海外出版事情
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中国 奇談ずくめの歴史漫談=辻康吾
海外出版事情
私の関心の向きもあってか中国の書籍を読むと重苦しいものが多い。その中で偶然目を通した郗文倩(ちぶんせん)教授の『食色里的伝…
2019年2月1日
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アメリカ 日本発「片づけ本」、いよいよ本流へ=冷泉彰彦
海外出版事情
日本では「こんまり」というニックネームで知られる「片づけコンサルタント」の近藤麻理恵氏といえば、著書の『人生がときめく片づ…
2019年1月18日
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中国 中国SF界に文理両道の才女現る=辻康吾
海外出版事情
中国でSFが盛んになって久しい。2015年に劉慈欣(リウツーシン)の『地球往時三部作』が、世界的なSF文学賞であるヒューゴ…
2018年12月28日
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アメリカ 肉食系ロマンス小説、ひそかなブームの秘密=冷泉彰彦
書評 海外出版事情
1970年代以降の米国では、ペーパーバックによる「ロマンス小説」というジャンルが確立していた。初期はシンデレラになりたいと…
2018年12月14日
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海外出版事情 中国 崩壊する農村の伝統秩序=辻康吾
書評 海外出版事情
時折中国に行くが、知人が多い大都市だけとなり、農村に行く機会が少なくなっている。ポストモダンの高層ビルが乱立し、繁盛する商…
2018年11月30日
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海外出版事情 アメリカ なぜ売れない? 「トランプ経済」称賛本=冷泉彰彦
書評 海外出版事情
米中間選挙が、激しい戦いとなる中で、奇妙な現象が起きている。「トランプ経済」を称賛した新刊が全く売れていないのだ。今回は、…
2018年11月16日
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海外出版事情 中国 中国固有の文書「档案」の恐ろしさ=辻康吾
書評 海外出版事情
1980年代の改革開放以後、中国の社会事情も随分と明らかになってきたが、都市と農村の戸籍による差別、幹部と大衆間の身分の違…
2018年11月2日
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海外出版事情 アメリカ 女優の自伝と#MeToo運動がシンクロ=冷泉彰彦
書評 海外出版事情
アメリカでは、セクハラ、パワハラ行為への告発が「#MeToo」運動として影響力を持ち始めている。そんな中、一人の女性の自伝…
2018年10月19日
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海外出版事情 中国 魯迅の懐具合に何を読むか=辻康吾
書評 海外出版事情
知識人というと世間はなんとなく清貧を期待し、知識人もまた金銭を蔑視してみせる傾向がある。だが知識人も人間であり、金が必要で…
2018年10月9日
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海外出版事情 アメリカ 究極の暴露本でホワイトハウス混乱=冷泉彰彦
書評 海外出版事情
トランプ政権の内幕を描いた暴露本といえば、2018年の年初に出た『炎と怒り』が有名だ。だが、同年9月11日発売の『恐怖』(…
2018年9月25日
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海外出版事情 中国 中国の死刑制度「死緩」を考える=辻康吾
書評 海外出版事情
オウム事件死刑囚の刑執行もあり、気になっていた中国の「死緩」(正式には「死刑緩期」)について調べてみた。裁判所は死刑判決を…
2018年9月10日
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アメリカ 富豪アジア人の群像劇がヒット=冷泉彰彦
書評 海外出版事情
2013年に3部作の1冊目が刊行された『クレージーでリッチなアジア人』。17年までに全3作が完結し、ベストセラーとなってい…
2018年8月27日
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海外出版事情 中国 北京の水 古都北京の面影をしのぶ=辻康吾
書評 海外出版事情
私が長期滞在していた1980年前後の北京の街は、毛沢東像や革命的スローガンがあふれ、終わったばかりの文化大革命の跡が残って…
2018年8月6日