教養・歴史
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冷酷な浪人とうり二つの町人 仁左衛門が「一世一代」の二役 小玉祥子
アートな時間
舞台 霊験亀山鉾 亀山の仇討 片岡仁左衛門が東京・歌舞伎座の「二月大歌舞伎」で、これが最後を意味する「一世一代」と銘打って「…
2023年2月3日
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『芭蕉百句』で集大成――嵐山光三郎さん
情熱人
作家、エッセイスト 嵐山光三郎/64 幕府の諜報活動も兼ねていたという「おくのほそ道」を見て歩き、独自の切り口から俳聖・芭蕉…
2023年1月30日
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TOKYO強靭化 自然災害対策に地学の知見反映/133
鎌田浩毅の役に立つ地学
東京都は昨年12月、5項目の自然災害に対応する「TOKYO強靭(きょうじん)化プロジェクト」を発表した。具体的には「風水害…
2023年1月30日
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ポストコロナ、家族でレジャーを楽しみたいのに子供が消極的です/160
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q ポストコロナ、家族でレジャーを楽しみたいのに子供が消極的です ポストコロナを見越して、観光産業が元気づいてきました。私は…
2023年1月30日
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福祉国家建設に向け、経済学者が築いたスウェーデン経済学を詳述 評者・服部茂幸
Book Review
『社会をつくった経済学者たち スウェーデン・モデルの構想から展開へ』著者 藤田菜々子(名古屋市立大学大学院教授)名古屋大学出…
2023年1月27日
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国際金融システムが大転換 1971年「ニクソン・ショック」に迫る 評者・上川孝夫
Book Review
『ブレトンウッズ体制の終焉 キャンプ・デービッドの3日間』著者 ジェフリー・E・ガーテン(エール大学経営大学院名誉学長) 監…
2023年1月27日
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北海道東川町のコーヒー自家焙煎店奮闘記 北條一浩
著者に聞く
『田んぼの中のコーヒー豆屋 東川町で起きた八年間の奇跡』著者 轡田紗世さん(ヨシノリコーヒーコミュニケーションズ マネージャ…
2023年1月27日
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新史料を徹底調査、大塩平八郎の乱の真相を解明した労作 今谷明
歴史書の棚
大塩平八郎の乱は天保8(1837)年2月に起こった。教科書にも特筆されている江戸後期の大事件であるが、事件はわずか半日程度…
2023年1月27日
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本の未来を問うハイブリッド型文学全集『小学館世界J文学館』登場 永江朗
出版業界事情
『小学館世界J文学館』は小学館の創立100周年企画のひとつ。Jは児童、ジュニア、次世代のJ。若い世代向けの文学全集である。 …
2023年1月27日
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物語がどこへ向かうのか分からないまま目が離せない怪作 勝田友巳
アートな時間
映画 イニシェリン島の精霊 ヘンな人が登場して常識外れのことが次々と起きるからコメディーには違いないのに、あまりにグロテスク…
2023年1月27日
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パリ・オペラ座-諸芸術とのつながり 舞台裏の微笑ましい一瞬 石川健次
アートな時間
美術 パリ・オペラ座─響き合う芸術の殿堂 パリ・オペラ座の稽古(けいこ)場でバレエのレッスンをする踊り子たちを描いている。図…
2023年1月27日
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米金融政策/下 「雇用重視のくびき」から免れない中央銀行のさが 小野亮
検証
大恐慌で崩壊した「自立の原則」が政府と中央銀行に米国民の過大な期待が集まり、インフレ退治に失敗した教訓を生かせるか。失敗を…
2023年1月23日
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政府・日銀の政策連携10年をデータ確認(編集部)
政府・日銀共同声明10年
>>特集「政府・日銀共同声明10年」はこちら週刊エコノミスト2023年1月31日号掲載政府・日銀共同声明10年 資料編 政府…
2023年1月23日
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低物価が景気低迷の原因ではなかった(編集部)
政府・日銀共同声明10年
デフレ脱却と持続的な経済成長の実現のための政府・日銀の政策連携──共同声明(アコード)が公表されてから2023年1月は10…
2023年1月23日
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強まる政府主導「2%目標」修正圧力 木内登英
政府・日銀共同声明10年
2013年1月に日銀は、それまで長らく拒否してきた2%の物価目標の導入を決めた。形式的には日銀独自の判断によるものだったが…
2023年1月23日
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民間投資拡大と財政の持続性確保を 菊池紘平
政府・日銀共同声明10年
政府・日本銀行の共同声明には、「デフレ脱却と持続的な経済成長の実現」に向けた日銀と政府の役割が明記されている。日銀は消費者…
2023年1月23日
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経済・市場・政治が正常化を許すか 末広徹
政府・日銀共同声明10年
2022年12月の日銀金融政策決定会合では、イールドカーブ・コントロール(YCC)政策の長期金利ターゲットのレンジが拡大さ…
2023年1月23日
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日本では女性というだけで差別を受ける/159
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 日本では女性というだけでいろいろな差別を受けます。解決策は? 世の中にはさまざまな種類の差別が存在しますが、日本社会では…
2023年1月23日
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人類の時代「人新世」 別府湾が基準地に?/132
鎌田浩毅の役に立つ地学
46億年にわたる地球史の中で、人類が繁栄した時代を「人新世(じんしんせい)」と命名しようと、地質学の国際組織「国際地質科学…
2023年1月23日
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先生の教えは日銀マンとしての指針だった――中曽宏・前日銀副総裁
教え子が語る小宮隆太郎
昨年10月末に亡くなった恩師を愛弟子が振り返る。今回は、前日銀副総裁の中曽宏大和総研理事長に聞いた。(聞き手=浜條元保・編…
2023年1月23日
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黒木亮がゆく 清水一行が這い回った兜町 黒崎亜弓
舞台再訪
相場を通じて人間の欲望を描く──。2人の作家が、時代を超えて兜町で交錯した。「兜町」と書いて「しま」と読ませる。なるほど、…
2023年1月23日
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経済学を不毛な知的遊戯に変えた『ルーカス批判』を批判する 吉川洋
日本経済の処方箋
日本経済の処方箋/5 あだ花に終わったルーカス理論の影響は、いまだに消えず、バランスを欠いて「期待」の役割を強調する経済モデ…
2023年1月22日
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中国独自の金融システム形成を、中国人著者が日本語で克明に分析 評者・田代秀敏
Book Review
『中国のシャドーバンキング 形成の歴史と今後の課題』著者 李立栄(亜細亜大学都市創造学部准教授)早稲田大学出版部 4400円…
2023年1月20日
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13年間で300冊以上出版! 空前の速筆作家・梶山季之の疾走人生を活写 評者・黒木亮
Book Review
『最後の無頼派作家 梶山季之』著者 大下英治(作家)さくら舎 2200円 昭和30年代と40年代の文壇を華やかに席巻し、多量…
2023年1月20日
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『プライシングの技法』 下寛和著 日経BP 1980円
話題の本
『プライシングの技法』 下寛和著 日経BP 1980円 価格をどう決めていくか。あらゆる業態にとって最重要課題の一つであり、…
2023年1月20日
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『アフター・アベノミクス』 軽部謙介著 岩波新書 968円
話題の本
『アフター・アベノミクス』 軽部謙介著 岩波新書 968円 故安倍晋三首相による異色の経済政策「アベノミクス」。その舞台裏を…
2023年1月20日
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『歴史から学ぶ相続の考え方』 神山敏夫著 集英社新書 1078円
話題の本
『歴史から学ぶ相続の考え方』 神山敏夫著 集英社新書 1078円 相続と聞けば、自動的に「争い」という言葉が喚起されてしまう…
2023年1月20日
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『女たちのレボリューション』 ジュディ・コックス著 作品社 2640円
話題の本
『女たちのレボリューション』 ジュディ・コックス著 作品社 2640円 革命という言葉の響きの中には、男性中心主義的な英雄崇…
2023年1月20日
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90年代前半のプサンを背景に「仁義なき」世界を描く 寺脇研
アートな時間
映画 野獣の血 かつて日本には、「ヤクザ映画」と名付けられた系譜があった。中でも、今年が公開50周年となる菅原文太主演「仁義…
2023年1月20日
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当事者同士が直接向き合う、豪州の「修復的司法」を演劇で提示 濱田元子
アートな時間
舞台 俳優座「対話」 裁判で白黒つけるのは簡単だ。だが、それで被害者や被害者家族が救われ、事件が起こるに至った問題の根幹が解…
2023年1月20日
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近現代の日本社会と日本軍への固定概念を揺るがす海外の研究書2冊 井上寿一
歴史書の棚
海外における日本近現代史研究の水準はきわめて高い。幸いにもすぐれた訳業による翻訳書で読むことができる。以下では2冊、紹介す…
2023年1月20日
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家族の死、借金、認知症――壮絶なサバイバルの記録を読む 美村里江
書評 読書日記
×月×日 現代にありがちな煽(あお)りタイトル……ではないドキュメントエッセー。『心の壊し方日記』(真魚八重子著、左右社、1…
2023年1月20日
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シリコンもシリコーンも元をたどればガラスと同じ/131
鎌田浩毅の役に立つ地学
半導体シリコンの地学/下 半導体の主要な原料としての珪石(けいせき)は、主に二酸化ケイ素(SiO₂)からなり、元素ケイ素(…
2023年1月16日
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今年はケネディ没後60年 今こそ「Courage」を 多田博子
ワシントンDC
2023年11月22日は、46歳の若さで非業の死を遂げた第35代米大統領ジョン・F・ケネディ(JFK)の没後60年である。…
2023年1月16日
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不幸な人たちのためにできる最も直接的で、効果的なことは?/158
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 不幸な人たちのためにできる最も直接的で、効果的なことは? 世の中には不幸な人がたくさんいます。そうした人たちのために何か…
2023年1月16日
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戦争や天災も利用してきた商社の光と闇を映し出す大著 評者・藤好陽太郎
Book Review
『THE WORLD FOR SALE 世界を動かすコモディティー・ビジネスの興亡』著者 ハビアー・ブラス(ブルームバーグ、…
2023年1月13日
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実生活に役立つ行動経済学の有用性を豊富な事例で解説 評者・小峰隆夫
Book Review
『行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで』著者 大竹文雄(大阪大学感染症総合教育研究拠点特任教授)中公新書 924…
2023年1月13日
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『武器としての国際人権』 藤田早苗著 集英社新書 1100円
話題の本
『武器としての国際人権』 藤田早苗著 集英社新書 1100円 現代の世界で最も深刻な人権侵害は貧困である。メアリー・ロビンソ…
2023年1月13日
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『外国人材が中小企業を救う』 米山伸郎著 晃洋書房 2420円
話題の本
『外国人材が中小企業を救う』 米山伸郎著 晃洋書房 2420円 経済産業省や厚生労働省といった官公庁や自治体が、中小企業経営…
2023年1月13日
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『水道を救え』 加藤崇著 新潮新書 858円
話題の本
『水道を救え』 加藤崇著 新潮新書 858円 設備の老朽化などで危機的状況にある世界各国の水道事業。AI(人工知能)で交換す…
2023年1月13日
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『オックスフォード哲学者奇行』 児玉聡著 明石書店 2420円
話題の本
『オックスフォード哲学者奇行』 児玉聡著 明石書店 2420円 紀行ではなく「奇行」。英国の名門オックスフォード大学とゆかり…
2023年1月13日
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映像作家が有名無名さまざまな声を集めて展開する中国通史 加藤徹
歴史書の棚
欧米人が書く中国通史は、日本人が書くそれと趣が違う。日本の読者は、故事成語とか三国志とか、それなりに予備知識があり読みたい…
2023年1月13日
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80歳全盲著者が視覚障害者の実情と願いをユーモラスに表現 高部知子
書評 読書日記
×月×日 ずいぶん前に全盲の先生に点字を習ったことがある。今でこそ点字訳はコンピューターの仕事になっているが、昔は「点字翻訳…
2023年1月13日
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インド映画の今 歴史アクション超大作「RRR」が大ヒット 高倉嘉男
インド新興国経済
年間製作本数で世界一を誇るインド映画。国際市場での存在感も増している。>>特集「インド新興国経済」はこちら 2022年には…
2023年1月10日
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地球上のどこにでも大量にあるIT産業の要/130
鎌田浩毅の役に立つ地学
半導体シリコンの地学/上 スマートフォンやデータセンター、電気自動車(EV)など、ハイテク産業の要となる半導体の原材料は、珪…
2023年1月10日
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株式市場全体を左右する新潮流「ユニバーサルオーナー」に注目 評者・平山賢一
Book Review
『「良い投資」とβアクティビズム MPT現代ポートフォリオ理論を超えて』著者 ジョン・ルコムニク(ケンブリッジ大学ジャッジ・…
2023年1月6日
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実は生活密着の科学 物質の秘密が「はかる」ことで明らかに 評者・池内了
Book Review
『分子をはかる がん検診から宇宙探査まで』著者 藤井敏博(理学博士)文春新書 1100円 すべての物質は原子からできていて、…
2023年1月6日
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『情報パンデミック』 読売新聞大阪本社社会部著 中央公論新社 1870円
話題の本
『情報パンデミック』 読売新聞大阪本社社会部著 中央公論新社 1870円「新型コロナウイルスは世界を牛耳る『ディープステート…
2023年1月6日
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『天路の旅人』 沢木耕太郎著 新潮社 2640円
話題の本
『天路の旅人』 沢木耕太郎著 新潮社 2640円 第二次大戦末期、日本の“密偵”として中国大陸奥地へ潜入、敗戦後もチベットや…
2023年1月6日
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『富士山はいつ噴火するのか?』 萬年一剛著 ちくまプリマー新書 924円
話題の本
『富士山はいつ噴火するのか?』 萬年一剛著 ちくまプリマー新書 924円 自然が刻む時間と人間のそれでは大きな隔たりがある。…
2023年1月6日