東奔政走
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覇気見えぬ安倍首相の秋 「終活モード」か「死んだふり」か=平田崇浩
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良く言えば、肩の力が抜けた。うがった見方をすれば、長期政権の「終活」モードに入ったのかもしれない。そう思えるほどに安倍晋三…
2019年11月5日
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無派閥閣僚に透ける「スガ印」 権勢極めた菅氏の焦りと迷い=伊藤智永
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菅義偉官房長官は並外れた面倒見の良さに加え、気配りのこまやかさで相手に恩義と好印象を植え付ける名人である。菅グループに属す…
2019年10月28日
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「来年1月解散」の風 “安倍包囲網”をけん制か=高塚保
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夏の参院選が終わったばかりで、まだ厭戦(えんせん)気分が漂う永田町だが、にわかに「解散風」が吹き始めた。まだ微風ではあるが…
2019年10月21日
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永田町で広がる“反緊縮” 消費税巡り野党共闘に影=人羅格
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臨時国会の論戦が始まった。 改造人事を経て初の攻防だが、安倍晋三首相による所信表明演説は拍子抜けするほどあっさりしたものだ…
2019年10月15日
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「沖縄問題」をどう打開するか 試される河野防衛相の政治力=及川正也
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9月に発足した新しい安倍内閣で外相から横滑りした河野太郎防衛相が沖縄を訪問し、玉城デニー知事と会談した。密集した市街地にあ…
2019年10月7日
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“改憲シフト”と“禅譲路線”の矛盾 なおも摘めない「石破首相」の芽=平田崇浩
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「憲法改正シフト」と「禅譲路線」。いずれも9月の内閣改造・自民党役員人事を意義づけるのに欠かせないキーワードだろう。だが、今…
2019年9月30日
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「ポスト安倍」になれぬ進次郎氏 なお“岸田本命”のわけ=伊藤智永
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小泉進次郎環境相の抜てきで、参院選前から頭打ちだった内閣支持率は再び持ち直した。改造後の世論調査で小泉氏に「期待する」は7…
2019年9月24日
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遠のいた「ポスト安倍」の禅譲 “チャレンジ”なき岸田氏の求心力=高塚保
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安倍晋三首相は8月30日、自民党政調会長で岸田派を率いる岸田文雄氏と官邸で会談した。9月11日に行う内閣改造・自民党役員人…
2019年9月17日
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投票率「翔んで」埼玉制した野党 立憲・国民“統一会派”の先=人羅格
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暑さもやっと峠を越したようだ。政界の関心は秋の内閣改造・党役員人事にある。 外交は日韓関係の悪化に揺れるが、国内も政権に不…
2019年9月9日
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日米韓3カ国体制からの「離脱」 “コレグジット”が落とす影=及川正也
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韓国が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を8月22日に決め、大きな波紋を広げている。北朝鮮のミサイル発射に関…
2019年9月2日
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安倍外交にみる長期政権の閉塞感 「武器爆買い」でゆがむ装備体系=平田崇浩
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長期政権の晩期に入る閉塞(へいそく)感とでも言えようか。参院選の勝利後、たっぷり夏休みをとった安倍晋三首相は9月の内閣改造…
2019年8月26日
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「安倍・菅コンビ」で1人区3勝8敗 求心力維持に解散“やるやる政権”=伊藤智永
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論戦も投票率も低調だった参院選から約1カ月。政局が夏枯れの間に、選挙で示された長期政権の現状を再点検することは、秋以降の政…
2019年8月19日
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改憲推進の衆院解散カード 「年内」は参院選ツケで暗雲=高塚保
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安倍晋三首相の国政選挙6連勝で終わった今回の参院選。政権基盤は引き続き安定し、首相は宿願の憲法改正に向けた動きを強めるだろ…
2019年8月5日
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「4選」見えたが「改憲」遠く 参院選で抱えた首相のジレンマ=人羅格
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与野党どちらにも目立った追い風が吹かない中、自公が底堅く議席を積み上げた選挙だった。 参院選は与党が改選過半数を上回る71…
2019年7月29日
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イラン包囲網狙う米の有志連合 日本に突きつけた「リトマス紙」=及川正也
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中東情勢がにわかにきな臭くなってきた。原油輸送の海上交通の要衝・ホルムズ海峡の安全を確保する目的で米国が軍事的な有志連合の…
2019年7月22日
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「人口減少」と向き合わぬ参院選 改憲へ温存された「伝家の宝刀」=平田崇浩
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参院選の候補者応援で全国を飛び回る安倍晋三首相が演説で積極的に触れない問題に「人口減少」がある。日本の政治が直面する大きな…
2019年7月16日
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軍事負担求めるトランプ氏 安保改定発言に潜む「本音」=伊藤智永
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参院選へ安倍晋三首相が「世界のアベ」を印象づけるはずの主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)は、主役の座をトラン…
2019年7月8日
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「ベスト」な同日選を見送り 解散は最速で11~12月?=高塚保
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東京・飯田橋のホテルグランドパレス。読売新聞グループ本社の渡辺恒雄主筆がよく利用するホテルだ。6月17日夜、同ホテル内の日…
2019年7月1日
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「現状肯定」「将来不安」巡る攻防 老後資金問題が決戦の主戦場に=人羅格
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「老後に貯蓄2000万円が必要」との金融庁報告書をめぐる騒動は、12年前の参議院選挙で「消えた年金」が与党に与えたトラウマを…
2019年6月24日
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米イランの「仲介役」演じた賭け 四つの利点と引き換えのリスクも=及川正也
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安倍晋三首相のイラン訪問は、現職首相では1978年の福田赳夫首相以来、41年ぶりだ。米国とイランの緊張が高まり、世界に不安…
2019年6月17日
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「解散の大義」探しも最終幕 ヤマ場は「6・19」党首討論=平田崇浩
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「解散の大義」を探す安倍晋三首相の迷走劇に幕が下りようとしている。通常国会の会期末は6月26日。それまでに衆院を解散すれば、…
2019年6月10日
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トランプ氏来日に潜んだ解散風 大義探す政権に「渡りに船」か=伊藤智永
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トランプ米大統領の来日は、安倍晋三首相に衆院解散を促す「外圧」となるかもしれない。トランプ氏は来日中、立て続けにツイッター…
2019年6月3日
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米中貿易戦争の長期化が高めた衆参同日選のハードル=高塚保
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米中貿易戦争を世界で最も気をもみながら見ているトップリーダーの一人は安倍晋三首相だろう。株安・円高が進行すれば景気の先行き…
2019年5月27日
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「女性・女系天皇」の容認へ舵を切る選択肢が首相にあるか=人羅格
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「令和」改元を経て、後半国会が動きだした。首相が衆院解散を断行して衆参ダブル選挙に踏み切る流れが加速していくのか。与野党の関…
2019年5月20日
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トランプ氏への異様な「気配り」 安倍政権との「親密さ」は本物か=及川正也
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6月に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に向けて協力を要請するため、安倍晋三首相が訪米し、トランプ米大統…
2019年5月13日
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政権むしばむ“ソンタクロース” 改憲へ「同日選」唱える浅薄さ=平田崇浩
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「ソンタクロース」という言葉をネット上で見かけたのは2017年から18年にかけて、野党が国会で森友・加計問題を激しく追及して…
2019年5月7日
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二階幹事長の“お告げ”? 菅氏がポスト安倍に急浮上=前田浩智
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永田町には「魔物」が住んでいる。「次の権力者」の存在を間断なく探し、それをスターダムに押し上げる魔物である。「時の権力者」…
2019年4月22日
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「令和」効果に水差した塚田辞任 解散は年末年始まで警戒モード=佐藤千矢子
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4月1日に菅義偉官房長官が発表した新元号「令和」の政権浮揚効果は、安倍政権が予想していた以上のものがあったようだ。 直後の…
2019年4月15日
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安倍首相の自民総裁4選論は「令和」時代の世論に堪え得るか=人羅格
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天皇陛下の代替わりに伴う新元号が「令和」に決まった。 菅義偉官房長官が「平成」の際の小渕恵三官房長官(当時)と同様、記者会…
2019年4月8日
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対北朝鮮で日本の態度激変 参院選前に拉致問題の糸口探る=及川正也
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北朝鮮の核問題を巡って事実上決裂した2月の米朝首脳会談後、日米と北朝鮮にそれぞれ変化が生まれている。「核戦争」も暗喩する緊…
2019年4月1日
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「2人のトランプ」の外交戦略 日米貿易交渉へ「嵐の前の静けさ」=平田崇浩
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「2人のトランプ」が存在すると言われている。国内外の分断をあおる「奇人」ドナルド・トランプ氏と、超大国アメリカの国家戦略を体…
2019年3月25日
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「景気後退」に神経とがらす安倍政権 浮揚の焦点は「北朝鮮」=前田浩智
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安倍政権の本丸は景気である。集団的自衛権の行使容認も共謀罪も、昨年暮れの入管法改正の強行も、終わってみればどれも堀の外の出…
2019年3月18日
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二階幹事長「安倍4選」発言のウラ 日露にらみ「総総分離」の奇策も=佐藤千矢子
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安倍晋三首相の「自民党総裁4選」の可能性が議論を呼んでいる。 総裁任期は党則で「連続3期9年まで」と決まっており、3期目に…
2019年3月11日
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「吉田茂超え」でも視界不良 しぼむ衆参ダブル選挙説=人羅格
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何とも生臭い同期会だった。2月18日、安倍晋三首相らが出席して東京・白金台の中華料理店で行われた1993年初当選組による会…
2019年3月4日
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歴史認識が食い違う北方領土交渉 遠のく「6月大筋合意」=及川正也
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「北方領土の日」の2月7日、政府と元島民団体などが主催する毎年恒例の返還要求全国大会が東京都千代田区の国立劇場で開かれ、例年…
2019年2月25日
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自民党総裁任期「再延長」の臆測 レガシーづくりには時間がかかる=平田崇浩
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臆測めいた話から切り出すことをお許しいただきたい。最近の安倍晋三首相の言動を見ていると、どうにもにおうのだ。もしかしたら首…
2019年2月18日
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参院選「与党改選過半数」止まりなら、安倍1強は求心力低下で終幕か=前田浩智
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2019年も明けて1カ月が過ぎた。国会召集が1月28日と例年よりも遅く、長い冬眠状態が続いた反動なのか、政界関係者に会うと…
2019年2月12日
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統計不正で「消えた給付金」 参院選左右した年金問題と相似=佐藤千矢子
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通常国会が1月28日に召集され、6月26日まで150日間の会期がスタートした。 今年は、4月に統一地方選、4月30日に天皇…
2019年2月4日
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沖縄県「無力化」を仕掛ける政権 統一地方選は知事選構図に異変=人羅格
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東京・国立劇場で2月24日に開かれる天皇陛下在位30年を祝う記念式典で、沖縄出身の歌手、三浦大知さん(31)が歌唱を披露す…
2019年1月28日
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マティス更迭が東京2020に与える衝撃とは=及川正也
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新春早々、外務省の高官からこんな嘆きを聞いた。「マティス米国防長官となら日米地位協定の協議も動かせると思っていたのだが………
2019年1月21日
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今年前半は「外交の安倍」に専念 後半は憲法改正か、少子高齢化対策か=平田崇浩
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米国発の株安に東京市場が見舞われた1月4日、伊勢神宮を参拝し、年頭記者会見に臨んだ安倍晋三首相は意気軒昂(けんこう)だった…
2019年1月15日
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目先の対応に追われる政権 混沌とするポスト安倍戦線=前田浩智
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自民党総裁選(2018年9月)が終わって少ししたころ、同党中堅議員らとの会合で、「ポスト安倍」談義に花が咲き、古い一冊の本…
2019年1月7日
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なお消えない衆参同日選と改憲発議=佐藤千矢子
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単純労働分野でも外国人労働者の受け入れを事実上、可能にし、外国人労働者政策の大転換となる改正入管法。衆参法務委員会の審議時…
2018年12月25日
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「右を抑える」安倍戦略 進む国会の空洞化=人羅格
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「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が流行語大賞のトップ10入りした今年、ひときわボーっとしていたのは残念ながら国会だった。そう…
2018年12月17日
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日露交渉における「プーチンの壁」「トランプの壁」とは?=及川正也
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北方領土交渉が大きく前進するのではないか──。安倍晋三首相とプーチン露大統領は11月14日の会談で1956年の日ソ共同宣言…
2018年12月10日
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アベノミクス最優先が生んだスカスカ政策 「70歳年金」も「入管法改正」も=平田崇浩
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「全世代型社会保障って70歳年金のことだから。この政権は全てが先に結論ありき。全世代型の肉付けは全部これからですよ」 先日会…
2018年12月3日
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外国人材拡大「移民政策ではない」 人手不足対策に矮小化する政権=前田浩智
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第197臨時国会は、12月10日までの会期を延長することが避けられない見通しになっている。最大の焦点である「出入国管理及び…
2018年11月26日
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平成の国会改革の険しい道のり 思惑交錯は進次郎氏へのやっかみ?=佐藤千矢子
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第4次安倍改造内閣が発足して初の国会論戦となる臨時国会は、10月29日に高市早苗衆院議院運営委員長が国会改革の試案を突然発…
2018年11月19日
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憲法・消費税で試される立憲民主 「反安倍」頼みを脱却できるか=人羅格
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今臨時国会は、外国人労働者の受け入れを拡大する法案を巡る論戦が主役である。「人生100年時代」に向けたライフスタイル見直し…
2018年11月12日
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安保は棚上げ、経済協力で接近 日中の危うい「協調」路線=及川正也
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7年ぶりとなった日本の首相の中国公式訪問を印象付けたのは、人民大会堂(国会)で1000人を超える日中財界人が参加した「日中…
2018年11月5日