独眼経眼
掲載記事 289件
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未曽有の金融緩和が生むバブル=渡辺浩志
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新型コロナウイルスの影響で、米国の経済指標は空前の悪化を示すが、株価(S&P500指数)は既に下落幅の6割を戻した。 株価…
2020年5月23日
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日本経済の生産減退はぎりぎりの水準=藻谷俊介
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新型コロナウイルス問題が日本経済に与えるインパクトが、統計を通じて次第に明らかになっている。 図1は鉱工業生産指数とその予…
2020年5月16日
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「ウィズコロナ」時代の到来で「サービスよりモノ消費」が復権する=藤代宏一(第一生命経済研究所主任エコノミスト)
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「BC(Before Corona、コロナ以前)」における2020年のメインテーマは、第5世代(5G)移動通信システムの本格…
2020年5月9日
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失業者100万人増加の恐れ=斎藤太郎
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政府が緊急事態宣言を発令したことで、今回の景気悪化がリーマン・ショック級になることは確実となった。筆者は実質国内総生産(G…
2020年4月25日
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中銀の政策は長短金利操作へと向かう=愛宕伸康
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オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3月18日、臨時の理事会を開き、新型コロナウイルスにより経済や金融システムが重…
2020年4月18日
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財政ファイナンスの効果と副作用=渡辺浩志
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本年初に始まった世界景気の回復は、新型コロナウイルスの感染拡大により腰折れした。感染抑止の隔離政策は経済活動を強制停止させ…
2020年4月11日
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中国経済データは前代未聞の急落=藻谷俊介
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新型コロナウイルスは決して致死性の高いものではないとはいうものの、拡散のスピードには、目まいを感じるほどの勢いがある。 3…
2020年4月4日
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失業保険申請急増で雇用統計に暗雲=藤代宏一
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目下、最も注目されているデータは新型コロナウイルスの感染者数である。 言うまでもなく、全世界の全ての経済活動は、何らかの形…
2020年3月28日
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感染拡大の影響は半年で3兆円超に=斎藤太郎
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中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染者数、死者数は2002〜03年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)をす…
2020年3月21日
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金融政策左右する物価の「勢い」に陰り=愛宕伸康
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新型コロナウイルスが市場で猛威を振るっている。世界各地に感染が広がり、景気への影響が意識され始めると、世界中で株価が急落。…
2020年3月14日
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中国の明暗分けるハイテク景気の波=渡辺浩志
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米中摩擦、香港デモ、新型肺炎。中国景気はさまざまなリスクにさらされている。だが、中国の企業景況感を表す「製造業PMI(購買…
2020年3月7日
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歴史が示唆するウイルス禍後の反動増=藻谷俊介
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このコラムで前回(2月4日号)は、中国の5G需要にけん引される形で日本の生産サイクルに上向き傾向が見られることから、「景気…
2020年2月29日
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日本株出遅れは街角景気を反映=藤代宏一
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暖冬で穏やかな陽気が続く日本列島だが、街角景気の肌寒さは厳しさを増している。 1月の景気ウオッチャー調査(調査期間は1月2…
2020年2月22日
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増税後の年齢別物価上昇率に格差=斎藤太郎
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消費者物価(生鮮食品を除く総合、コアCPI)上昇率は2019年10月の消費税率引き上げ後もゼロ%台の低水準で推移している。…
2020年2月15日
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金融政策枠組み見直しの年になるか=愛宕伸康
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スウェーデンの中央銀行であるスウェーデン国立銀行(リクスバンク)は2019年12月、家計債務残高の膨張や住宅価格の高騰とい…
2020年2月10日
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金融緩和で表れたバブルの予兆=渡辺浩志
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いま、世界経済は好転しつつあり、金融市場では「グレート・ローテーション」が起こると期待されている。すなわち、投資マネーが安…
2020年2月1日
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中国5G需要急伸で日本に恩恵=藻谷俊介
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実物経済は世界的に悪化、減速が続いている。米国の輸入数量が昨年9~11月の累計で5・2%も減少するなど、これまで筆者が警告…
2020年1月25日
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半導体独り勝ちの株価サイクル=藤代宏一
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シリコンサイクル(半導体の売り上げ循環)は、おおむね4年の周期(上昇2年・下降2年)を有することが知られている。今回も、ど…
2020年1月18日
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楽観的すぎる政府の経済見通し=斎藤太郎
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政府は2019年12月18日、20年度の経済見通しを閣議了解し、実質GDP成長率の見通しを1・4%とした。 景気は消費税率…
2020年1月11日
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米国経済回復1996年の再現なるか=愛宕伸康
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米国市場では、これまでと打って変わって、景気回復期待が高まっている。 2019年は、3月下旬に景気後退の予兆とされる長短金…
2020年1月4日
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世界経済好転で優位に立つ日本株=渡辺浩志
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世界経済に好転の兆しが見えてきた。2018年初から世界の景況感を悪化させてきた半導体需要の不振は、約2年の周期的な調整局面…
2019年12月21日
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米株価上昇の陰で生産統計が悪化=藻谷俊介
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落としどころの見つからない米中協議。その裏で、世界の経済統計は着実に悪化し続けている。 最近のデータの中で特に筆者の目を引…
2019年12月14日
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製造業指標は見かけ上改善へ=藤代宏一
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目下、日本の製造業は半導体を中心に底打ちの兆候が認められる。半導体は次世代移動通信システム「5G」、モノのインターネット「…
2019年12月7日
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増税前駆け込み需要は前回の4割=斎藤太郎
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2019年7〜9月期の国内総生産(GDP)統計では、消費増税前の駆け込み需要を主因として個人消費が前期比0・4%の増加とな…
2019年11月30日
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日本は景気後退には陥っていない=愛宕伸康
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内閣府が今月、景気動向指数の9月の結果を公表した(図1)。基調判断は「悪化」に据え置かれた。3、4月に「悪化」となり、いっ…
2019年11月23日
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弊害見え始めた米国低金利=渡辺浩志
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米国の10年国債利回りは、昨秋の3・2%をピークに低下し、この8月には一時1・5%を割り込んだ。足元では1・9%前後まで戻…
2019年11月16日
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停戦は米国経済悪化を止められるか=藻谷俊介
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米中貿易戦争が、部分的とはいえ停戦のような状態になり、「早急に妥結しないと取り返しのつかないことになる」と警告してきた筆者…
2019年11月9日
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ISM製造業指数の不可解な弱さ=藤代宏一
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米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況感指数は、最も有名な米経済指標の一つである。「生産」「新規受注」を中心とす…
2019年11月2日
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高齢者1人当たり雇用者所得が増加=斎藤太郎
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企業の人手不足感が強まるなか、雇用者数は女性、高齢者を中心に増加している。雇用者数は2013年から18年までの6年間で43…
2019年10月26日
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土壇場駆け込みも影響は限定的=愛宕伸康
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消費税率が10%になる直前の9月30日、仕事を終えて最寄り駅へ向かうと、定期券売り場に長蛇の列。近くのスーパーをのぞくと、…
2019年10月19日
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悪性インフレは生じても大統領選後=渡辺浩志
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米国の対中制裁関税は、いずれ悪性インフレとなって米国に跳ね返るとの見方がある。米国は中国からの全ての輸入品に15~30%の…
2019年10月12日
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米株価堅調の陰に潜む「インフレ」=藻谷俊介
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世界経済が着実にスローダウンするなか、各国の株価は改めて底堅さを見せている。米中貿易戦争は段階化・細分化され、長期戦の様相…
2019年10月5日
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IT関連財の受注改善で日経平均反発=藤代宏一
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日本株投資の観点から注目すべきは、内閣府が公表する機械受注統計の機種別集計で「電子計算機等」の受注額が下げ止まっていること…
2019年9月28日
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低迷が続く家計の可処分所得=斎藤太郎
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8月9日に内閣府から2019年1~3月期までの家計可処分所得・家計貯蓄率四半期別速報が参考系列として公表された。 これまで…
2019年9月21日
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増税後価格の弾力化で下振れ小幅=愛宕伸康
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消費増税まで2週間余り。今のところ、さほど大きな駆け込み需要は生じていないようだ。2014年4月の前回、1997年4月の前…
2019年9月14日
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見えにくい米金利低下の副作用=渡辺浩志
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米中の関税報復合戦が再燃している。米国の株式は売られ、長期金利は低下しているが、これは前回、トランプ大統領が対中追加関税を…
2019年9月7日
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強気の米国株も本格調整はこれから=藻谷俊介
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トランプ米大統領が貿易戦争のギアを上げるたびに一旦は下落する米国株価だが、しばらくするとじわじわと上昇し、米国経済に対する…
2019年8月31日
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増税前の景気冷え込みで日本株出遅れ=藤代宏一
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日本列島が連日の猛暑に見舞われるなか、国内景気の肌寒さは厳しさを増している。人々が肌で感じる景気を示す消費者態度指数と景気ウ…
2019年8月24日
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消費増税前後は景気判断が困難に=斎藤太郎
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今年10月の消費税率10%への引き上げまで2カ月を切った。3月に景気動向指数の基調判断が「悪化」に下方修正され、5月には「…
2019年8月17日
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米長短金利逆転はうのみにできない=愛宕伸康
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米国では、短期金利が長期金利を上回ると1年後に景気後退が来ると言われている。このことは、次のように説明できる。 米国では景…
2019年8月3日
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米国の予防的利下げ2回で相場好転へ=渡辺浩志
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トランプ大統領の通商政策を巡る不透明感が世界経済に影を落としている。市場参加者は米国の景気悪化を予想し、その回避に向けて米…
2019年7月27日
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世界を巻き込む米中貿易戦争=藻谷俊介
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5月5日のトランプ米大統領のツイッターの書き込みにより再開した米中貿易戦争の影響が、いよいよ経済統計にその片りんを見せ始め…
2019年7月20日
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シリコンサイクルに明るい兆し=藤代宏一
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6月のグローバル製造業PMI(購買担当者景気指数、企業からみた景況感を示す経済指標)は49・4へと低下し、2012年夏以来…
2019年7月13日
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平均退職年齢はすでに70歳=斎藤太郎
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6月21日に閣議決定された「成長戦略実行計画」には、人生100年時代を見据えた70歳までの就業機会の確保が盛り込まれた。6…
2019年7月5日
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米国の雇用鈍化とインフレ期待低下=足立正道
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世界の金融市場は、米中貿易戦争を中心とする米国の通商政策と米連邦準備制度理事会(FRB)を中心とする中央銀行の動向に一喜一…
2019年6月29日
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米利下げで日銀緩和期待の高まりも=渡辺浩志
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トランプ大統領の無軌道な通商政策に金融市場が翻弄(ほんろう)されている。米中摩擦の長期化不可避の様相が強まるなか、関税問題…
2019年6月22日
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病の発見遅れるトランプ依存型相場=藻谷俊介
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最近の世界株価の推移を見ていると、中国株が底堅いのに対し、米国株はだらだらと下げてきている。このコラムでも昨年から、中国経…
2019年6月15日
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「デフレ脱却」4指標が総崩れ=藤代宏一
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2018年以降、実質国内総生産(GDP)成長率は減速傾向にあり、足元のトレンドはゼロ%台前半にある。19年1~3月期(5月…
2019年6月8日
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消費増税後に内外需総崩れのリスク=斎藤太郎
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5月20日に内閣府が公表した2019年1~3月期のGDP(国内総生産)1次速報では、実質GDPが前期比年率2.1%増となり…
2019年6月1日
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米中摩擦でセンチメント悪化に要警戒=足立正道
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米中間の貿易摩擦が再燃した。昨年から本格化した両国間のあつれき(新冷戦)は、11月末の首脳会談を経て停戦状態となっていたが…
2019年5月25日