学者が斬る・視点争点
掲載記事 265件
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資材調達部門もイノベーションを生む 岸本太一
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企業のイノベーション(技術革新)を主導するのは開発や営業の担当者とは限らない。資材調達の担当者が主導する場合もある。主導者…
2024年4月22日
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令和のたばこ事情㊦加熱式にも健康リスク? 吉岡貴史
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前回は、現代日本でシェアを伸ばしつつある加熱式たばこを紹介した。今回は加熱式が普及した要因と、加熱式が抱える問題を解説する…
2024年4月8日
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データが示す「教職は不人気」のウソ 北條雅一
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近年、教員採用試験の倍率が低下している。理由は教職が不人気だからか。データを詳細に見ると決してそうでないことが分かる。教員…
2024年4月1日
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線引き難しいGDPの「生産の境界」問題 田原慎二
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GDP統計において把握が困難なものを数値化するコスト積み上げ方式と帰属計算。算出する「境界」は時代とともに移り変わる。問わ…
2024年3月25日
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東北地方で急低下する合計出生率 松浦司
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1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計出生率は「西高東低」だ。背景には労働環境などさまざまな要因がある。20~24歳女性…
2024年3月11日
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模倣品を味方に変える競争戦略 岸本太一
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外国企業による模倣品攻勢に脅威を感じる日本企業は多い。しかし、その脅威は戦略次第で機会に変わる場合がある。脅威は戦略次第で…
2024年3月4日
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教員不足は子どもの学力にも影響 北條雅一
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日本の公立の小・中学校では慢性的に教員が不足している。それは、子どもたちの学力にも悪影響を及ぼしている。非正規教員に頼るこ…
2024年2月26日
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令和のたばこ事情㊤紙から加熱式へ 吉岡貴史
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たばこはアルコールと並ぶ代表的な嗜好(しこう)品だ。「加熱式」などの新型たばこに触れながら、令和の喫煙事情を2回に分けて読…
2024年2月13日
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算出方法で見え方も変わる実質GDP 田原慎二
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実質GDPの算出方式を変えてみる。すると、世間で言われていた景気とは違う姿が見えてくることがある。経済指標は公表値の特質踏…
2024年2月5日
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少子化が政策課題にならなかった三つの理由と理解しておくべき六つの論点 松浦司
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日本最大の課題である少子化問題を議論する際には、「リプロダクティブ・ライツ」をはじめ、六つの論点がある。少子化対策と並行し…
2024年1月29日
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日本の中間管理職が失敗する原因 岸本太一
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日本のミドルマネジャー(中間管理職)は経営学を座学で学んだ経験が乏しい。ミドルが引き起こす失敗の原因の一つというべきだろう…
2024年1月15日
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日本の教師が世界一長く働く理由 北條雅一
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少子化により、学校で教師が受け持つ児童生徒の数は相対的に減ったが、仕事量はほとんど減っていない。それはなぜなのか。多様化・…
2024年1月4日
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ストロング系高アルコール飲料からみえる飲酒事情 吉岡貴史
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医療制度や健康問題を経済手法で分析する医療経済学が発展してきた。そのエビデンスに触れながら、医療や健康の諸問題を検証する。…
2023年12月18日
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ゲーム理論で考えるふるさと納税 小林航
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「ふるさと納税」では各自治体が返礼品について最適な選択をしているにもかかわらず、「悪い競争」になる傾向がある。「返礼品競争」…
2023年12月11日
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再エネの変動を受け止める電力市場 杉本康太
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天気により発電量が変わる再エネの活用へ、その変動を受け止める調整力市場が大きな役割を果たしている。広域需給調整はコスト削減…
2023年11月27日
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スポーツの技術革新の本質 成塚拓真
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走り高跳びやバスケットボールなど、技術革新が起きて競技の仕方が大きく変わった例がある。囲碁AIがスポーツ界に波及 スポーツ…
2023年11月13日
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化学産業のESG対応を評価する キーリー・アレクサンダー竜太
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日本の化学産業は、鉄鋼に次いで温室効果ガスの排出量が多い。ESGについてより踏み込んだ対応が必要で、具体例も紹介する。社内…
2023年11月6日
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三島由紀夫「豊饒の海」と、数理ファイナンス 山田俊皓
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戦後日本文学を代表する三島由紀夫と、数理ファイナンス。意外な組み合わせだが、実は大きな共通性がある。三島の『豊饒の海』を読…
2023年10月30日
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再考が求められる学校給食無償化 小林航
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経済学の観点から学校給食の無償化について考える。全額税負担はかえって格差を拡大させる 学校給食にかかる費用は、誰が負担する…
2023年10月23日
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電力連系線ルール改革は経済効果が大きかった 杉本康太
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電力会社間を結ぶ送電線(連系線)への間接オークションの全面導入により、競争原理が働き、電力価格低下や取引量拡大に寄与した可…
2023年10月16日
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チームスポーツの“つながり” 成塚拓真
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選手同士の複雑な相互作用からサッカーの「パターン」を得るにはネットワークの視点が役立つ。サッカーは感染症と似ている「野球が…
2023年10月2日
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“そのESG投資は本物か”を数値で示す キーリー・アレクサンダー竜太
学者が斬る・視点争点
ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みは、企業のパフォーマンスにどれだけプラスに働くのだろうか。論文や市場データの評…
2023年9月25日
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「商経法社」の一橋大がデータサイエンス教育を始めた意義 山田俊皓
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AIやビッグデータを学ぶ「データサイエンス学部」を新設する動きが、各大学で広がっている。「検索」より仕組みの理解重要 20…
2023年9月11日
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果たして地方税は偏在しているのか? 小林航
学者が斬る・視点争点
全国知事会議の議論が注目された地方税の偏在是正。真の問題はどこにあるのか。財政力を測る適切な指標の開発こそ必要 地方自治体…
2023年9月4日
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新規参入者を締め出す先着優先ルール 杉本康太
学者が斬る・視点争点
日本卸電力取引所の前日市場で、既存事業者が優先的な地位を利用し、新規参入者を電力取引から締め出していた可能性が浮上している…
2023年8月28日
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スポーツのランダム性に潜む法則について 成塚拓真
学者が斬る・視点争点
サッカーの得点分布を解析すると、「店への来客数」「放射性元素の崩壊数」と共通の法則があると分かる。「統計法則」が選手を支配…
2023年8月21日
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ESGは企業価値にプラスなのか キーリー・アレクサンダー竜太
学者が斬る・視点争点
ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みは、企業のパフォーマンスにどれだけプラスに働くのだろうか。論文や市場データの評…
2023年8月7日
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古寺で金融研究 京都ラボの挑戦 山田俊皓
学者が斬る・視点争点
欧米では、ロンドンやニューヨークといった金融街に拠点を持たない資産運用会社が多い。京都の古寺から金融研究の情報を発信する「…
2023年7月31日
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検証求められる農地の集積・集約 小林航
学者が斬る・視点争点
農地の集約化を目指してきた政府。4月から始めた新たな取り組みについて分析、検証する。市町村に農業の「地域計画」と「目標地図…
2023年7月24日
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EUは送電会社の独立を厳しい規制で確保している 杉本康太
学者が斬る・視点争点
欧州では送電会社の独立性を確保するため、法的分離に付随し、さまざまな行為規制を課している。日欧の「行為規制」に大きな差異 …
2023年7月10日
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スポーツとサイエンスの関係性 成塚拓真
学者が斬る・視点争点
ルールが生み出すスポーツの「面白さ」と「複雑さ」を理解すれば、スポーツとサイエンスの関係性が分かる。そもそもスポーツとは何…
2023年7月3日
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SDGsへの貢献が期待される「グリーンボンド」とは キーリー・アレクサンダー竜太
学者が斬る・視点争点
持続可能な開発目標(SDGs)に役立てるための資金調達手段「グリーンボンド」が拡大している。ただ、お金の使い道が偏っている…
2023年6月19日
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深層学習は金融技術にも革命をもたらす 山田俊皓
学者が斬る・視点争点
深層学習を金融分野でも活用する動きが広がっている。人間の職業が奪われるといった「AI脅威論」は誤解が多い。AIで職は消滅せ…
2023年6月12日
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脱炭素に不可避な「二重の外部性」をGX債で解決する 小林航
学者が斬る・視点争点
政府が新たに発行するGX経済移行債(GX債)。どのような狙いから発行されるのか。国債で前借りする財源で脱炭素技術を革新 政…
2023年6月5日
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発送電分離は再エネ導入にプラスか 杉本康太
学者が斬る・視点争点
発送電分離が再エネ導入に有意な効果があることが、計量経済学を用いた分析で明らかになった。「機能分離」に風力発電を増やす可能…
2023年5月29日
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スポーツの“データ革命” 成塚拓真
学者が斬る・視点争点
ボールや靴にセンサーを仕込み、スポーツのデータを取得する技術が進化している。AIがスポーツ選手を超える日 スポーツデータの…
2023年5月15日
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サプライチェーンのESG基準強化 キーリー・アレクサンダー竜太
学者が斬る・視点争点
企業行動に関するESG(環境・社会・ガバナンス)の規制強化が進んでいる。特に欧州で先進的な動きが見られる。人権侵害リスクの…
2023年5月8日
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「リスクを移転」する金融工学の今後 山田俊皓
学者が斬る・視点争点
ファイナンス理論では、将来のリスクを回避するには相応のコストがかかる。AT1債もそうした理論に基づいて価格付けされていた。…
2023年4月24日
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都市農業に住民の呼び込みを 小口広太
学者が斬る・視点争点
援農ボランティアに支えられる都市農業。だが、住民と農業とのつながりは、まだまだ希薄だ。希薄なつながり 縮まらぬ距離 201…
2023年4月17日
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DR(需要応答)で電力不足を克服する 杜依濛
学者が斬る・視点争点
電力不足に対応するために、デマンドレスポンス(需要応答)の活用が注目されている。IoT活用の需要制御が普及のカギ 2011…
2023年4月3日
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政策設計のカギは消費者目線 村上佳世
学者が斬る・視点争点
自由な選択で「つかう責任」を果たせるか。消費者目線で環境や資源を巡る問題を考える。価格か品質表示か 問題の質と人間の特性を…
2023年3月27日
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人権や教育を含む人的資本の軽視が企業価値を損なう 馬奈木俊介
学者が斬る・視点争点
気候変動対策で普及が進むEVだが、電池に使われるレアメタル採掘で児童労働が問題視されている。EV普及は脱炭素と児童労働助長…
2023年3月20日
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Z世代社員を理解することは企業を変革させること 上原渉
学者が斬る・視点争点
人手不足解消には若手世代の離職抑制も大事だ。彼らへの理解は新しい組織作りのヒントになる。DX化は世代を超えた組織改革・成果…
2023年3月13日
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担い手を育てて都市農業を未来へ 小口広太
学者が斬る・視点争点
存在価値が見直されている都市農業。守り、未来につなげるには、どうしたらいいのか。減少食い止める制度設計の議論を 1950年…
2023年3月6日
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再エネの普及で広がる再エネ発電の“出力抑制” 杜依濛
学者が斬る・視点争点
太陽光発電の拡大に「余剰電力の有効活用」が必要とされている。細かな需給調整の市場整備を 日本の菅義偉政権は2020年10月、…
2023年2月27日
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消費者が電力を「由来」で選ぶ時代 村上佳世
学者が斬る・視点争点
脱炭素を再生可能エネルギーで目指すなら、消費者はどのくらいの負担増を受け入れるのか。原子力より再エネを嗜好 東日本大震災と福…
2023年2月20日
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投資や需要を喚起する企業の「ESG」 馬奈木俊介
学者が斬る・視点争点
ESG重視の投資人気などもあり、企業におけるESGの重要性が高まっている。日英などのフェアトレード活況 企業におけるESG…
2023年2月13日
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日本文化の非日常性が薄れ、海外進出は転換期に 上原渉
学者が斬る・視点争点
海外での日本文化が「非日常経験」ではなくなった今、「日本発」の依存だけでは競争に勝てない。現地文化との「融合」「創発」へ …
2023年2月6日
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好循環生む学校給食への地場有機農産物の供給 小口広太
学者が斬る・視点争点
長年の取り組みにもかかわらず、日本で有機農業は広がっていない。推進の鍵を握るのは学校給食だ。地域の魅力高めて農業も振興 日…
2023年1月30日
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ドイツの卸電力市場で価格高騰が発生した事情 杜依濛
学者が斬る・視点争点
2021年、ドイツで電力価格が記録的に上昇した。ガス価格の高騰と石炭火力への逆戻りが背景だ。「風吹かず発電量低下」が電力価格…
2023年1月23日