独眼経眼
掲載記事 269件
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米株式市場は金融相場から業績相場へ=渡辺浩志
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新型コロナウイルス禍でも、米国の主要株価指数は軒並み史上最高値圏にある。株価は1株当たり利益(EPS)と株価収益率(PER…
2021年1月2日
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ロックダウンでむしろ「在庫一掃」できた? 製造業の回復が思ったより早い意外な事情
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世界的に製造業の生産活動の回復が明確化してきた。11月のグローバル製造業PMI(購買担当者指数)は53・7と好不況の分岐点を…
2020年12月25日
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経済統計が示すコロナ不況の終わり=藻谷俊介
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新型コロナウイルスの感染者数が記録的高水準に達していることで、国内世論には悲観的ムードが漂っている。命の問題は言わずもがな…
2020年12月19日
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コロナ禍のいま地銀再編を進めると大惨事を招くかもしれない深い理由
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地銀再編の外堀が埋まってきた。11月27日に同一県内の地銀の統合を独占禁止法の適用除外とする合併特例法が施行されたほか、金融…
2020年12月13日
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コロナから立ち直った中国が「科学技術立国」を目指す理由
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景況感を表す財新・製造業PMI(購買担当者景気指数)は、10月は53・6と好不況の境目の50を大きく上回った。成長の原動力は…
2020年12月5日
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経済損失の小ささを喜べない日本=斎藤太郎
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2020年7〜9月期の日本の実質国内総生産(GDP)は前期比年率換算で21・4%増の高成長となったが、米国の33・1%、ユ…
2020年12月5日
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トランプもバイデンも反中は「ただのポーズ」? コロナと米中貿易戦争をよそに米中貿易が急回復しているワケ
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新型コロナウイルスは欧州を中心に猛威を振るっているが、英仏では感染にスローダウンの端緒がうかがえるようになった。緊急性の低い…
2020年11月28日
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日本株の底堅さは景気対策にあり=藤代宏一
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かつて「米国株が風邪をひくと、日本株は肺炎になる」とも言われたが、9月以降の日本株の底堅さには、目を見張るものがある。米国…
2020年11月7日
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労働市場に戻り始めた女性たち=斎藤太郎
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日本の労働力人口は2013年から7年連続で増加し、19年には6886万人と過去最高を更新した。人口そのものは08年、生産年…
2020年10月31日
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「世界対比で2カ月以上」日本経済の回復はなぜこんなにも遅れているのか……経営者がコロナの脅威を過剰に恐れてず判断ミスをしている?
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だが、高止まりは諸外国でも多かれ少なかれ見られており、今ではそれを前提に、生活や経済を折り合わせていくスキルが強く求められて…
2020年10月24日
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日米実質金利の低下が示唆するもの=愛宕伸康
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国際金融論に「実質金利均等化」という法則がある。 価格が完全に伸縮的な国際経済において経済が均衡している場合、「購買力平価…
2020年10月24日
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FRB疾走とECB追随の行き着く先=渡辺浩志
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米連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策の枠組みを変更し、2%超のインフレを許容することを決めた。9月の米連邦公開市場委員…
2020年10月17日
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特別定額給付金10万円という「麻薬」の効果は今年度限りであるワケ……リストラ・失業による所得減少が来年以降の日本経済を直撃する
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緊急事態宣言下で急激な落ち込みを記録した個人消費は、6月から持ち直している。緊急事態宣言の解除に伴うペントアップ需要(抑制…
2020年10月10日
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高まる米国経済の財政依存=藤代宏一
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米国の包括的景気対策の導入が遅れている。予算規模や内容を巡る共和党と民主党の隔たりが依然大きく、交渉は暗礁に乗り上げた状態…
2020年10月3日
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FRBの「平均物価目標」の狙いとリスク=愛宕伸康
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米連邦準備制度理事会(FRB)は8月27日、金融政策の中長期的な戦略に重要な変更を加えた。ポイントは2点ある。雇用最大化を…
2020年9月19日
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一律10万円給付の効果は絶大だった……コロナショックによる大恐慌到来の悪夢から日本経済は徐々に抜け出してきている
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新型コロナウイルスの感染第1波が終わり、企業の生産活動が徐々に再開された後も、一つの懸念が残っていた。それは雇用関連統計の回…
2020年9月17日
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同時進行する株高・金高の原動力=渡辺浩志
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金価格の上昇が続いている。その最大の要因は、財政・金融政策の協調(財政ファイナンス)による実質金利の低下にある。 コロナ禍…
2020年9月12日
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コロナで直面する日本政府の「資金不足」……民間が補えなければ日本は今後経常赤字に転落する
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アフターコロナの経済を考える上で直視すべき衝撃的なグラフを紹介しよう。部門別に見た「貯蓄投資バランス」である(図1)。 新…
2020年8月29日
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「じゃぶじゃぶ」の先のコロナバブル=藤代宏一
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世界的な大規模景気刺激策によって「じゃぶじゃぶ」にあふれ出てきたマネーが金融市場に向かっている、との指摘は多い。 ところで…
2020年8月29日
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年度内に潜在成長率はマイナスに=斎藤太郎
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日本経済は2019年度後半以降、消費税率引き上げや新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マクロ的な需給バランスが大きく悪化す…
2020年8月22日
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衝撃の事実…… 日本のコロナ対策の成績は「メキシコ並み」でしかなかった
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海外メディアの論調の逆輸入によって、「日本はコロナウイルス対応に比較的成功した国だ」という雰囲気を感じることがあるが、そん…
2020年8月6日
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欧州の国債大量購入と危険な株高=渡辺浩志
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米連邦準備制度理事会(FRB)はトランプ政権の財政出動に伴う金利上昇リスクに備え、イールドカーブ・コントロール(YCC)導…
2020年8月1日
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業況悪化でも緩めの貸し出し態度=藤代宏一
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日銀短観(6月調査)は、ほぼ全ての項目が悪化した。注目度の高い大企業製造業の業況判断指数(DI)はマイナス34に落ち込み、…
2020年7月18日
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休業者の動向が失業率を左右する=斎藤太郎
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2%台前半で推移していた日本の失業率は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛要請、緊急事態宣言を受けて、2020年3月から…
2020年7月11日
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歴史に学ぶ景気回復のタイミング=愛宕伸康
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2月下旬からコロナショックで暴落した日経平均株価とニューヨークダウ(ダウ工業株30種平均)は、3月下旬に切り返した後、2カ…
2020年7月4日
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「財政ファイナンス相場」が招く株高=渡辺浩志
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米国経済は悪化しているが、株価は上昇基調にある。コロナ禍での株高の原動力は何だろうか。 そもそも株価とは、企業収益(EPS…
2020年6月27日
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消費指数は5月を底に急反発=藻谷俊介
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4月の経済統計がほぼ出そろい、5月の統計も一部判明してきた。ちょうど緊急事態宣言の解除を挟んだ時期であり、数値もそのあたり…
2020年6月20日
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高失業率に反して増える米所得=藤代宏一
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日本経済回復の鍵を握るのは、新型コロナウイルスの感染状況は言わずもがな、海外からの追い風も不可欠である。そうした意味で、米…
2020年6月13日
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新たな生活様式が妨げる経済のV字回復=斎藤太郎
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4月7日に発令された緊急事態宣言が5月25日、解除された。日本経済は2月末の安倍首相による自粛要請を受けて3月に落ち込んだ…
2020年6月6日
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過剰流動性というコロナの副産物=愛宕伸康
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ポストコロナの経済を考える上で、気になる動きがある。マネーストックと、それを名目国内総生産(GDP)で割って算出される「マ…
2020年5月30日
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未曽有の金融緩和が生むバブル=渡辺浩志
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新型コロナウイルスの影響で、米国の経済指標は空前の悪化を示すが、株価(S&P500指数)は既に下落幅の6割を戻した。 株価…
2020年5月23日
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日本経済の生産減退はぎりぎりの水準=藻谷俊介
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新型コロナウイルス問題が日本経済に与えるインパクトが、統計を通じて次第に明らかになっている。 図1は鉱工業生産指数とその予…
2020年5月16日
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「ウィズコロナ」時代の到来で「サービスよりモノ消費」が復権する=藤代宏一(第一生命経済研究所主任エコノミスト)
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「BC(Before Corona、コロナ以前)」における2020年のメインテーマは、第5世代(5G)移動通信システムの本格…
2020年5月9日
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失業者100万人増加の恐れ=斎藤太郎
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政府が緊急事態宣言を発令したことで、今回の景気悪化がリーマン・ショック級になることは確実となった。筆者は実質国内総生産(G…
2020年4月25日
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中銀の政策は長短金利操作へと向かう=愛宕伸康
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オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3月18日、臨時の理事会を開き、新型コロナウイルスにより経済や金融システムが重…
2020年4月18日
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財政ファイナンスの効果と副作用=渡辺浩志
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本年初に始まった世界景気の回復は、新型コロナウイルスの感染拡大により腰折れした。感染抑止の隔離政策は経済活動を強制停止させ…
2020年4月11日
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中国経済データは前代未聞の急落=藻谷俊介
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新型コロナウイルスは決して致死性の高いものではないとはいうものの、拡散のスピードには、目まいを感じるほどの勢いがある。 3…
2020年4月4日
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失業保険申請急増で雇用統計に暗雲=藤代宏一
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目下、最も注目されているデータは新型コロナウイルスの感染者数である。 言うまでもなく、全世界の全ての経済活動は、何らかの形…
2020年3月28日
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感染拡大の影響は半年で3兆円超に=斎藤太郎
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中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染者数、死者数は2002〜03年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)をす…
2020年3月21日
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金融政策左右する物価の「勢い」に陰り=愛宕伸康
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新型コロナウイルスが市場で猛威を振るっている。世界各地に感染が広がり、景気への影響が意識され始めると、世界中で株価が急落。…
2020年3月14日
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中国の明暗分けるハイテク景気の波=渡辺浩志
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米中摩擦、香港デモ、新型肺炎。中国景気はさまざまなリスクにさらされている。だが、中国の企業景況感を表す「製造業PMI(購買…
2020年3月7日
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歴史が示唆するウイルス禍後の反動増=藻谷俊介
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このコラムで前回(2月4日号)は、中国の5G需要にけん引される形で日本の生産サイクルに上向き傾向が見られることから、「景気…
2020年2月29日
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日本株出遅れは街角景気を反映=藤代宏一
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暖冬で穏やかな陽気が続く日本列島だが、街角景気の肌寒さは厳しさを増している。 1月の景気ウオッチャー調査(調査期間は1月2…
2020年2月22日
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増税後の年齢別物価上昇率に格差=斎藤太郎
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消費者物価(生鮮食品を除く総合、コアCPI)上昇率は2019年10月の消費税率引き上げ後もゼロ%台の低水準で推移している。…
2020年2月15日
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金融政策枠組み見直しの年になるか=愛宕伸康
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スウェーデンの中央銀行であるスウェーデン国立銀行(リクスバンク)は2019年12月、家計債務残高の膨張や住宅価格の高騰とい…
2020年2月10日
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金融緩和で表れたバブルの予兆=渡辺浩志
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いま、世界経済は好転しつつあり、金融市場では「グレート・ローテーション」が起こると期待されている。すなわち、投資マネーが安…
2020年2月1日
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中国5G需要急伸で日本に恩恵=藻谷俊介
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実物経済は世界的に悪化、減速が続いている。米国の輸入数量が昨年9~11月の累計で5・2%も減少するなど、これまで筆者が警告…
2020年1月25日
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半導体独り勝ちの株価サイクル=藤代宏一
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シリコンサイクル(半導体の売り上げ循環)は、おおむね4年の周期(上昇2年・下降2年)を有することが知られている。今回も、ど…
2020年1月18日
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楽観的すぎる政府の経済見通し=斎藤太郎
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政府は2019年12月18日、20年度の経済見通しを閣議了解し、実質GDP成長率の見通しを1・4%とした。 景気は消費税率…
2020年1月11日
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米国経済回復1996年の再現なるか=愛宕伸康
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米国市場では、これまでと打って変わって、景気回復期待が高まっている。 2019年は、3月下旬に景気後退の予兆とされる長短金…
2020年1月4日