学者が斬る・視点争点
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「ROE重視」経営のリスク=塚崎公義
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「会社は誰のものか」という議論が日本で盛んに行われたのは、小泉純一郎政権の前後であった。当時は「グローバル・スタンダード」と…
2019年12月2日
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食品ロス、連携し「面」で解決=金藤正直
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削減推進法制定も後押しに 日本では、まだ食べられるにもかかわらず、売れ残り、包装袋の傷、食べ残し、見た目や形の悪さ、賞味期限…
2019年11月25日
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「テレビ」が生き残るには=石田潤一郎
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課金コンテンツの比率高めよ IT革命の影響はほぼ全ての産業に及ぶが、その中でも今後最も大きな影響を受ける可能性があるのがテレ…
2019年11月18日
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教育機会確保は無償化では不十分=島村玲雄
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増加する不就学の外国籍の子 文部科学省が9月27日に公表した「外国人の子供の就学状況等調査結果」(速報、調査基準日5月1日)…
2019年11月11日
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「水産エコラベル」浸透しない日本=小川健
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東京五輪では国内基準を採用 水産資源の枯渇が叫ばれて久しい。日本でもなじみの深い太平洋クロマグロやニホンウナギは既に絶滅危惧…
2019年11月5日
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人手不足解消する最低賃金引き上げ=塚崎公義
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“労働の値段”を「均衡賃金」に 人手不足が日本経済の大きな課題として取り上げられるようになってから久しい。 安倍晋三政権は労…
2019年10月28日
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「健康経営」の評価システム必要=金藤正直
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「戦略マップ」で活動を可視化 日本の高齢化率の高まりは今後もしばらく続き、世界で最も高くなることが内閣府の「高齢社会白書」(…
2019年10月21日
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“女性活躍”阻む幼保無償化=石田潤一郎
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急ぐべきは保育士の待遇改善 今年6月の総務省の労働力調査で、女性の就業者数が初めて3000万人を超えた(図)。家電や外食産業…
2019年10月15日
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海外ルーツ生徒の教育充実を=島村玲雄
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自治体への財源保障は必須 近年、観光客としてだけでなく労働者としての外国人の流入が増加し、日本社会も多くの外国人が生活する社…
2019年10月7日
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「消費増税で財政健全化」に疑問=塚崎公義
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10月に消費税率が10%に引き上げられる。消費税率引き上げの理由について、財務省は「財政健全化と全世代型社会保障を実現する…
2019年9月24日
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「農と食の連携」が根付くには=金藤正直
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コーディネーターの役割が鍵に 日本では2005年以降、地域の農業と食品産業が連携して、新たな製品の開発や販路開拓、地域ブラン…
2019年9月17日
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「ノルマ」をうまく使うには=石田潤一郎
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多数の目でオープンな評価を 先日発覚したかんぽ生命の不適切契約問題は、多くの人に衝撃を与えた。直接の引き金となったのは、郵便…
2019年9月9日
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デンマーク、特定地域に移民集中=倉地真太郎
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周辺地域と分断、地域間格差も 法務省によれば、2018年6月末時点での在留外国人数は、263万人を超え、過去最高を記録した。…
2019年9月2日
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トップ営業マンに共通の特徴とは=稲水伸行
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決定的な違いは商談前の事前準備「営業」という職種は、従事する人の数が多く、それだけ人々と接する機会も多い。この「営業」という…
2019年8月26日
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長寿化社会こそ流動的な労働市場=宮本弘暁
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「適材適所」で働き続ける仕組みを 2018年の日本人の平均寿命は、女性が87・32歳、男性が81・25歳で、いずれも過去最高…
2019年8月19日
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人口減少時代の管理会計の役割=高橋賢
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既存ツール活用し利益最大化 固定費の管理と削減は、企業にとって長らく課題となってきた。この問題は不況期において企業経営への圧…
2019年8月5日
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経済成長がなければ人間は生きていくことができない=小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)
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環境・資源の制約なく「成長」は可能か 地球環境や人間世界の持続性を考えるとき、経済成長が現代社会の目標として我々のコンセンサ…
2019年7月29日
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成長持続の条件は産業の淘汰=堀井亮
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好対照の日本の戦後と平成 現代の経済成長は産業革命から始まった。米国では1870年ごろから1人当たりの実質所得、つまり豊かさ…
2019年7月22日
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「脱炭素」税制、デンマークの苦悶=倉地真太郎
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90年代奏功、00年代に意見対立 内閣府が2016年に実施した「地球温暖化対策に関する世論調査」によれば、環境問題に関心があ…
2019年7月16日
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サイボウズに見る働き方の教訓=稲水伸行
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詳しくはこちら低離職率を支える社員目線の制度 近年の「働き方改革」の流れを受け、企業などでは多様な働き方の実現が喫緊の課題と…
2019年7月8日
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女性が活躍する機会の拡大が成長に=宮本弘暁
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性別によらない機会の公平性確保を 世界が取り組むべき大きな課題として、女性のエンパワーメント(活躍機会の拡大など)の促進があ…
2019年7月1日
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産業振興は「補助金改革」から=高橋賢
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管理会計で補助金事業の点数化を 地域経済の自律的発展を目指した取り組みの一つとして「産業クラスター」の形成がある。産業クラス…
2019年6月24日
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「認知症患者の資産180兆円」はリスクマネー投資に有効活用すべき=小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)
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タワーマンションは建て替え可能か 日本の経済社会の長期的な持続性を考える上で、重要性を増す二つの政策課題を考えたい。どちらも…
2019年6月17日
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AIの統計的推定が生む「差別」=堀井亮
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性別、人種のデータで傾向を「学習」 銀行の与信判断、社員採用、マーケティングといったホワイトカラーの仕事が人工知能(AI)に…
2019年6月10日
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デンマークの少子化克服策に学べ=倉地真太郎
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子育て層以外の税制も充実 世界経済フォーラムによるジェンダー格差の度合いを示す「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数(201…
2019年6月3日
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創造性高めるオフィスの新形態=稲水伸行
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“自由席化”と“多機能な空間”が必要 働き方改革が叫ばれる中、働く場所であるオフィスも様変わりしつつある。 近年、オフィスの…
2019年5月27日
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成果型賃金導入も働き方改革=宮本弘暁
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流動性高い労働市場の整備も 働き方改革関連法が4月から施行され、企業側に対し、従業員の残業時間の上限規制や最低5日間の年次有…
2019年5月20日
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岐路に立つ日本的管理会計=高橋賢
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企業独自の「ガラパゴス化」 我が国が世界に誇る高速鉄道、新幹線。単にスピードが速い、ということだけでいえば、世界には新幹線よ…
2019年5月13日
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「国の借金=民間貯蓄」が成り立つのは「プライマリーバランス黒字」が条件=小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)
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現在は、家計の金融資産すなわち貯蓄が約1800兆円ある一方で、国と地方の長期債務残高は1100兆円余りだから、国内の家計貯…
2019年5月7日
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技術革新を潰す時代遅れの規制=堀井亮
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日本ではできないライドシェア 3月29日、米ナスダック市場に大型ベンチャー企業が上場した。米国とカナダで配車サービスを展開す…
2019年4月22日
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デンマークの重い税負担から学ぶ=倉地真太郎
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控除でなく給付で格差是正 今年10月に消費税率の8%から10%への引き上げが控えている。消費税引き上げに対して家計や景気全体…
2019年4月15日
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技術革新を生かせる労働市場に 長期的には失業者を減少させる=宮本弘暁
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AI(人工知能)やロボットによる自動化など、技術革新が急速に進んでいる。これらの技術革新によって、人間がこれまで携わってい…
2019年4月8日
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組織の創造性は個人と環境が決める=稲水伸行
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「革新」の第一歩を踏み出す方法とは 近年、企業などの組織では、「クリエーティビティー(創造性)」をいかに生み出すかについて、…
2019年4月1日
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新しいコスト・マネジメントとは=高橋賢
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万人受け狙わず価値生み出す 日本の製造企業は、常にコスト・マネジメントの技法を追い続けてきた。一般に、コスト・マネジメントと…
2019年3月25日
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「水道料金値上げ」に現役世代は反対だが将来世代は賛成する=小林慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹)
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45年後を見据えた水道料金議論 財政破綻の回避や地球環境問題のような持続性についての政策課題は、どれも世代を超える超長期の「…
2019年3月18日
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逆転の発想で「再配達」を減らす=堀井亮
学者が斬る・視点争点
「置き配」でコストとCO2を削減 アマゾンや楽天など、オンラインショッピングのおかげで、毎日の暮らしはずいぶん便利になった。…
2019年3月11日
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ベーシックインカムは万能か=倉地真太郎
学者が斬る・視点争点
北欧は個別保障の組み合わせ 以前、「ベーシックインカムが導入できるかどうかは財源次第ですよね?」と、非常勤先の授業後に学生か…
2019年3月4日
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プロ野球「常勝軍団」作りは至難の業=稲水伸行
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安定感と爆発的強さはトレード・オフ 日本のプロ野球界では昨年、フリーエージェント(FA)により広島カープの丸佳浩選手が読売巨…
2019年2月25日
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高齢化で財政政策の効果低減=宮本弘暁
学者が斬る・視点争点
日本の「失われた20年」と合致 欧州や日本をはじめ多くの先進国や一部の開発途上国で高齢化が進んでいる。 高齢化の指標としてよ…
2019年2月18日
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「財管一致の会計」のススメ=高橋賢
学者が斬る・視点争点
経営判断に必要な情報を提供 決算日が近づくと、公開財務諸表の作成に向け、経理部をはじめとする会計関連の部署は戦場と化している…
2019年2月12日
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財政再建が経済成長率を高める=小林慶一郎
学者が斬る・視点争点
歳出削減なければ消費税率は35~60% 半年間寄稿することになった本欄では、おもに「持続性」をキーワードに経済に関する問題を…
2019年2月4日
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将来志向の違いで見る貿易戦争=堀井亮 学者が斬る
学者が斬る・視点争点
日本は世界最大の「金貸し国」 世界経済の先行きが不透明感を増している。米中貿易戦争が市場の不安感をあおっているのがその一因だ…
2019年1月28日
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消費増税後の地方財源 偏在是正で一定成果も=佐藤一光
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平成最後の予算である2019年度予算の編成が行われている。何と言っても目玉は消費税の増税とそれに伴う社会保障の充実である。…
2019年1月21日
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長期停滞論に導入すべき生産性分析とは=平田英明
学者が斬る・視点争点
世界中で観察される生産性の長期的低下傾向の決定要因に関心が集まっている。米国に関するハーバード大学のサマーズ教授による長期…
2019年1月15日
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30年間で高齢世帯のみ消費増=河越正明 学者が斬る
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家計勘定の細分化で見えた日本の姿 日本は高齢化の進展によって経済の構造が変化しており、政府の社会保障・税による再分配政策が一…
2019年1月7日
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アメーバ経営、理念が不可欠=澤邉紀生
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意欲ある人が活躍できる場を 日本資本主義の父といわれる渋沢栄一が、「道徳」と「経済」を両立させることができるという信念を持っ…
2018年12月25日
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キャッシュレス社会への鍵は規格統一だ=渡辺誠
学者が斬る・視点争点
EC大手、決済基盤構築でも強い影響力 キャッシュレス先進国である筆者の住むオランダでは、日常のほとんどの取引が、銀行口座から…
2018年12月17日
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家事の時短化で省エネ逆行リスク=溝渕健一 学者が斬る
学者が斬る・視点争点
行動変化で電力使用量1・4%増「欲しいものは何でも私に言うがいい。ただし、時間以外だ」。19世紀初頭、欧州の大半を勢力下にお…
2018年12月10日
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「消費税10%」後の財源を考える=佐藤一光 学者が斬る
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社会保障の保険料 逆進性の解消を 2019年度の予算編成が大詰めを迎え、政府は来年10月に予定されている消費税率10%への引…
2018年12月3日
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アジアで高まる景気の地域連動性=平田英明 学者が斬る
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景気変動の4分の1は海外要因 1990年代前半、筆者は慶応義塾大学経済学部の「日本の経済」という初めての専門科目の授業で「米…
2018年11月26日