独眼経眼
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世界経済好転で優位に立つ日本株=渡辺浩志
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世界経済に好転の兆しが見えてきた。2018年初から世界の景況感を悪化させてきた半導体需要の不振は、約2年の周期的な調整局面…
2019年12月21日
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米株価上昇の陰で生産統計が悪化=藻谷俊介
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落としどころの見つからない米中協議。その裏で、世界の経済統計は着実に悪化し続けている。 最近のデータの中で特に筆者の目を引…
2019年12月14日
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製造業指標は見かけ上改善へ=藤代宏一
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目下、日本の製造業は半導体を中心に底打ちの兆候が認められる。半導体は次世代移動通信システム「5G」、モノのインターネット「…
2019年12月7日
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増税前駆け込み需要は前回の4割=斎藤太郎
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2019年7〜9月期の国内総生産(GDP)統計では、消費増税前の駆け込み需要を主因として個人消費が前期比0・4%の増加とな…
2019年11月30日
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日本は景気後退には陥っていない=愛宕伸康
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内閣府が今月、景気動向指数の9月の結果を公表した(図1)。基調判断は「悪化」に据え置かれた。3、4月に「悪化」となり、いっ…
2019年11月23日
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弊害見え始めた米国低金利=渡辺浩志
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米国の10年国債利回りは、昨秋の3・2%をピークに低下し、この8月には一時1・5%を割り込んだ。足元では1・9%前後まで戻…
2019年11月16日
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停戦は米国経済悪化を止められるか=藻谷俊介
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米中貿易戦争が、部分的とはいえ停戦のような状態になり、「早急に妥結しないと取り返しのつかないことになる」と警告してきた筆者…
2019年11月9日
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ISM製造業指数の不可解な弱さ=藤代宏一
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米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況感指数は、最も有名な米経済指標の一つである。「生産」「新規受注」を中心とす…
2019年11月2日
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高齢者1人当たり雇用者所得が増加=斎藤太郎
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企業の人手不足感が強まるなか、雇用者数は女性、高齢者を中心に増加している。雇用者数は2013年から18年までの6年間で43…
2019年10月26日
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土壇場駆け込みも影響は限定的=愛宕伸康
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消費税率が10%になる直前の9月30日、仕事を終えて最寄り駅へ向かうと、定期券売り場に長蛇の列。近くのスーパーをのぞくと、…
2019年10月19日
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悪性インフレは生じても大統領選後=渡辺浩志
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米国の対中制裁関税は、いずれ悪性インフレとなって米国に跳ね返るとの見方がある。米国は中国からの全ての輸入品に15~30%の…
2019年10月12日
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米株価堅調の陰に潜む「インフレ」=藻谷俊介
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世界経済が着実にスローダウンするなか、各国の株価は改めて底堅さを見せている。米中貿易戦争は段階化・細分化され、長期戦の様相…
2019年10月5日
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IT関連財の受注改善で日経平均反発=藤代宏一
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日本株投資の観点から注目すべきは、内閣府が公表する機械受注統計の機種別集計で「電子計算機等」の受注額が下げ止まっていること…
2019年9月28日
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低迷が続く家計の可処分所得=斎藤太郎
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8月9日に内閣府から2019年1~3月期までの家計可処分所得・家計貯蓄率四半期別速報が参考系列として公表された。 これまで…
2019年9月21日
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増税後価格の弾力化で下振れ小幅=愛宕伸康
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消費増税まで2週間余り。今のところ、さほど大きな駆け込み需要は生じていないようだ。2014年4月の前回、1997年4月の前…
2019年9月14日
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見えにくい米金利低下の副作用=渡辺浩志
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米中の関税報復合戦が再燃している。米国の株式は売られ、長期金利は低下しているが、これは前回、トランプ大統領が対中追加関税を…
2019年9月7日
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強気の米国株も本格調整はこれから=藻谷俊介
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トランプ米大統領が貿易戦争のギアを上げるたびに一旦は下落する米国株価だが、しばらくするとじわじわと上昇し、米国経済に対する…
2019年8月31日
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増税前の景気冷え込みで日本株出遅れ=藤代宏一
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日本列島が連日の猛暑に見舞われるなか、国内景気の肌寒さは厳しさを増している。人々が肌で感じる景気を示す消費者態度指数と景気ウ…
2019年8月24日
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消費増税前後は景気判断が困難に=斎藤太郎
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今年10月の消費税率10%への引き上げまで2カ月を切った。3月に景気動向指数の基調判断が「悪化」に下方修正され、5月には「…
2019年8月17日
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米長短金利逆転はうのみにできない=愛宕伸康
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米国では、短期金利が長期金利を上回ると1年後に景気後退が来ると言われている。このことは、次のように説明できる。 米国では景…
2019年8月3日
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米国の予防的利下げ2回で相場好転へ=渡辺浩志
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トランプ大統領の通商政策を巡る不透明感が世界経済に影を落としている。市場参加者は米国の景気悪化を予想し、その回避に向けて米…
2019年7月27日
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世界を巻き込む米中貿易戦争=藻谷俊介
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5月5日のトランプ米大統領のツイッターの書き込みにより再開した米中貿易戦争の影響が、いよいよ経済統計にその片りんを見せ始め…
2019年7月20日
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シリコンサイクルに明るい兆し=藤代宏一
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6月のグローバル製造業PMI(購買担当者景気指数、企業からみた景況感を示す経済指標)は49・4へと低下し、2012年夏以来…
2019年7月13日
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平均退職年齢はすでに70歳=斎藤太郎
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6月21日に閣議決定された「成長戦略実行計画」には、人生100年時代を見据えた70歳までの就業機会の確保が盛り込まれた。6…
2019年7月5日
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米国の雇用鈍化とインフレ期待低下=足立正道
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世界の金融市場は、米中貿易戦争を中心とする米国の通商政策と米連邦準備制度理事会(FRB)を中心とする中央銀行の動向に一喜一…
2019年6月29日
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米利下げで日銀緩和期待の高まりも=渡辺浩志
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トランプ大統領の無軌道な通商政策に金融市場が翻弄(ほんろう)されている。米中摩擦の長期化不可避の様相が強まるなか、関税問題…
2019年6月22日
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病の発見遅れるトランプ依存型相場=藻谷俊介
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最近の世界株価の推移を見ていると、中国株が底堅いのに対し、米国株はだらだらと下げてきている。このコラムでも昨年から、中国経…
2019年6月15日
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「デフレ脱却」4指標が総崩れ=藤代宏一
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2018年以降、実質国内総生産(GDP)成長率は減速傾向にあり、足元のトレンドはゼロ%台前半にある。19年1~3月期(5月…
2019年6月8日
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消費増税後に内外需総崩れのリスク=斎藤太郎
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5月20日に内閣府が公表した2019年1~3月期のGDP(国内総生産)1次速報では、実質GDPが前期比年率2.1%増となり…
2019年6月1日
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米中摩擦でセンチメント悪化に要警戒=足立正道
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米中間の貿易摩擦が再燃した。昨年から本格化した両国間のあつれき(新冷戦)は、11月末の首脳会談を経て停戦状態となっていたが…
2019年5月25日
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相関強まる米大統領支持率と株価=渡辺浩志
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米国の株価とトランプ大統領の支持率との連動性が高まってきた(図)。米国では家計金融資産の約半分を株式や投資信託が占めている…
2019年5月18日
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米中貿易戦争は米国に打撃=藻谷俊介
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米政府による関税引き上げ声明を受けて、米中協議に対する楽観的な見通しが後退している。2大国のメンツをかけたタフな交渉が続い…
2019年5月11日
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米国の過剰債務が逆回転する時=藤代宏一
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米連邦準備制度理事会(FRB)や国際通貨基金(IMF)が、米国のレバレッジド・ローン拡大と、社債市場において投資適格(IG…
2019年5月4日
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基調判断「悪化」でも景気後退に直結せず=斎藤太郎
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内閣府の「景気動向指数」では、1月のCI(コンポジット・インデックス、景気変動の大きさを示す)一致指数が前月差2.5ポイン…
2019年4月20日
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日銀短観が示すのは内需の底堅さ=足立正道
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4月1日公表の日銀短観をみると、注目度が高い大企業製造業の業況判断DIは昨年12月から7ポイント低下して12となった(図1…
2019年4月13日
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米国経済の起爆剤はそろってきた=渡辺浩志
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昨秋以降の米国の株安は、投資家・企業・家計の心理を大きく悪化させた。年末には景況感の悪化が極まり、米連邦準備制度理事会(F…
2019年4月6日
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春節で見誤る不況の亡霊=藻谷俊介
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3月18日に発表された日本の2月の貿易統計は、とても良好な内容だった。ただ、その報道に問題があり、機関投資家の間でもあまり…
2019年3月30日
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日銀REIT買い急減はETFへの布石=藤代宏一
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日銀のREIT(不動産投資信託)買い入れが急激に減少している(図)。2014月10月に買い入れ目標が年間900億円に設定さ…
2019年3月23日
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消費増税対策の恩恵は高所得者が大きい=斎藤太郎
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2019年10月に予定されている消費税率引き上げによる家計の負担額は、大規模な増税対策によって1997年度、14年度を大き…
2019年3月16日
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マイナス成長は1~3月期のみ=足立正道
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日本経済は2019年1~3月期に再び前期比マイナス成長に陥りそうである。最大の理由は、1月の鉱工業生産が季節調整済み前月比…
2019年3月9日
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シリコンサイクルと共に世界経済も反転=渡辺浩志
独眼経眼
世界経済の成長が減速している。その主因は、第一にシリコンサイクル(半導体需要の循環)の下降、第二に米中通商摩擦による世界貿…
2019年3月2日
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中国ショックは消えつつある=藻谷俊介
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1月初のアップル・ショックに続いて、1月17日には日本電産ショックが市場を襲った。最近は「ショック」がいささか乱用される感…
2019年2月22日
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米国の失業申請は景気後退のシグナル=藤代宏一
独眼経眼
米国の景気後退はいつ来るのか。2009年7月に景気拡大が始まってから丸10年が経過しようとしている今、市場関係者の関心はそ…
2019年2月16日
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10連休はGDPを押し下げる=斎藤太郎
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新天皇が即位する2019年5月1日とその前後が祝日となり、今年のゴールデンウイーク(GW)は10連休となることが決定した。…
2019年2月8日
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アジア経済の鈍化が日本企業を直撃=足立正道
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日本経済の命運を握る海外経済に対する懸念が高まっている。実際、日本銀行の展望リポートをみても、日本経済の見通しに対するリス…
2019年2月2日
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景気後退の回避策がバブルの芽に=渡辺浩志
独眼経眼
昨年末以降、米国の株価が軟調だ。急落の局面では、市場参加者から「バブル崩壊の始まり」あるいは「景気後退の予兆」との声も上が…
2019年1月26日
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何を今さらアップル・ショック=藻谷俊介
独眼経眼
アップルの株価は昨年10月から既に大きく下落していたので低下は限定的だったが、米経済への過大評価がすぼみ、為替市場が大きく…
2019年1月19日
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地銀が赤字でも日銀が利上げしない理由=藤代宏一
独眼経眼
金融緩和の副作用に対処するために日銀が金融政策を修正するとの見方がある。ここでいう副作用とは、低金利によって貸し出し利ざや…
2019年1月12日
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過剰な増税対策は景気の谷を深める=斎藤太郎
独眼経眼
政府は、2019年10月に予定されている消費税率の引き上げが経済に影響を及ぼさないよう政策を総動員する方針だ。具体的な対策…
2018年12月29日
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米国の景気後退への警戒はまだ過大=足立正道
独眼経眼
米国の景気後退に対する警戒が強まっている。米国のイールドカーブ(債券の償還期間が長いほど利回りが上昇する関係を示した曲線)…
2018年12月22日