海外出版事情
掲載記事 131件
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アメリカ 人気俳優の自伝、人生哲学の深みの理由とは?=冷泉彰彦
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ウィル・スミスといえば、押しも押されもせぬハリウッドのトップ俳優である。ラッパーやDJとしてデビュー後は、テレビの喜劇俳優…
2021年12月3日
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中国 孔子学院、融和目指す「本土化」とは?
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1990年あたりまでだっただろうか、日本で使われていた中国語教科書には、中国の政治が色濃く反映されていた。例えば昔からの敬…
2021年11月19日
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アメリカ ヒラリー氏の娯楽小説がヒット=冷泉彰彦
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ヒラリー・クリントン氏といえば、現代のアメリカの政治家の中で、常にその著作が話題になってきた人物である。2000年代以降、…
2021年11月5日
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中国法制は、果たして本当に近代化されたのか?=辻 康吾
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中国 中国法制の近代化研究=辻康吾 清末民初(清朝末期から中華民国初期)の法務大臣として、欧州の法体系にならって近代法の制定…
2021年10月22日
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アメリカ 2人の大統領を描いた内幕暴露本が話題に=冷泉彰彦
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ボブ・ウッドワードといえば、1973年から74年にかけて、ウォーターゲート事件の暴露を行った伝説のジャーナリストだが、その…
2021年10月8日
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日記に約60軒も! 食いしん坊・魯迅の姿を活写
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食いしん坊の魯迅=辻康吾 著作集などで見かける魯迅の写真からは謹厳実直な人柄がうかがわれる。とはいえ魯迅も「食をもって天とな…
2021年9月24日
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日本の先達への敬意も。いまアメリカでブラジリアン柔術がブーム
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アメリカ ブラジリアン柔術本格ブーム到来=冷泉彰彦 アメリカにおける格闘技といえば、プロボクシングが花形であるが、その一方で…
2021年9月3日
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階層間の格差が拡がる中国。封建社会と比較した書を読む
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中国 「階層分化」のゆくえ=辻康吾 中国社会の階層分化が論じられて久しい。経済規模の拡大につれて階層間の所得格差も広がったう…
2021年8月20日
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「言論の自由」タテにヘイトスピーチしたがる米国若手保守派
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アメリカ 新世代保守によるポリコレ批判本=冷泉彰彦 ドナルド・トランプの下野に伴って、アメリカの保守言論には一時の勢いは見ら…
2021年7月30日
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中国 「新時期文学」への想い=辻康吾
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香港の『蘋果(ひんか)(りんご)日報』の廃刊など、中国の内外情勢の一層の硬直化が進んでいる。その中で出版された盧茂君著『中…
2021年7月9日
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アメリカ 型破りな俳優の自伝、ロングセラーに=冷泉彰彦
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マシュー・マコノヒーといえば、1996年の「評決のとき」、97年の「コンタクト」などで知的な二枚目俳優としてハリウッドの寵…
2021年6月25日
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伝統からも、文革からも解放された自由な時代の中国詩の魅力!=辻康吾
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中国 夢の1980年代「朦朧詩」の時代=辻康吾 私が新聞社の特派員として北京に赴任したのは、文革終結直後の1979年であった…
2021年6月11日
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トラウマ克服本、米国で大ヒット
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アメリカ トラウマ克服本のヒット、時代背景も後押しか=冷泉彰彦 オプラ・ウィンフリーといえば、雑誌やブッククラブを主宰するこ…
2021年5月28日
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中国 谷川俊太郎を愛する中国人=辻康吾
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日中関係というとすぐに領土問題とか経済的利害の話になる。それが重要であることはもちろんなのだが、国家とかお金の話は別として…
2021年5月14日
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アメリカ 保守派は「アンチコロナ専門家本」でウサ晴らし?=冷泉彰彦
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アンソニー・ファウチ博士といえば、米国における感染症行政の権威であり、SARSやエボラ出血熱などさまざまな感染症の制圧に努…
2021年4月23日
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中国 歴史の残像「協和語」研究=辻康吾
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歴史研究の中で日中関係史の研究は、関係者も研究成果も比較的多い分野で、言語についても中国語が日本語の生い立ちにも大きくかか…
2021年4月9日
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アメリカ ビル・ゲイツ氏の環境メッセージ=冷泉彰彦
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コンピューター関連企業の創業者たちの中で、近年はマイクロソフトのビル・ゲイツ氏の存在感が高くなっている。ゲイツ氏は2000…
2021年3月26日
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中国 「萌」が生む新たな価値観とその国際化=辻康吾
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『萌(もえ)的宣言』(交通大学出版社、2018年)は、日本の大学にいるアメリカ人教員がまず英語で出版し、それを台湾の大学出版…
2021年3月12日
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アメリカ 日本式(?)「生きがい」論ブームの原因=冷泉彰彦
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アメリカにおける日本文化のブームは、アニメや食文化などがけん引していたが、ここへ来て理念的な内容へと関心が広がっている。そ…
2021年2月26日
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中国 赤裸々に描かれる人間像と台湾のすべて=辻康吾
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台湾の人気作家というより、今や大御所ともいうべき李昂(リー・アン)の新作『密室殺人』(有鹿文化)が発表された。そのタイトル…
2021年2月12日
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アメリカ ロマンス時代小説、TVドラマ化で大ブーム=冷泉彰彦
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年明けのアメリカにおける、フィクションのベストセラー・ランキングに異変が起きている。19世紀の英国を舞台にしたロマンス・ノ…
2021年1月29日
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中国 「怒る」べきか、「反省」すべきか 日清戦争論=辻康吾
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ネットや在日中国人との話の中から、中国で日本への「関心」が非常に高まっているように感じられる。一昨年1000万人近くにのぼ…
2021年1月15日
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中国 「勝者は王、敗者は乱賊」の歴史を覆す=辻康吾
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どこの国でも自国の歴史を正義の歴史としたいという願望がある。とりわけ中国の歴史をめぐっては、正邪のすべてを歴史に結びつける…
2020年12月14日
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アメリカ オバマ回顧録の第1部『約束の地』発売=冷泉彰彦
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11月17日、バラク・オバマ前大統領の回顧録『約束の地(”A Promised Land″)』が発売された。民主党支持者を…
2020年11月27日
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中国 「辻」の字を巡って 漢字と国字=辻康吾
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前回に続き再び言葉の話となって恐縮だが、商務印書館発行の『新華字典』の最新版(第12版 2020年6月)を手にとってちょっ…
2020年11月13日
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アメリカ クオモ知事の対策奮闘記、評判は今ひとつ=冷泉彰彦
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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事といえば、2020年3月に深刻化した同州の新型コロナウイルス感染拡大において、陣頭…
2020年10月30日
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中国 中国語と日本語、言葉の迷宮を彷徨う=辻康吾
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米中対立が激化し、日中関係も微妙なものとなっている。しかし尖閣問題など緊張が高まりながらも、文化面では中国への日本の影響が…
2020年10月16日
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アメリカ トランプ包囲網、3冊の暴露本いずれも話題に=冷泉彰彦
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2017年の大統領就任以来、トランプ政権関係の暴露本は数多くベストセラーとなってきた。更にこの秋は3冊の新しい暴露本が出版…
2020年10月2日
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中国 陳冠中が描く欲望渦巻く中国=辻康吾
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香港の作家・陳冠中(チンカンチュウ)がこのほど発表した『北京零公里』(Oxford University Press・Ch…
2020年9月18日
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アメリカ 歴史学の人種差別批判、例外的ヒット=冷泉彰彦
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5月末にミネソタ州で発生した白人警官による黒人男性殺害事件を契機として、「BLM(Black Lives Matter、黒…
2020年9月4日
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中国 中国アニメ大盛況、羅小黒(ロシャオヘイ)の大活躍=辻康吾
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中国をめぐってはコロナ、大洪水、領事館閉鎖など物騒な話ばかり。なにか楽しいことはないかと思っていたら、出会ったのはアニメの…
2020年8月21日
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アメリカ 人種差別の本質を論じた2冊=冷泉彰彦
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アマゾンの「最も売れた本」ランキングで、人種差別を扱った本が2位と3位を占めている。1冊は、ワシントン大学のロビン・ディア…
2020年7月31日
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中国 真の近代化目指して 中国のトイレ革命=辻康吾
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1980年代、中国が対外開放を始めるとともに急増した外国人訪問者の最大かつ共通の話題は、中国の「トイレ話」であった。昨年1…
2020年7月17日
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アメリカ 異例の出版となったボルトン暴露本=冷泉彰彦
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ブッシュ政権で国連大使を努めたジョン・ボルトン氏は、トランプ政権の安全保障補佐官の職にあったが2019年9月に大統領との対…
2020年7月3日
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中国 終わることなき民族性論=辻康吾
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日本について言えば新渡戸稲造の『武士道』やルース・ベネディクトの『菊と刀』など、中国についてはアーサー・スミスの『中国人的…
2020年6月19日
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アメリカ ブーム再過熱、オバマ夫人自伝の政治的意味=冷泉彰彦
海外出版事情
アメリカの前ファーストレディーであるミシェル・オバマ夫人の“BECOMING”(邦題『マイ・ストーリー』)は、2018年1…
2020年6月5日
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中国 何が何やら 日中言語交錯=辻康吾
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中国語を学んだ人ならみなご存じかと思うが、日中両言語の相似と相違から来る笑い話がいろいろとある。日本の工場を訪れた中国人が…
2020年5月22日
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アメリカ コロナ危機で米出版界は異常事態=冷泉彰彦
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新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、米国の主要な州ではロックダウン(都市封鎖)が1カ月を超えた。多くの人が在宅を強いられ…
2020年5月1日
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中国 1949年 中国文人の重い選択=辻康吾
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中国の長い歴史の上で文人と呼ばれる人々が、重要な役割を果たしてきた。本来は武人と対比する呼称であり、特定の組織があるわけで…
2020年4月17日
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アメリカ 新型コロナ感染拡大に揺れる米出版界=冷泉彰彦
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アメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの州で学校の一斉休校、事業所や商店への一斉休業命令、そして外出禁止令…
2020年4月3日
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中国 忘却される天安門事件。政府と人民は共犯=辻康吾
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新型コロナ肺炎について、その沈静化や生産回復を伝える公式情報と、人気のない街頭や路頭をさまよう労働者の姿を伝えるユーチュー…
2020年3月20日
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アメリカ 「文化盗用」論争に巻き込まれたベストセラー=冷泉彰彦
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女優のオプラ・ウィンフリー氏の主宰する「オプラ・ブッククラブ」は、アメリカの出版界における権威を確立して久しい。新刊書籍が…
2020年3月6日
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中国 贋作か盗作か? 出所不明の評論文=辻康吾
海外出版事情
ニューヨークに本社を置く『多維新聞(Duowei News)』は中文のネット・メディアとして世界最大、中国当局の息がかかっ…
2020年2月21日
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アメリカ 静かに読まれる知的で鋭いトランプ政権批判=冷泉彰彦
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『ワシントン・ポスト』紙のベテラン記者でピュリツァー賞を受賞しているキャロル・レオニグ記者と、同紙のホワイトハウス首席記者の…
2020年2月7日
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中国 「食」への熱烈な“信仰”を知る=辻康吾
海外出版事情
以前にも触れたが、私は「アメリカ人は快活だ、フランス人はお洒落(しゃれ)だ」というような安易な民族性論には反対だが、「中国…
2020年1月24日
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アメリカ 1位奪取で女優ブッククラブの権威固まる=冷泉彰彦
海外出版事情
アメリカの出版界、とりわけフィクションの世界では、新刊のマーケティング手段として「ブッククラブ」が大きな要素となっている。…
2020年1月10日
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中国 ポリティカル・コレクトネスの暴走=辻康吾
海外出版事情
上海にある復旦(ふくたん)大学の葛剣雄(かつけんゆう)教授の一文「時代がもたらした人間性の歪曲」(葛剣雄文集6『史迹記踪』…
2019年12月20日
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アメリカ 前国連大使のトランプ称賛本、その真意は?=冷泉彰彦
海外出版事情
ニッキー・ヘイリー氏といえば、インド系の女性として常に共和党の次世代リーダーと目される一人だ。移民2世として、保守的な南部…
2019年12月6日
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中国 知ることのできぬ十数億の生き方=辻康吾
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林立する摩天楼。巨万の富を築いたミリオネア。と同時に、学校に行けない子供たち。医者にもかかれぬ極貧層。中国に対しては、報道…
2019年11月22日
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アメリカ #Me Too 動かした若きジャーナリスト=冷泉彰彦
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ローナン・ファローという31歳のジャーナリストの著書『キャッチ・アンド・キル どう猛な悪を守ったウソとスパイと陰謀の数々(…
2019年11月8日