上昇率は3・4倍だ。も…
2020年10月26日
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大恐慌に学ぶ債務積み上げの限界=市岡繁男
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今年上半期、世界各国の名目国内総生産(GDP)は落ち込み、その埋め合わせで非金融部門(政府、企業、家計)の債務総額は急増。…
2020年10月19日
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「コロナ禍でアメリカのホテルの4分の1が債務不履行の危機」がなぜ「新たなサブプライム問題」につながるのか
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1929年秋の米国株暴落では、11月中旬の底打ち後は124日(立会日)かけて半値戻しを達成した。だが戻り高値の後は、実体経…
2020年10月14日
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実は値下がりが大半の日本株=市岡繁男
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米国株が変調を来す一方で、日本株は相変わらず堅調だ。最近の円高もあって、ドル建ての日経平均株価は1990年7月以来の高値、…
2020年10月12日
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日本だけ長期金利上昇のなぜ=市岡繁男
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日米英独4カ国の30年債利回りをみると、昨年9月を底に円債の利回りだけが上昇している(図1)。2018年11月には260ベ…
2020年10月5日
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世界の自動車販売台数がコロナで減少すると「債務危機」が発生するという驚くべき話……特に日本が危ない!
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世界の自動車生産台数は、1999年の5600万台から2017年は9700万台を超えるなど、ほぼ一貫して増加していた。しかし…
2020年10月4日
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バフェット氏「資源株買い」の読み=市岡繁男
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今年8月は各種相場の先行きを考えるうえで重要な二つのニュースがあった。一つ目は米ダウ工業株指数(NYダウ)の銘柄入れ替えだ…
2020年9月14日
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東証マザーズ「バブル」の危うさ=市岡繁男
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今年1〜2月高値を起点に世界の株価指数を対比すると、最も上昇したのは東証マザーズ(+29%)だ。同指数の株価収益率(PER…
2020年9月7日
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45歳未満の非正規雇用は減少=市岡繁男
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厚生労働省の労働力統計で注目すべきは、長らく低下していた労働参加率(15歳以上人口のうち、働く意志を表明している人=労働力…
2020年8月31日
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ドルに勝るユーロの信用基盤=市岡繁男
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今年4~6月期のユーロ圏実質GDP(国内総生産)成長率は前年同期比マイナス15・0%で、その落ち込み方は米国(同マイナス9…
2020年8月24日
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貴金属急騰は始まったばかり=市岡繁男
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米議会予算局は今年4月、コロナ禍の拡大を受けた経済対策実施などで、連邦政府の財政赤字は2020会計年度に約3兆7000億ド…
2020年8月17日
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「国が株価を下支えしはじめると危ない」第2次大戦中の相場が語る危機時の値動き
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もうすぐ戦後75年の節目を迎える。戦時中の株価について見ると、一貫して高値を維持していた。これは当局が徹底的に買い支えてい…
2020年8月9日
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年初来高値を更新した日本の通信株=市岡繁男
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高度成長期には、各経済団体のトップは重厚長大産業から選出されることが多かった。それだけ当該業界の存在感は大きかったわけで、…
2020年8月3日
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米国株の「天底一致」に注意=市岡繁男
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米S&P500指数の時価総額に占めるIT5社(マイクロソフト、アップル、アルファベット、アマゾン、フェイスブック)の比率は…
2020年7月13日
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日銀のETF購入は「下手なナンピン素寒貧」の格言どおりとなるのか=市岡繁男
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日銀のETF(上場投資信託)買いが始まったのは2010年12月からだ。黒田東彦総裁が就任した13年4月からは購入限度額が年…
2020年7月6日
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今の株高は7~9月にピークアウトか=市岡繁男
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米アトランタ連銀の経済予測サイトGDP Nowによると、今年4~6月期の米実質国内総生産(GDP)は前期比マイナス46%(…
2020年6月29日
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株価は長期低迷の人口動態=市岡繁男
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2020年4月の小売り販売額は前年比9%減で過去3番目に悪い数字だった。ワースト1は1998年3月(14%減)、次いで15…
2020年6月22日
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80年周期で来る超インフレ=市岡繁男
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世界は約80年ごとに政治経済が一変するパラダイムシフトに直面してきた。1780年代のフランス革命、米国独立戦争、天明の大飢…
2020年6月15日
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3月危機を救ったFRBマネー=市岡繁男
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2月下旬以降の金融市場は、米国株とドル・円の動きで次の局面に分類される。最初は2月20日~3月9日の局面で、株価下落に伴っ…
2020年6月8日
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銀行株に見るバフェット氏の投資術=市岡繁男
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著名投資家のウォーレン・バフェット氏は2008年秋のリーマン・ショック時に新聞に寄稿し、「アメリカを買おう。私も買う」と訴…
2020年6月1日
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値がさ株だけ回復の相場=市岡繁男
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米国を代表するIT5銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブック)の時価総額合計の5・4兆ドル…
2020年5月25日
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下げ止まらない欧州銀行株=市岡繁男
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「1929年の株価暴落当時、それが恐慌の始まりだと判っていた人は殆(ほとん)どいなかった。人々が恐慌を意識し始めたのは1年後…
2020年5月18日
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原油「マイナス」陰の主役はETF=市岡繁男
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コロナウイルス禍の影響で、米国ではこの1カ月間に石油の消費量が37%も減少し、ガソリンや航空燃料の在庫日数も過去最大となっ…
2020年5月11日
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不換紙幣増発がもたらす歴史の教訓=市岡繁男
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国際通貨基金(IMF)はウイルス禍の影響で今年の世界経済が「大恐慌以来、最悪の景気後退」になるという。これを抑えるべく先進…
2020年4月27日
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金本位制なら金価格は10倍になる=市岡繁男
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「自分は金持ちだというが、お前は貧しく裸の者だ。そこでお前に勧める。豊かな者となるように、火で精錬された金をわたしから買うが…
2020年4月20日
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暴落時に自社株買いは機能せず=市岡繁男
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コロナショックの影響で何もかも一変してしまった。筆者は昨年6月18日号の当コラムで「80年周期の大変動、次は2020年代」…
2020年4月13日
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資源価格の下落に直面する豪州=市岡繁男
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中国の高度成長は2001年末のWTO(世界貿易機関)加盟で始まり、上海株は02年から07年10月にかけて約4倍に上昇した。…
2020年4月6日
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次は中南米債務と欧州銀行危機=市岡繁男
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米サザン・メソジスト大学のラビ・バトラ教授は、1987年に出版の『1990年の大恐慌』(邦訳は頸草書房)で世界的な株価暴落…
2020年3月30日
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石油優位から金優位の時代へ=市岡繁男
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3月9日のWTI原油先物価格は前日比32%も暴落し27ドルとなり、2016年2月以来の安値となった。石油関連企業の担保価値…
2020年3月23日
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過去の暴落局面より大きな米株価下落=市岡繁男
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米国株が動揺している。NYダウの終値が前日比で3%以上も変動した日は今年2月24日から3月5日にかけて6回もある。2012…
2020年3月16日
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インフレ、危機時に高騰! データで読み解く金相場のウラ・オモテ=市岡繁男
金が上がる
金(ゴールド)価格が足元で一時1トロイオンス=1700ドルを超え、高値圏での推移を続けている。なぜ今、究極の安全資産である…
2020年3月16日
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新型肺炎で国際金融危機の懸念も=市岡繁男
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今回の新型肺炎の犠牲者は世界全体で3000人未満で、今のところはその直接的な影響が軽微だ。だが中国からの製品供給と物流が遮…
2020年3月9日
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この20年で増えなかったGDP=市岡繁男
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内閣府が発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質で前期比年率6・3%減、より生…
2020年3月2日
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世界の中国依存が直面する危機=市岡繁男
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中国の今年1月の消費者物価指数(CPI)は前年比5・4%と2011年10月以来の高い伸びだった。なかでも消費者支出の多くを…
2020年2月25日
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新型肺炎は中国バブル崩壊の引き金=市岡繁男
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「新型肺炎の影響で中国の石油需要は消費全体の20%も減少。2008年〜09年の世界金融危機以来、最大の需要ショックだ」。ブル…
2020年2月17日
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スペイン風邪の歴史に学ぶ相場=市岡繁男
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日本の人口統計をみると次の2点が注目される(図1)。1点目は出生数で、昨年(86万人)は1874年以来の水準だ。当時の総人…
2020年2月10日
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ローンに依存する危うい米国の家計消費=市岡繁男
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世界最大の家計消費国は米国で、わずか4%の人口が世界の29%を消費する(図1)。2番は欧州先進国だが、人口や経済の成長停滞…
2020年2月3日
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緩和マネーに頼る株高の危うさ=市岡繁男
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世界銀行は1月8日、2020年の世界経済見通しを0・2ポイント下方修正し2・5%とした。世界貿易の低迷がその要因だという。…
2020年1月27日
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イラン対立、米国の弱点は高過ぎる株価=市岡繁男
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昨年9月中旬、米国でレポ金利(短期国債を担保とする銀行間等の資金貸借取引金利)が高騰したことから米連邦準備制度理事会(FR…
2020年1月20日
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大恐慌期にもあったギリシャ危機=市岡繁男
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2012年3月、ギリシャのデフォルト(債務不履行)危機が頂点に達した時に37%だった長期金利は、現在1・4%で米国を下回る…
2020年1月14日
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100兆円の円高爆弾で1ドル=80円も=市岡繁男
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最近の株価は景気の実態を反映しておらず、先物主体の投機的な動きだという批判が一部の投資家の間にある。日経平均株価の時価総額…
2020年1月6日