独眼経眼
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日銀を政策修正に踏み切らせる「価格転嫁」の波 藤代宏一
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今年は、日銀の政策修正に注目が集まる。政策修正にあたり、その「理由」になり得るのは、企業の価格設定スタンスの変化であろう。…
2023年1月20日
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インバウンドの完全復帰は一体いつになるのか 斎藤太郎
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新型コロナウイルスの影響でほぼ消失していたインバウンド需要が、ここにきて急回復している。 日本政府観光局(JNTO)によれ…
2023年1月13日
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イールドカーブ・コントロールを上手に使って景気後退に備える法 愛宕伸康
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日本銀行は2022年12月の金融政策決定会合(MPM)で、10年金利の許容変動幅をプラスマイナス0.25%から0.5%に拡…
2023年1月6日
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市場の利下げ期待に冷や水浴びせるFRB 渡辺浩志
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長引く高インフレを退治すべく、米連邦準備制度理事会(FRB)は、急ピッチで利上げを行っている。 2022年12月の会合では…
2022年12月22日
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マクロ経済で説明できない世界生産の伸び悩み状態 藻谷俊介
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昨今の世界金融市場の世論を見ると、インフレを過大評価する傾向は修正されてきたが、不況に対する懸念はますます増大する傾向にあ…
2022年12月16日
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半導体関連の出荷・在庫バランスに明るい兆し=藤代宏一
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日本の10月の鉱工業生産は前月比マイナス2.6%と2カ月連続の減産であった。生産は、大きく見れば自動車生産の回復によって水…
2022年12月9日
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賃上げ機運高まるも、物価上げ幅を下回る公算大 斎藤太郎
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名目賃金は増加傾向が続いているが、消費者物価上昇率が大きく高まったため、2022年4月以降は実質賃金の伸びがマイナスとなっ…
2022年12月2日
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FRBが直面する「インフレ抑制か雇用維持か」という究極の選択 愛宕伸康
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ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は11月9日、スイス・チューリヒで行った講演で同連銀のアンケート結果を引き合いに出し、「…
2022年11月25日
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欧州経済を袋小路に追い込む「ロシア産エネルギー依存」という病理 渡辺浩志
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欧州経済が窮地に陥っている。10月の消費者物価指数は前年比10.7%上昇と、統計開始以来の最高値を記録した。ウクライナ危機…
2022年11月18日
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戦場に近い欧州でインフレが止まらない 藻谷俊介
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米連銀は11月2日に再び大幅な利上げを決定したが、各国の金融市場は既につけたピークを超える動きは見せていない。長期金利は頭…
2022年11月11日
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米で家賃上昇が鈍化 FRB「軟化」の日は近い 藤代宏一
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世界を揺るがす米国の高インフレに、ようやく沈静化の兆しがみえてきた。 そう言い切れるのは、消費者物価指数(CPI)において…
2022年11月4日
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「3%物価上昇」31年前との大きな落差=斎藤太郎
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2022年9月の消費者物価(生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は、上昇率が前月から0.2ポイント拡大し、前年比3.0%と…
2022年10月28日
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FRBが覚悟する「ITバブル崩壊後」並みの景気後退 愛宕伸康
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米連邦準備制度理事会(FRB)は9月20、21日の公開市場委員会(FOMC)で予想通り0.75%の利上げを決めた。政策金利…
2022年10月21日
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サービス物価が上がる米国と上がらない日本=渡辺浩志
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商品市況が下落している。ウクライナ危機や異常気象などの供給制約を考えれば、鉱物資源や食料などの下値は堅そうだ。また、この冬…
2022年10月14日
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米「利上げやり過ぎ」の結末が心配になる経済指標の危険な兆候=藻谷俊介
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6月中旬以降、インフレ後の世界を織り込む形で各国の長期金利は低下し、株価は上昇した。ところが8月下旬から米連邦準備制度理事…
2022年10月7日
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「日本株圧勝」は大企業製造業の堅調と賃金上昇が支えている 藤代宏一
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9月20日時点で日本株は米国株に圧勝している。米国株(S&P500)が年初来18.2%の下落であるのに対し、日本株(日経平…
2022年9月30日
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輸出に日本経済の「けん引役」を期待してはいけない=斎藤太郎
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世界経済は、新型コロナウイルスの影響で2020年に急減速した後、21年は高成長を記録したが、ここにきて減速傾向が鮮明となっ…
2022年9月22日
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「物価認識」は同じでも日米でこうも異なる金利政策=愛宕伸康
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日本も「物価安定が脅かされている」=愛宕伸康 8月「ジャクソンホール会議」でのパウエル・米連邦準備制度理事会(FRB)議長の…
2022年9月8日
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世界景気を映し出す「銅金レシオ」は2016年の谷に似る=渡辺浩志
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世界景気の現状把握には、企業景況感を表す購買担当者景気指数(グローバル総合PMI)が使われることが多い。だが近年、この指標…
2022年9月2日
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「中国経済失速」報道は“木を見て森を見ず”の典型である=藻谷俊介
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過去3回の当コラムで、リアルタイムで見たインフレは減速してきていること、景気は良好でインフレは吸収可能であることなど、悲観…
2022年8月26日
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FRBの楽観を打ち消す「需給バランス崩壊」の兆候=藤代宏一
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「需給バランスの崩壊」が示唆する景気後退の足音=藤代宏一 代表的な経済指標の一つである米サプライマネジメント協会(ISM)の…
2022年8月19日
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物価高を補って余りある「過剰貯蓄」の強さ=斎藤太郎
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物価高負担を上回る「過剰貯蓄」=斎藤太郎 2022年6月の消費者物価(生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比2・2%だ…
2022年8月8日
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マネーが増えても物価が動かない日本の摩訶不思議=愛宕伸康
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もしかすると我々は、世界の常識に当てはまらない、極めてまれな国に住んでいるのかもしれない。この国の物価は、いくらマネーが増…
2022年7月28日
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景気後退は起きるのか 米株価の不気味な停滞が示唆するもの=渡辺浩志
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景気後退を警戒する市場と楽観のFRB=渡辺浩志 金融市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めによって米国が景気…
2022年7月21日
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黒田総裁が説明を怠ったインフレと賃金の「リアル」=藻谷俊介
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所得増で「吸収可能」なインフレ=藻谷俊介 景気の先行きをめぐり、市場では今なお神経質な展開が続いている。こんな時こそデータの…
2022年7月14日
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機械受注は「過去最高」でも鈍化懸念=藤代宏一
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日本株を予想するうえで筆者が重視しているのは、工作機械受注統計(日本工作機械工業会)である。 工作機械業界は、決して大きく…
2022年7月7日
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賃金は実はそれほど上がっていなかった=斎藤太郎
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「名目賃金上昇」の落とし穴=斎藤太郎 原油高・円安の影響に伴う物価上昇が、家計の実質所得を大きく押し下げている。 毎月勤労統…
2022年7月1日
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賃金の名目上昇率2%ではインフレ目標2%が無理な理由=愛宕伸康
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「2%目標」を金科玉条とすべきではない=愛宕伸康 6月10日に米財務省から「為替報告書」が公表された。2018年4月同様、日…
2022年6月25日
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年内にも1ドル=135円を超えるだろう=渡辺浩志
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円安の行方を決める米金利=渡辺浩志 2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まると、供給制約への不安から原油や天然ガス、穀物な…
2022年6月18日
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年初からのサプライズをやり過ごし、景気は緩やかな改善基調=藻谷俊介
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したたかな日本経済とインフレの頭打ち=藻谷俊介 前回までは、ウクライナ戦争によるインフレや資源争奪戦、円安、中国のロックダウ…
2022年6月11日
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米国の「インフレ終息」の兆候はこれだけある=藤代宏一
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米消費者物価は鈍化まで秒読み=藤代宏一 米国では、4月の消費者物価上昇率がプラス8・3%に達するなど、インフレが猛威を振るっ…
2022年6月4日
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円安は日本経済へのメリットが依然として大きい=斎藤太郎
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誇張されすぎている「悪い円安」=斎藤太郎 足元で、大幅な円安・ドル高が進行している。円安にはメリットとデメリットの両面がある…
2022年5月28日
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日本の10年金利の“本来の姿”を計算してみた=愛宕伸康
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0.25%の長期金利 “本来の姿”は1%近傍=愛宕伸康 3月に利上げを開始した米連邦準備制度理事会(FRB)は、5月3~4日…
2022年5月21日
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米の「逆イールド」恐れるに足らず いま最も注視すべき指標とは=渡辺浩志
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米連邦準備制度理事会(FRB)は、高インフレへの警戒から、3月に利上げに踏み切った。今後は速いペースで金融引き締めを進め、…
2022年5月14日
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国際商品の上振れから予測する「消費者物価指数4%」の現実味=藻谷俊介
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日本のインフレ率は最大でも4%=藻谷俊介 本誌4月5日号のこのコラムで、次のように記した。メインシナリオであった中国経済再加…
2022年5月7日
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「悪い円安」が庶民の家計を苦しめても5月の決算発表では「業績上振れ銘柄」が続出する=藤代宏一
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「悪い円安」でも株式に恩恵=藤代宏一 巷間話題となっている「悪い円安」。それに反論するかのように、日本銀行(黒田東彦総裁)は…
2022年4月23日
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人手が増えるのもつかの間 行動制限のたびに縮む個人消費=斎藤太郎
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行動制限のたびに縮む個人消費=斎藤太郎 2021年10~12月期の個人消費(GDP統計)は、前期比2・4%の高い伸びとなった…
2022年4月16日
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FRBのタカ派姿勢の影響は「長短金利スプレッド」だけでは判断できない=愛宕伸康
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「長短金利差」では利上げの影響を判断できない=愛宕伸康 3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0・25%の利上げに踏み切っ…
2022年4月9日
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「インフレはコントロールできる」 人々がそう信じている間はインフレは怖くない=渡辺浩志
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市場がFRBに期待する「インフレ制御の力量」=渡辺浩志 好調な景気(需要)と新型コロナウイルス禍による供給制約が重なり、米国…
2022年4月2日
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予測不可能な時代にすべきこと 改めて「ウクライナ侵攻前夜」に立ち返って考える=藻谷俊介
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「ウクライナ侵攻前夜」の経済好循環=藻谷俊介 中国経済の再加速によって、世界経済が再びある程度の勢いを取り戻すというシナリオ…
2022年3月26日
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原油価格高騰でも米国では「金融引き締めの大合唱が終わる」と言い切れる理由=藤代宏一
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米経済指標にみるインフレ沈静化の兆し=藤代宏一 原油価格の急騰をよそに、直近で発表された米経済指標は米国におけるインフレ沈静…
2022年3月19日
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物価上昇でますます貧する「賃金を上げられない」日本=斎藤太郎
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インフレ下で求められる賃金ベア=斎藤太郎 名目賃金が低い伸びにとどまる中で、消費者物価が上昇に転じたため、実質賃金上昇率はマ…
2022年3月12日
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米国の「高インフレ」が一筋縄ではいかない理由=愛宕伸康
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米国の物価上昇をけん引する「家賃」=愛宕伸康 米国のインフレ加速が止まらない。1月の消費者物価指数(CPI)の伸びは、総合指…
2022年3月5日
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あんぐり開いた日米株価の「ワニの口」と政治不信の密接な関係=渡辺浩志
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日米株価の開きの原因は「政治不信」にあり=渡辺浩志 新型コロナウイルス禍を受けて急落した日米株価は、ともに回復したが、米国株…
2022年2月26日
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「ショック」から戻った株価は「10合目」で停滞し、やがて下山する=藻谷俊介
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ショックから回復も伸び悩む株価=藻谷俊介 世界全体の新型コロナウイルス新規感染者数は1月24日をピークに減少に転じ、金融市場…
2022年2月19日
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景気後退のシグナル「米長短金利差逆転」の現実味=藤代宏一
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米長短金利差縮小と景気後退の足音=藤代宏一 1月に入り、世界の株価は大幅に下落した。投資家が米連邦準備制度理事会(FRB)の…
2022年2月12日
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もしインフレ率が2%になっても長続きはしないと考える理由=斎藤太郎
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消費者物価2%が現実になっても持続はしない=斎藤太郎 「消費者物価2%」がいよいよ現実味を帯びてきた。 資源価格の高騰を受け…
2022年2月5日
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日銀をやきもきさせる4月の消費者物価指数「2%台」の現実味=愛宕伸康
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日銀も注視する4月の消費者物価指数=愛宕伸康 今年の日本銀行の政策運営を占う上での注目は4月の消費者物価指数(CPI)だ。と…
2022年1月29日
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「金利上昇に強いバリュー株」の通説を覆すグロース株の強さの理由=渡辺浩志
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長短金利差ゼロでも続く景気拡大と株高=渡辺浩志 米国では景気(需要)が回復する一方、部品や労働力の供給制約が続き、在庫不足や…
2022年1月22日
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世界経済の好発進にさお差すオミクロン株と収束後に待ち受ける「引き締め地獄」=藻谷俊介
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好発進の世界経済に二つのリスク=藻谷俊介 昨年11月下旬に執筆した前回の記事(2021年12月14日号)で、中国経済に低迷脱…
2022年1月15日