学者が斬る・視点争点
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「痛みをともなう改革」はなぜ「詐欺の疑いあり」なのか?=(田中琢真・滋賀大学大学院データサイエンス研究科准教授)
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「悪化は好転の兆し」にだまされるな「この政策は一時的に失業が増える。だが後々、必ず成長率が上がる。痛みに耐えよう」。構造改革…
2020年4月27日
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働き方改革で問われる仕事の意味=石山恒貴
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積極的に自らの役割の創造を 新型コロナウイルスの脅威に、私たちのあり方の根源的な見直しが迫られている。こうした時期だからこそ…
2020年4月20日
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政治に振り回されないデータ共有=渡辺真理子
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専門家プラットフォームが機能 中国の専制体制は、感染症の危機対応に向いているのではないか──。今回の新型コロナウイルスへの対…
2020年4月13日
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中間層に冷たい財政が招く分断=茂住政一郎・横浜国立大学准教授
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薄い受益感 他者への不信招く 日本において、平均的な所得階層であり、政治的多数派かつ主たる財源負担者である中間層の衰退が懸念…
2020年4月6日
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プラットフォーム企業生む“DX”=立本博文
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鍵は企業間のオープンな関係 「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉をよく聞くようになった。DXは「デジタル技…
2020年3月30日
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新型コロナの「感染爆発」は「人脈が広い人」によって起きる=田中琢真(滋賀大学大学院データサイエンス研究科准教授)
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工場操業停止も感染症的に広がる 新型コロナウイルスの世界的流行が続いている。日本でも感染者の発生が相次ぎ、収束が見通せない。…
2020年3月23日
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仕事への熱意が低い日本=石山恒貴
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社員の自己決定権限の拡大を 仕事への熱意を表す「エンゲージメント」という考え方が注目されている。ただし、エンゲージメントとい…
2020年3月16日
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新型肺炎と「中央集権のジレンマ」=渡辺真理子
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“空白の20日間”で初動遅れ 中国疾病予防管理センター(CCDC)のデータによれば、新型肺炎の感染症例が最初に確認されたのは…
2020年3月9日
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政労使協調で非正規待遇改善を=島村玲雄
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蘭では三者「痛み分け」奏功 2020年4月より「同一労働同一賃金」が開始され、日本でも正規雇用労働者と、派遣やパートなどの非…
2020年3月2日
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暗号資産が少額決済を可能に=小川健
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海外送金システムで商機広がる 1曲10円の曲や1話10円の漫画をネット上で購入するのに、現金書留やクレジットカードで支払うの…
2020年2月25日
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在職老齢年金制度は廃止せよ=塚崎公義
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70歳まで働く意欲を削ぐな「在職老齢年金」という制度がある。公的年金を受給できる人が、働いて高い収入を得ると、受け取る年金が…
2020年2月17日
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地域創生へ「自立」と「連携」=金藤正直
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持続可能な成長へ多面的評価を 国内の人口減少と地域経済の縮小が大きな課題となっている。政府は2014年末、これらを解決するた…
2020年2月10日
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「ムラ社会」から「市場原理」へ=石田潤一郎
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日本企業が変われる余地は大きい 経済学は、有限で希少な資源の配分について考える学問分野だ。ここで言う資源とは基本的に、人材か…
2020年2月3日
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格差是正に給付付き税額控除=島村玲雄
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所得再分配のあり方議論を 今日の経済構造では所得階層が二極化し、非正規労働やシングルマザー、若年層の貧困が社会問題化する一方…
2020年1月27日
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英国「離脱後」、日本は食糧援助を=小川健
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日英FTA締結への弾みにも 昨年12月、英国下院選挙でジョンソン首相率いる保守党が過半数を占め、離脱協定案に基づく欧州連合(…
2020年1月20日
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財政再建は相続税の大増税で=塚崎公義
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「世代内不公平」解消にも効果的 日本の財政赤字は、対国内総生産(GDP)比で237%。これは、財政破綻が懸念されているギリシ…
2020年1月14日
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SDGs経営を効果的に進めるには=金藤正直
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戦略マップをもとに業績評価 2015年9月に国連サミットでSDGsが採択されて約4年が過ぎた。SDGsでは、地球上の「誰一人…
2020年1月6日
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新卒依存の採用から脱却を=石田潤一郎
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「寛容」な環境が起業を促す バブル崩壊以降、日本経済の停滞が続いている。長期低迷の原因は複合的で、何か一つの要因に帰すること…
2019年12月23日
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応益原則逸脱のふるさと納税=島村玲雄
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詳しくはこちら税収減穴埋め原資には国税も ふるさと納税による寄付総額は増加の一途をたどるが、ゆがんだ政策となってはいないだろ…
2019年12月16日
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日欧EPAで崩れる食の国産信仰=小川健
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環境技術で「後発の利益」つかめ 食べ物の安全性を最優先に考える消費者が商品を産地で選ぶとしたら、どこが一番良いのか。国産、米…
2019年12月9日
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「ROE重視」経営のリスク=塚崎公義
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「会社は誰のものか」という議論が日本で盛んに行われたのは、小泉純一郎政権の前後であった。当時は「グローバル・スタンダード」と…
2019年12月2日
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食品ロス、連携し「面」で解決=金藤正直
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削減推進法制定も後押しに 日本では、まだ食べられるにもかかわらず、売れ残り、包装袋の傷、食べ残し、見た目や形の悪さ、賞味期限…
2019年11月25日
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「テレビ」が生き残るには=石田潤一郎
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課金コンテンツの比率高めよ IT革命の影響はほぼ全ての産業に及ぶが、その中でも今後最も大きな影響を受ける可能性があるのがテレ…
2019年11月18日
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教育機会確保は無償化では不十分=島村玲雄
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増加する不就学の外国籍の子 文部科学省が9月27日に公表した「外国人の子供の就学状況等調査結果」(速報、調査基準日5月1日)…
2019年11月11日
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「水産エコラベル」浸透しない日本=小川健
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東京五輪では国内基準を採用 水産資源の枯渇が叫ばれて久しい。日本でもなじみの深い太平洋クロマグロやニホンウナギは既に絶滅危惧…
2019年11月5日
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人手不足解消する最低賃金引き上げ=塚崎公義
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“労働の値段”を「均衡賃金」に 人手不足が日本経済の大きな課題として取り上げられるようになってから久しい。 安倍晋三政権は労…
2019年10月28日
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「健康経営」の評価システム必要=金藤正直
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「戦略マップ」で活動を可視化 日本の高齢化率の高まりは今後もしばらく続き、世界で最も高くなることが内閣府の「高齢社会白書」(…
2019年10月21日
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“女性活躍”阻む幼保無償化=石田潤一郎
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急ぐべきは保育士の待遇改善 今年6月の総務省の労働力調査で、女性の就業者数が初めて3000万人を超えた(図)。家電や外食産業…
2019年10月15日
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海外ルーツ生徒の教育充実を=島村玲雄
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自治体への財源保障は必須 近年、観光客としてだけでなく労働者としての外国人の流入が増加し、日本社会も多くの外国人が生活する社…
2019年10月7日
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「消費増税で財政健全化」に疑問=塚崎公義
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10月に消費税率が10%に引き上げられる。消費税率引き上げの理由について、財務省は「財政健全化と全世代型社会保障を実現する…
2019年9月24日
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「農と食の連携」が根付くには=金藤正直
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コーディネーターの役割が鍵に 日本では2005年以降、地域の農業と食品産業が連携して、新たな製品の開発や販路開拓、地域ブラン…
2019年9月17日
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「ノルマ」をうまく使うには=石田潤一郎
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多数の目でオープンな評価を 先日発覚したかんぽ生命の不適切契約問題は、多くの人に衝撃を与えた。直接の引き金となったのは、郵便…
2019年9月9日
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デンマーク、特定地域に移民集中=倉地真太郎
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周辺地域と分断、地域間格差も 法務省によれば、2018年6月末時点での在留外国人数は、263万人を超え、過去最高を記録した。…
2019年9月2日
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トップ営業マンに共通の特徴とは=稲水伸行
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決定的な違いは商談前の事前準備「営業」という職種は、従事する人の数が多く、それだけ人々と接する機会も多い。この「営業」という…
2019年8月26日
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長寿化社会こそ流動的な労働市場=宮本弘暁
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「適材適所」で働き続ける仕組みを 2018年の日本人の平均寿命は、女性が87・32歳、男性が81・25歳で、いずれも過去最高…
2019年8月19日
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人口減少時代の管理会計の役割=高橋賢
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既存ツール活用し利益最大化 固定費の管理と削減は、企業にとって長らく課題となってきた。この問題は不況期において企業経営への圧…
2019年8月5日
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経済成長がなければ人間は生きていくことができない=小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)
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環境・資源の制約なく「成長」は可能か 地球環境や人間世界の持続性を考えるとき、経済成長が現代社会の目標として我々のコンセンサ…
2019年7月29日
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成長持続の条件は産業の淘汰=堀井亮
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好対照の日本の戦後と平成 現代の経済成長は産業革命から始まった。米国では1870年ごろから1人当たりの実質所得、つまり豊かさ…
2019年7月22日
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「脱炭素」税制、デンマークの苦悶=倉地真太郎
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90年代奏功、00年代に意見対立 内閣府が2016年に実施した「地球温暖化対策に関する世論調査」によれば、環境問題に関心があ…
2019年7月16日
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サイボウズに見る働き方の教訓=稲水伸行
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詳しくはこちら低離職率を支える社員目線の制度 近年の「働き方改革」の流れを受け、企業などでは多様な働き方の実現が喫緊の課題と…
2019年7月8日
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女性が活躍する機会の拡大が成長に=宮本弘暁
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性別によらない機会の公平性確保を 世界が取り組むべき大きな課題として、女性のエンパワーメント(活躍機会の拡大など)の促進があ…
2019年7月1日
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産業振興は「補助金改革」から=高橋賢
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管理会計で補助金事業の点数化を 地域経済の自律的発展を目指した取り組みの一つとして「産業クラスター」の形成がある。産業クラス…
2019年6月24日
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「認知症患者の資産180兆円」はリスクマネー投資に有効活用すべき=小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)
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タワーマンションは建て替え可能か 日本の経済社会の長期的な持続性を考える上で、重要性を増す二つの政策課題を考えたい。どちらも…
2019年6月17日
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AIの統計的推定が生む「差別」=堀井亮
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性別、人種のデータで傾向を「学習」 銀行の与信判断、社員採用、マーケティングといったホワイトカラーの仕事が人工知能(AI)に…
2019年6月10日
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デンマークの少子化克服策に学べ=倉地真太郎
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子育て層以外の税制も充実 世界経済フォーラムによるジェンダー格差の度合いを示す「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数(201…
2019年6月3日
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創造性高めるオフィスの新形態=稲水伸行
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“自由席化”と“多機能な空間”が必要 働き方改革が叫ばれる中、働く場所であるオフィスも様変わりしつつある。 近年、オフィスの…
2019年5月27日
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成果型賃金導入も働き方改革=宮本弘暁
学者が斬る・視点争点
流動性高い労働市場の整備も 働き方改革関連法が4月から施行され、企業側に対し、従業員の残業時間の上限規制や最低5日間の年次有…
2019年5月20日
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岐路に立つ日本的管理会計=高橋賢
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企業独自の「ガラパゴス化」 我が国が世界に誇る高速鉄道、新幹線。単にスピードが速い、ということだけでいえば、世界には新幹線よ…
2019年5月13日
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「国の借金=民間貯蓄」が成り立つのは「プライマリーバランス黒字」が条件=小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)
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現在は、家計の金融資産すなわち貯蓄が約1800兆円ある一方で、国と地方の長期債務残高は1100兆円余りだから、国内の家計貯…
2019年5月7日
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技術革新を潰す時代遅れの規制=堀井亮
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日本ではできないライドシェア 3月29日、米ナスダック市場に大型ベンチャー企業が上場した。米国とカナダで配車サービスを展開す…
2019年4月22日