教養・歴史
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派手だが中身はなし…… そんな男が一気に飛躍!=美村里江
書評 読書日記
×月×日 きっちりしているようで安っぽい。題名とカバーデザインがマッチしていた『御社のチャラ男』(絲山秋子著、講談社、180…
2020年3月20日
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軍と政党は一卵性双生児 陸軍の政治化詳細に追う=井上寿一
歴史書の棚
日本近代史における悪役が軍部、なかんずく陸軍であることはいうまでもないだろう。このような既存の陸軍像に対して、小林道彦『近…
2020年3月20日
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『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』 評者・新藤宗幸
Book Review
著者 吉田千亜(フリーライター) 岩波書店 1800円死をも覚悟した壮絶な使命 当事者の声、丹念に取材 東日本大震災が未曽有…
2020年3月20日
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『実践 幸福学 科学はいかに「幸せ」を証明するか』 評者・後藤康雄
Book Review
著者 友原章典(青山学院大学教授) NHK出版新書 850円客観的な学術研究として人類最大の関心事に迫る 私たちは日々何を目…
2020年3月20日
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3月5~11日(ビジネス/ノンフィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 日本企業 復活の戦略 先が読みにくい時代の5つの定石 ベイン・アンド・カンパニー編 日本経済新聞出版社 180…
2020年3月20日
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社内でせきエチケットが履行されず、コロナウイルスの感染が不安です/25無料記事
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 社内でせきエチケットが履行されず、コロナウイルスの感染が不安です A 公衆衛生の分野で広く活用されている「ナッジ」とい…
2020年3月16日
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信じる/信じないを超え歴史を形成した独特世界=高部知子
書評 読書日記
×月×日 ここ数年、仕事や研究の都合で、自宅にいられるのは良くて月のうち2週間、あとはすべて地方に滞在する生活が続いている。…
2020年3月13日
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バレエ モーリス・ベジャール・バレエ団 2020年日本公演=梅津時比古
アートな時間
若くして逝った2人を悼み 現世と来世を往還する幻想性 新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)で軒並みコンサートが中止になってい…
2020年3月13日
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画期的な『小説現代』復刊=永江朗
出版業界事情
月刊小説誌『小説現代』(講談社)が復活した。同誌がリニューアルのために休刊を予告したのは2017年の秋だった。その1年後、…
2020年3月13日
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「論語」を知って分かる日本人の価値観の根源=加藤徹
歴史書の棚
中国史を学ぶと日本が分かる。「2500年前の古代中国なんて今の自分の生活に関係ないさ」と思う人は、守屋淳『「論語」がわかれ…
2020年3月13日
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『7つの階級 英国階級調査報告』 評者・浜矩子
Book Review
著者 マイク・サヴィジ(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授)ほか研究者グループ(共著者) 訳者 舩山むつみ 東洋経済…
2020年3月13日
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『リベラル・デモクラシーの現在 「ネオリベラル」と「イリベラル」のはざまで』 評者・高橋克秀
Book Review
著者 樋口陽一(日本学士院会員) 岩波新書 840円「人類普遍の原理」を脅かす政治手法と改憲論議に抗す 樋口陽一氏の『比較の…
2020年3月13日
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『近代家族の誕生』『世界を支配するベイズの定理』『アメリカ大統領選 勝負の分かれ目』『悪の脳科学』
話題の本
『近代家族の誕生』 大石茜著 藤原書店 2900円 新型コロナウイルスによって小・中・高校、さらには幼稚園まで閉鎖に追い込ま…
2020年3月13日
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映画 21世紀の資本 ピケティなど経済学者が続々 ドキュメンタリーと意外な相性=野島孝一
アートな時間
『週刊エコノミスト』で映画を紹介している身で言うのはおこがましいが、経済と映画は、あまり相性がよくない。一般的に経済は難しい…
2020年3月13日
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『日本のセーフティーネット格差 労働市場の変容と社会保険』 評者・柳川範之
Book Review
著者・酒井正(法政大学教授) 慶応義塾大学出版会 2700円複雑な社会保障問題を整理 「第二のセーフティーネット」提唱「国民…
2020年3月9日
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自宅マンションでも集団感染/37
不動産コンサル・長嶋修の一棟両断
世界は新型コロナウイルスの話題一色だ。私たちにできることは手洗いやうがいの励行、マスクの着用。あとは不要不急の外出を控える…
2020年3月9日
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『リブラの野望 破壊者か変革者か』 評者・平山賢一
Book Review
著者 藤井彰夫(日本経済新聞上級論説委員) 西村博之(日本経済新聞編集委員) 日本経済新聞出版社 850円制度疲労著しい金融…
2020年3月6日
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アメリカ 「文化盗用」論争に巻き込まれたベストセラー=冷泉彰彦
海外出版事情
女優のオプラ・ウィンフリー氏の主宰する「オプラ・ブッククラブ」は、アメリカの出版界における権威を確立して久しい。新刊書籍が…
2020年3月6日
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舞台 通し狂言 義経千本桜 三月、三大名作、主要三役 花形俳優・尾上菊之助が挑戦=小玉祥子
アートな時間
演技力と美しさを兼ね備えた花形俳優、尾上菊之助が、東京・国立劇場小劇場の「3月歌舞伎公演」で、「義経千本桜(よしつねせんぼ…
2020年3月6日
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『地経学とは何か』『グローバル・グリーン・ニューディール』『タカラヅカの謎』『モヤモヤの正体』
話題の本
『地経学とは何か』 船橋洋一著 文春新書 900円 軍事力ではなく、経済こそが争いの武器になってきた現代。地理的な環境をベー…
2020年3月6日
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映画 ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方=芝山幹郎
アートな時間
共生という繊細なダンス 不調和がもたらした調和 エコロジー、プラネット・アース、自然農法……ベーシックで、まっとうな考え方と…
2020年3月6日
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日本独自の哲学史を穏健・中正に論じる=今谷明
歴史書の棚
昨年春まで某大学で「日本文化史」の講義を担当したが、テーマに困った末、“日本学芸史”なるものをでっち上げて、古代から幕末に…
2020年3月6日
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ポピュリズム蔓延の現代 人権抑圧に向け警世の書=孫崎享
書評 読書日記
×月×日 日本の憲法学者では樋口陽一、長谷部恭男、小林節、愛敬(あいきょう)浩二、青井未帆氏らは頂点にいる人々である。この方…
2020年3月6日
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2月20~26日(ビジネス/ノンフィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス 1 採用ファースト経営 株式会社船井総合研究所HRD支援部 プレジデント社 1500円2 Think Smart…
2020年3月6日
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夫婦で行動するのを嫌う妻に参っています/24
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 夫婦で行動するのを嫌う妻に参っています A 自らが変わること。愛は持続する努力なしには得られない 来年結婚30周年を迎…
2020年3月2日
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政府の対応はなぜ後手に回るのか=毎日新聞「幻の科学技術立国」取材班無料記事
新型コロナ・パニック
コロナウイルスの感染拡大が懸念されています。 医師が必要と判断しても検査してもらえないといった事例が報告され、情報公開の…
2020年2月28日
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『秘密資金の戦後政党史』『2030年の第4次産業革命』『超限戦 21世紀の「新しい戦争」』『内戦と和平』
話題の本
『秘密資金の戦後政党史』 名越健郎著 新潮選書 1500円 冷戦時代、主要政党が超大国から秘密資金を受け取っていた。長年ソ連…
2020年2月28日
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『大学はもう死んでいる?トップユニバーシティーからの問題提起』 評者・将基面貴巳
Book Review
著者 苅谷剛彦(オックスフォード大学教授) 吉見俊哉(東京大学大学院教授) 集英社新書 900円知識伝達型から思考型へ 大学…
2020年2月28日
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著者に聞く 『日本のイスラーム 歴史・宗教・文化を読み解く』 著者・小村明子さん
書評
◆著者 小村明子さん(立教大学社会学部兼任講師)人は「文化」と一緒にやって来る 学び合い、ルールづくりを 観光ではなく、生…
2020年2月28日
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新型ウイルスの脅威の下 カミュの傑作『ペスト』を再読=本村凌二無料記事
歴史書の棚
歴史家の叙述は面白くないと難じられることがある。専門研究者として事実叙述は正確であっても、読者に感興を起こさせない。迫真あ…
2020年2月28日
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『危機と人類(上・下)』 評者・池内了
Book Review
著者 ジャレド・ダイアモンド(カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授) 訳者 小川敏子、川上純子 各1800円 日本経済新聞出…
2020年2月28日
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アマゾンジャパンが卸業務スタート=永江朗
出版業界事情
アマゾンジャパンが書店への卸業務を開始するというニュースが、出版界に衝撃を与えている。「ついにアマゾンが取り次ぎ業務に参入…
2020年2月28日
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映画 子どもたちをよろしく 傷つけ合う子どもたちを通して大人社会の「ゆがみ」問う=勝田友巳
アートな時間
いじめは、今のように大きな社会問題になる前から、映画のかっこうの題材だった。主人公が弱い立場に置かれていることの象徴だった…
2020年2月28日
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美術 生誕120年・没後100年 関根正二展=石川健次
アートな時間
20歳と2カ月で夭折した画家 あふれる鮮烈な色彩と幻想性 絵を見て妄想に耽(ふけ)るのが好きだ。気色悪いと自分でも思う。でも…
2020年2月28日
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よみがえる宇沢弘文 長男が見た宇沢弘文 宇沢達 「社会を理解し、変えるため」に父は数学を用い、理論を構築した
特集
私は父が米スタンフォード大学にいた1959年に生まれた。父が米シカゴ大学教授になったのは5歳のときで、経済学者を招いたホー…
2020年2月25日
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同期にライバル心があります。気持ちをどうコントロールすればいいですか/23
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 同期にライバル心があります。気持ちをどうコントロールすればいいですか A 悪い劣等感といい劣等感があり、いい劣等感は人…
2020年2月25日
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戦友が語る 宮本憲一 “新古典派経済学者・宇沢弘文”は『自動車の社会的費用』で変貌した
よみがえる宇沢弘文
私が公害に直面したのは1960年代初め、四日市で調査を始めたときだった。「東洋一の石油化学コンビナート」と称賛される陰で、…
2020年2月25日
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教え子が語る 雨宮正佳(日銀副総裁) 「経済や経済理論に対する姿勢は宇沢ゼミで訓練された」
よみがえる宇沢弘文
日銀の雨宮正佳副総裁に恩師を振り返ってもらった。(聞き手=佐々木実・ジャーナリスト/浜條元保・編集部)── なぜ、宇沢ゼミ…
2020年2月25日
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宇沢弘文の激白 ラーナーにとっての“ゴミ”がサミュエルソンの偉大な研究
よみがえる宇沢弘文
1961年にサミュエルソンが米国経済学会の会長講演をした時、いまでも強く印象に残っていることがある。会長講演は、ふつうは新…
2020年2月25日
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「環境」を分析できる理論に挑み続けた経済学者の遺言=佐々木実無料記事
よみがえる宇沢弘文
宇沢弘文の評伝『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』(講談社)の取材で青木昌彦氏に会ったのは、宇沢が世を去って1カ…
2020年2月24日
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韓国の不買運動はなぜいつも失敗するのか=澤田克己(毎日新聞外信部長)無料記事
「反日は幻想」
2019年の「徴用工問題」と「ホワイト国外し」に加え、書籍『反日種族主義』の大ヒットなど、日韓関係は大荒れの状態がつづいて…
2020年2月24日
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犯罪抑止、状況改善へ 論拠豊富に医療的接近=荻上チキ
書評 読書日記
×月×日 日本の刑法は〈懲罰主義〉に立っている。犯した罪に対して私刑を行うのではなく、国家権力が応報的な懲罰を代行するという…
2020年2月21日
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反知性主義横行の時代に投げかける実証研究=井上寿一
歴史書の棚
戦後進歩派知識人の代表と称される丸山眞男の日本政治思想史研究は、今日ではさまざまに批判されている。丸山の名を世に知らしめた…
2020年2月21日
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『女たちのシベリア抑留』『会社は誰のものか』『ほんのちょっと当事者』『五輪スタジアム』
話題の本
『女たちのシベリア抑留』 小柳ちひろ著 文藝春秋 1700円 終戦後に日本の軍人らが旧ソ連に多数連行された「シベリア抑留」。…
2020年2月21日
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舞台 こまつ座「きらめく星座」 忍び寄る戦争と庶民生活 言葉の力、輝く長台詞に注目=濱田元子
アートな時間
時代と人間を深く見つめ、機知とユーモアあふれる言葉でやさしく包み込んだ劇作家・井上ひさしが亡くなって、この4月で10年とな…
2020年2月21日
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映画 スウィング・キッズ 鮮やかなダンスと成長の陰で運命に翻弄される若者たち=寺脇研
アートな時間
タップダンスのシューズが並び、主人公2人の踊る躍動感が伝わってくる図柄のポスターといい、みごとな群舞場面が連続する予告編と…
2020年2月21日
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中国 贋作か盗作か? 出所不明の評論文=辻康吾
海外出版事情
ニューヨークに本社を置く『多維新聞(Duowei News)』は中文のネット・メディアとして世界最大、中国当局の息がかかっ…
2020年2月21日
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『大学改革の迷走』 評者・服部茂幸
Book Review
著者 佐藤郁哉(同志社大学教授) ちくま新書 1200円「経営ごっこ」が招いた混乱 大学に見る失敗の経営学 今、大学改革が病…
2020年2月21日
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『スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM』 評者・上川孝夫
Book Review
◆『スティグリッツ PROGRESSIVE(プログレッシブ) CAPITALISM(キャピタリズム)』著者 ジョセフ・E・…
2020年2月21日
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アイドルの追っかけをやっています。話せば変と思われないですか/22
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q アイドルの追っかけをやっています。話せば変と思われないですか A カミングアウトし、これもひとつの生き方と周囲に理解し…
2020年2月17日