学者が斬る・視点争点
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ドラクエ、FF……かつての日本のゲームはなぜ大ヒットしたのか
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「会話」を促した任天堂、ソニー 「ドラゴンクエスト」(ドラクエ)や「ファイナルファンタジー」(FF)といった世界的人気を確立…
2020年11月22日
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SDGs達成に製造業投資を=高野久紀
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雇用を通じて貧困削減 近年、「SDGs(エスディージーズ)」が注目されている。SDGsとは、2015年9月に国連総会で採択さ…
2020年11月16日
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求められる「観光資本」の維持=吉田裕司
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サービス収支最適化にGoTo有効 21世紀の日本の経常収支は、大きく変化してきた。その一因は、外的ショックにある。世界需要を…
2020年11月2日
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レジ前の「立ち位置表示」にも応用?……コロナ対策で大注目「行動経済学」の手法「ナッジ」とは何か
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「あなたは少数派」で納税率向上も新型コロナウイルスの感染が流行して以降、スーパーのレジ前の床に、立ち位置を示す印を見かけるよ…
2020年10月30日
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新規事業に承認はいらない=碇邦生
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閉塞感打破する仕掛け必要 新規事業の開発は、企業規模や事業内容を問わず、ほとんどの企業で緊急度の高い課題となっている。例えば…
2020年10月26日
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科学的根拠なき政策形成=高野久紀
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既存モデル応用で事前検証を 近年、「科学的証拠に基づく政策形成(EBPM=Evidence-based Policy Mak…
2020年10月12日
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日本はおろか世界中どこでも「テレワーク率70%」は実現不可能である理由 「生産性低下」のデメリットを回避しながら感染拡大を防ぐ方法を考える
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日本は在宅で生産性が落ちる 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、西村康稔経済再生担当相が7月末、各企業における「テレワーク率…
2020年10月9日
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創造性と効率性のジレンマ=生稲史彦
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ノウハウの蓄積は停滞ももたらす 現在のコロナ禍で、我々は生活や仕事をはじめ多くのことを変えざるを得ない状況に陥っている。だが…
2020年10月5日
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日本でイノベーションが起きないのは「社員の能力開発が足りないから」というもっともな理由……社内の力関係や決裁の制約を減らさなければ新規事業は作れない
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新規事業は小さく始めて実績を 大学院生の頃から、大企業、中小ベンチャー、公的機関など、さまざまな組織から新規事業の相談を受け…
2020年9月30日
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史上最強の台風が接近してもなぜ人はなかなか避難しようとしないのか すすんで避難したくなる方法を行動経済学で考える
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「他人の命に関わる」が効果 豪雨・台風災害が頻発している。熊本県南部を中心に甚大な被害が出た今年7月の豪雨では、九州を中心に…
2020年9月24日
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消費減税は民主主義後退させる=茂住政一郎
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税で個人守るつながり深めよ 消費税が政治的な論点になりつつある。一方では、第2次安倍政権発足とともに始まったとされる景気拡大…
2020年9月7日
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「万全の感染防止策を取るべき派」VS「経済活動を優先すべき派」……対立意見の妥協点はこうすれば見つかる
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経済活動の再開は都道府県単位で 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、社会生活をどのように営むべきか、さかんに議論されている…
2020年9月2日
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「個人」を変えるDXが生き残る=立本博文
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マーケティングに劇的な効果「DX」(デジタル技術の浸透が、生活や産業などのあらゆる分野をより良い方向に変化させるという概念)…
2020年8月31日
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「一部の天才だけ好待遇」は組織のモチベーションを下げる……日本人が知らない「マタイ効果」「マルコ効果」とは何か?
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「学び続ける」意欲の喚起必要「タレント」とは、才能ある人材を意味する。グローバル企業では従来、一部の幹部候補者だけがタレント…
2020年8月29日
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「多額の拠出金によって中国がWHOを操っている」は実は嘘だった……大国の意向を忖度するWHOにコロナ対策を任せられるのか
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機能する国際組織へ検証を 新型コロナウイルスの感染拡大から半年以上が経過した。この間、中国湖北省の武漢から世界中に広がり、い…
2020年8月23日
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「コロナ禍」はあと2年……リアルの減少をデジタルで補えない「昭和の会社」は淘汰される
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より強固な顧客接点の構築が必須 現在、新型コロナウイルスの非常事態宣言が解除され、警戒感を保ちながらではあるが、さまざまな活…
2020年8月15日
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地方に財源保障と財政自主権を=茂住政一郎
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米国の対立と危機の歴史に学べ 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、地方財政運営の困難が予想されている。経済活動の自粛や休業要請…
2020年7月27日
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グラフの「連動」にだまされるな=田中琢真
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互いに何の因果関係もない場合も 私たちは時折、グラフにだまされる。そして判断を誤る。 図1は2000年から09年までの、ある…
2020年7月13日
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「隣組」とアプリでコロナ監視=渡辺真理子
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個人情報保護とのバランス焦点に 中国が新型コロナウイルスをコントロールすることができたのは、体制の違いのせいなのか。今回は、…
2020年7月6日
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生き方充実させる「第3の場所」=石山恒貴
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快楽よりも自己実現に幸福感 新型コロナウイルスによって、私たちの生き方、暮らし方は脅威にさらされ、そのあり方が根底から問われ…
2020年6月29日
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予算制度が招く政府・他者不信=茂住政一郎
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柔軟な財政運営導く税制改正を 財政社会学では、財政支出による人々に共通のニーズの充足と、納税者の税負担感が、政府に対する信頼…
2020年6月22日
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データを「価値」に変える設計図=立本博文
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インフラの整備だけでも有用 データは今、最も重要な資源と言われている。ここで言うデータとは、「デジタル化されている情報」を指…
2020年6月15日
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「先んずれば人を制す」SNSのフォロワーはどうすれば増えるのか=田中琢真(滋賀大学大学院データサイエンス研究科准教授)
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「多々ますます弁ず」に乗れ「先んずれば人を制す」と言う。「早起きは三文の徳」、プブリウス・シュルス『金言集』の「早くほどこす…
2020年6月8日
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仕事と休暇「ワーケーション」で充実=石山恒貴
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日常に非日常を埋め込む ワーケーションと呼ばれる、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた欧米発の造語が、最…
2020年6月1日
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武漢の新型コロナウイルス情報を「隠蔽」したのは誰か(渡辺真理子・学習院大学経済学部教授)
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情報公開遅らせた現場外し 4月に入ってから米トランプ政権が、中国が新型コロナウイルスの発生を隠蔽(いんぺい)したと追及を強め…
2020年5月25日
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「現金一律給付」が無視したもの=茂住政一郎
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ケインズの「飼い慣らし」の教訓 昨今のような経済的混乱が生じた時、今日の政府には何らかの経済政策を行うことが求められる。その…
2020年5月18日
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“DX”で交わる「デジタル」と「伝統」=立本博文
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“トヨタ×ソフトバンク”に見る新潮流 デジタル技術の浸透によって、それまでの垂直統合型、いわゆる縦型の産業構造が、水平分業型…
2020年5月11日
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「痛みをともなう改革」はなぜ「詐欺の疑いあり」なのか?=(田中琢真・滋賀大学大学院データサイエンス研究科准教授)
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「悪化は好転の兆し」にだまされるな「この政策は一時的に失業が増える。だが後々、必ず成長率が上がる。痛みに耐えよう」。構造改革…
2020年4月27日
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働き方改革で問われる仕事の意味=石山恒貴
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積極的に自らの役割の創造を 新型コロナウイルスの脅威に、私たちのあり方の根源的な見直しが迫られている。こうした時期だからこそ…
2020年4月20日
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政治に振り回されないデータ共有=渡辺真理子
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専門家プラットフォームが機能 中国の専制体制は、感染症の危機対応に向いているのではないか──。今回の新型コロナウイルスへの対…
2020年4月13日
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中間層に冷たい財政が招く分断=茂住政一郎・横浜国立大学准教授
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薄い受益感 他者への不信招く 日本において、平均的な所得階層であり、政治的多数派かつ主たる財源負担者である中間層の衰退が懸念…
2020年4月6日
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プラットフォーム企業生む“DX”=立本博文
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鍵は企業間のオープンな関係 「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉をよく聞くようになった。DXは「デジタル技…
2020年3月30日
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新型コロナの「感染爆発」は「人脈が広い人」によって起きる=田中琢真(滋賀大学大学院データサイエンス研究科准教授)
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工場操業停止も感染症的に広がる 新型コロナウイルスの世界的流行が続いている。日本でも感染者の発生が相次ぎ、収束が見通せない。…
2020年3月23日
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仕事への熱意が低い日本=石山恒貴
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社員の自己決定権限の拡大を 仕事への熱意を表す「エンゲージメント」という考え方が注目されている。ただし、エンゲージメントとい…
2020年3月16日
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新型肺炎と「中央集権のジレンマ」=渡辺真理子
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“空白の20日間”で初動遅れ 中国疾病予防管理センター(CCDC)のデータによれば、新型肺炎の感染症例が最初に確認されたのは…
2020年3月9日
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政労使協調で非正規待遇改善を=島村玲雄
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蘭では三者「痛み分け」奏功 2020年4月より「同一労働同一賃金」が開始され、日本でも正規雇用労働者と、派遣やパートなどの非…
2020年3月2日
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暗号資産が少額決済を可能に=小川健
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海外送金システムで商機広がる 1曲10円の曲や1話10円の漫画をネット上で購入するのに、現金書留やクレジットカードで支払うの…
2020年2月25日
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在職老齢年金制度は廃止せよ=塚崎公義
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70歳まで働く意欲を削ぐな「在職老齢年金」という制度がある。公的年金を受給できる人が、働いて高い収入を得ると、受け取る年金が…
2020年2月17日
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地域創生へ「自立」と「連携」=金藤正直
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持続可能な成長へ多面的評価を 国内の人口減少と地域経済の縮小が大きな課題となっている。政府は2014年末、これらを解決するた…
2020年2月10日
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「ムラ社会」から「市場原理」へ=石田潤一郎
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日本企業が変われる余地は大きい 経済学は、有限で希少な資源の配分について考える学問分野だ。ここで言う資源とは基本的に、人材か…
2020年2月3日
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格差是正に給付付き税額控除=島村玲雄
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所得再分配のあり方議論を 今日の経済構造では所得階層が二極化し、非正規労働やシングルマザー、若年層の貧困が社会問題化する一方…
2020年1月27日
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英国「離脱後」、日本は食糧援助を=小川健
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日英FTA締結への弾みにも 昨年12月、英国下院選挙でジョンソン首相率いる保守党が過半数を占め、離脱協定案に基づく欧州連合(…
2020年1月20日
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財政再建は相続税の大増税で=塚崎公義
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「世代内不公平」解消にも効果的 日本の財政赤字は、対国内総生産(GDP)比で237%。これは、財政破綻が懸念されているギリシ…
2020年1月14日
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SDGs経営を効果的に進めるには=金藤正直
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戦略マップをもとに業績評価 2015年9月に国連サミットでSDGsが採択されて約4年が過ぎた。SDGsでは、地球上の「誰一人…
2020年1月6日
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新卒依存の採用から脱却を=石田潤一郎
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「寛容」な環境が起業を促す バブル崩壊以降、日本経済の停滞が続いている。長期低迷の原因は複合的で、何か一つの要因に帰すること…
2019年12月23日
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応益原則逸脱のふるさと納税=島村玲雄
学者が斬る・視点争点
詳しくはこちら税収減穴埋め原資には国税も ふるさと納税による寄付総額は増加の一途をたどるが、ゆがんだ政策となってはいないだろ…
2019年12月16日
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日欧EPAで崩れる食の国産信仰=小川健
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環境技術で「後発の利益」つかめ 食べ物の安全性を最優先に考える消費者が商品を産地で選ぶとしたら、どこが一番良いのか。国産、米…
2019年12月9日
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「ROE重視」経営のリスク=塚崎公義
学者が斬る・視点争点
「会社は誰のものか」という議論が日本で盛んに行われたのは、小泉純一郎政権の前後であった。当時は「グローバル・スタンダード」と…
2019年12月2日
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食品ロス、連携し「面」で解決=金藤正直
学者が斬る・視点争点
削減推進法制定も後押しに 日本では、まだ食べられるにもかかわらず、売れ残り、包装袋の傷、食べ残し、見た目や形の悪さ、賞味期限…
2019年11月25日
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「テレビ」が生き残るには=石田潤一郎
学者が斬る・視点争点
課金コンテンツの比率高めよ IT革命の影響はほぼ全ての産業に及ぶが、その中でも今後最も大きな影響を受ける可能性があるのがテレ…
2019年11月18日