歴史書の棚
掲載記事 288件
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意識を変え、法整備も 古建築保存の貴重な経緯=今谷明
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現存する日本の古建築の種々層を伝える新書が、期せずして2件、ほぼ同時に刊行された。一つは物件別に東西地域に両分してそれぞれ…
2021年5月21日
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開かれた地域主義のため思索し、歴史に学ぶ=井上寿一
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今日における日本外交の理念の一つに「自由で開かれたインド太平洋」がある。たしかに魅力的な外交理念にちがいない。しかし考える…
2021年5月14日
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小説家ならではの推理で読み解く「三国志」入門書=加藤徹
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宮城谷昌光『三国志入門』(文春新書、1045円)は、中国歴史小説の第一人者が、三国志の面白さと本質を初心者にも分かりやすく…
2021年5月7日
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フーコー没後三十余年 「性の歴史」ついに完結=本村凌二
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「あなたは人間ですか、それとも男(あるいは女)ですか」と問われたとしよう。どちらを強く意識しているかとなると、私なら後者と答…
2021年4月23日
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中世の外交担った僧侶の足跡 図面・写真を駆使して解明=今谷明
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中世における日本の対外関係ほど複雑なものはない。894年に菅原道真の建議で遣唐使が廃絶されて以降、何百年も中国との国交が断…
2021年4月16日
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女性の地位向上に貢献 理想を求める現実主義者=井上寿一
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森喜朗元首相・東京五輪組織委員会会長(当時)の「女性蔑視発言」を直接のきっかけとして、男女差別の問題が議論されている。いま…
2021年4月9日
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挿絵で見る清末の職業 たくましく生きた民の姿=加藤徹
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100年前、北京を訪れた芥川龍之介は、どの名所旧跡より、人通りが多い公園を面白く感じた。「別に何事もあった訣(わけ)にはあ…
2021年4月2日
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人にとって部屋とは何か アナール派重鎮探求の書=本村凌二
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フランスでホテルに泊まると、部屋(chambre)を指定される。この言葉は「個人用の部屋」を意味し、とくに「寝室」を指すら…
2021年3月26日
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消失、流失免れた史料 古書業者が語る流通と保存=今谷明
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日本は古書・古典籍が比較的多く残存しているとは以前から言われてきたが、その理由については諸説あり定説がなかった。それでも幕…
2021年3月19日
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10年間の復興政策を検証 忘却に抗う創造的復興へ=井上寿一
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東日本大震災の発生から10年が経過した。この10年間にさまざまな復興政策が展開された。それらの復興政策を歴史的に検証すれば…
2021年3月12日
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広島大の2人がタッグ 実践で役立つ故事成語=加藤徹
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佐藤利行・越智光夫著『蝴蝶は夢なのか 知っておきたい中国故事』(中央公論新社、1200円)は、中国の故事成語31句を熱く、…
2021年3月5日
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格差社会を「趣味」で分析 難解な大著の水先案内本=本村凌二
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現代史を語るには、しばしば生々しい史料そのままを読み解く手がかりとなる理論がいる。どのような理論を指針とするかは、歴史叙述…
2021年2月26日
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“城めぐり”を面白く 「比較城郭考古学」の成果=今谷明
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城郭といえば戦国時代。もちろん古代や近代にも城郭はあるが、一般には戦国期の防御施設を指して城郭と呼んでいる。 評者の学生時…
2021年2月19日
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日韓の溝を埋めるのは「未来志向的な関係」=井上寿一
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日韓関係の悪化が続いている。悪化の大きな原因の一つが歴史認識問題であることはいうまでもないだろう。歴史認識問題のなかでも「…
2021年2月12日
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中国史理解に格好の素材 女傑も多い歴史ドラマ=加藤徹
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テレビの歴史ドラマはあなどれない。日本人の日本史に対するイメージは、大河ドラマや時代劇の影響が大きい。織田信長も、昭和・平…
2021年2月5日
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法秩序重視の民族が好戦国家になる経緯分析=本村凌二
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20世紀初頭、世界のユダヤ人口はおよそ1100万人だったが、その半数がロシア帝国内に住んでいたという。その前世紀末からユダ…
2021年1月29日
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社殿の出現に注目し神社の意義を説く入門書=今谷明
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今冬は「3密」回避の目的から、せっかくの初詣を延期または変更した人も多かったに違いない。しかしこの初詣は、我々日本人の信仰…
2021年1月22日
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日米関係の手がかり示す滞在記にして思索の書=井上寿一
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今年、アメリカは新しい大統領が誕生する。バイデン大統領のアメリカと日本の外交関係はどうなるのか。ここでは歴史に手がかりを求…
2021年1月15日
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ユートピアを目指した太平天国の理想と現実=加藤徹
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菊池秀明『太平天国──皇帝なき中国の挫折』(岩波新書、860円)は、熱い本だ。 清の末、中国最南端の広東に洪秀全という知識…
2021年1月8日
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シルクロードが結ぶ 未知の歴史の宝庫=本村凌二
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2022年度から、学習指導要領の改訂により高校「世界史」が必修から外され、日本と世界の近現代史を中心とする「歴史総合」だけ…
2021年1月2日
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わが国独自の印判文化 その成立の歴史を探る=今谷明
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判子(はんこ)行政に対する批判や擁護の議論でかまびすしい。婚姻届や土地の登記など、印鑑を必要とする手続きは多い。印鑑業者が…
2020年12月18日
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歴史書の棚 鍵は自衛隊と警察の関係 50年前の事件の謎を解く=井上寿一
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今年は三島由紀夫の没後50年だった。評者は事件が起きたすぐ近くの中学校に通っていた。その日のただならぬ雰囲気は教室にも伝わ…
2020年12月11日
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「緩く」遊びつつも深い ユニークな『老子』訳解書=加藤徹
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古代中国の人物・老子は、実在すら疑われるほど謎に満ちている。彼の著書『老子』は、現実社会の激動と一線を画し、内省的な思索を…
2020年12月4日
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「眩しさ」から分断国家へ 史実と実感で記す米国史=本村凌二
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戦後すぐに生まれた団塊世代の青少年時代、アメリカは輝いていた。白黒テレビシリーズの『サーフサイド6』では、マイアミビーチを…
2020年11月27日
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「極私」の日記として読み直す新たな試み=今谷明
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藤原定家(ていか)といえば、小倉百人一首や新古今和歌集撰者(せんじゃ)として、また「三夕(さんせき)」(新古今集の「秋の夕…
2020年11月20日
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令和時代も再検証必要 象徴天皇制の将来像=井上寿一
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昨年の令和時代の始まりは、象徴天皇制度の将来像を考える大きなきっかけだったはずである。ところが実際には今年に入ってからの「…
2020年11月13日
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「二元構造」で理解する 中国の歴史と付き合い方=加藤徹
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岡本隆司『教養としての「中国史」の読み方』(PHP研究所、1800円)は、野心的な教養書だ。中国とは何か、日本人の今までの…
2020年11月6日
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あの大劇作家もまた為政者と無縁でない時代=本村凌二
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「世界はすべてお芝居だ。男と女、とりどりに、すべて役者にすぎぬのだ」とは、シェイクスピアの有名な科白(せりふ)である。とはい…
2020年10月30日
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よみがえる夭折の思想家 仏典研究に一石を投じる=今谷明
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江戸(近世)の思想家といえば、儒学・国学(自然科学では蘭学)と相場が決まっているなかで、商都大坂では、儒学でも国学でもない…
2020年10月23日
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崩壊までの経緯で追う 憲法と政治との関わり=井上寿一
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坂野潤治『明治憲法体制の確立』(東京大学出版会)は刊行から半世紀近くを経て古典的な名著となっている。近代日本の出発点におけ…
2020年10月16日
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文明の「合散離集」と人口変動を追う中国史=加藤徹
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「人口」は「人の口」だ。想像してほしい。億万の「口」が毎日モノを食べてうごめくさまを。中国史の主役は、英雄でも美女でもない。…
2020年10月9日
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「暴君」の実像に迫り史実を丹念に整理=本村凌二
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シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』のせいでもなかろうが、かつてカエサルは英語読みのシーザーと表記された。そのうち「シ…
2020年10月2日
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白石の公正さ、宣長の誤り…日本の歴史書を通観した名著=今谷明
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日本人が自国の歴史をどのように著してきたか、これを古代から近代まで通観した書物は、実はありそうでほとんど見当たらない。 坂…
2020年9月25日
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各専門家が徹底検証 戦後昭和史再考促す良書=井上寿一
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すでに6冊が刊行されているちくま新書の『昭和史講義』シリーズに戦後編が加わった。筒井清忠編『昭和史講義【戦後篇】(上)』(…
2020年9月18日
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豊かな想像力と時代考証 北宋の悲劇描く傑作漫画=加藤徹
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青木朋(とも)著『天上恋歌~金の皇女と火の薬師~(1)』(秋田書店、600円)は、歴史小説を超えた、新しい趣向の漫画作品だ…
2020年9月11日
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調和、公平、自立 時空をまたぐ哲学の旅へ=本村凌二
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「思いに気をつけなさい、思いは言葉になります。言葉は行動になり、行動は習慣になり、習慣は性格になります。そして、性格は運命に…
2020年9月4日
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戦争とは何なのか 視覚伝達による体験継承=井上寿一
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モノクロの写真がカラーになると、遠い過去も今と地続きになる。庭田杏珠×渡邉英徳『AIとカラー化した写真でよみがえる 戦前・…
2020年8月28日
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評伝の形式取りつつ室町期の特異な状況活写=今谷明
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戦後の論壇では天皇に関する問題は甚だ微妙であり、学界でも天皇の事跡を論ずることはタブー視されてきた。嵯峨天皇(8~9世紀)…
2020年8月21日
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研究者の個性が色濃い 漢字の字源諸説の面白さ=加藤徹
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私のような素人が見ても、漢字の字源研究は面白い。研究者の個性が濃いのだ。 そもそも3000年も昔の漢字の字源を解明するのは…
2020年8月14日
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日本人の行動規範はいかにして形成されたか=今谷明
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新型コロナウイルスの世界的感染状況下、日本は強制的な都市封鎖(ロックダウン)も行わなかったのに、重症者・死亡者ともに欧米諸…
2020年7月31日
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各時代の世界が一目瞭然 画期的な歴史地図に学ぶ=本村凌二
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ときには掛け値なしに薦めたい本がある。今役立つだけでなく、一生にわたっていつでも使えそうな教養本でもある。DK社編著、スミ…
2020年7月24日
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喜びや楽しみもあった イメージ変える新研究=井上寿一
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サンドラ・シャール『「女工哀史」を再考する』(京都大学学術出版会、6200円)は博士論文に基づく学術書であり、価格も高く、…
2020年7月17日
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絵図の史料で読み解く 古今東西の歴史の実相=加藤徹
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「画像史料を駆使する図像学は、文献資料ではわからない歴史の実相を生き生きと甦(よみがえ)らせます」。杉原たく哉著『アジア図像…
2020年7月10日
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壊す天皇と造る武家 平安京の盛衰を読み解く=今谷明
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都城制という研究分野がある。藤原京、平城京、平安京など大王(天皇)の居所としての“首都”がどう移転し、諸施設がどう配置され…
2020年7月3日
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古典古代史全体を渉猟 名著が文庫本で復活=本村凌二
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人生のなかでは、想像もしなかった出来事に遭う。私事にわたるが、私はいわゆる東大受験生だった。ところが、1969年は、学園紛…
2020年6月26日
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橋本内閣から現在に至る官邸主導政治の強さ=井上寿一
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安倍晋三内閣のコロナ禍対策は、欧米諸国と比較すれば肯定的に評価できるとしても、アジア諸国内では突出して成果を上げているとは…
2020年6月19日
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社会を締め付け制度疲労 明朝が歩んだ自壊の過程=加藤徹
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中国は「放(ファン)」(自由化)と「収(ショウ)」(引き締め)の繰り返しだ。毛沢東が中国共産党への批判も歓迎するとした19…
2020年6月12日
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戦乱期に教団存続果たす宗教者の一代記=今谷明
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戦国時代の本願寺は、日本で最後の寺社勢力の雄として、全く特異な存在であった。トップは法主(ほっす)と称して鎌倉期の親鸞以来…
2020年6月5日
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歴史学的な見方の獲得へ 事例豊富な連続講義集=本村凌二
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47歳の甥(おい)の誕生日に図書カードを贈ったら、「若いころ歴史に無関心だったが、このごろ面白くて、歴史本を買う」というメ…
2020年5月29日
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コロナ禍の危機的状況下 浜口雄幸再評価を読む=井上寿一
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「コロナ禍」の困難な状況をどう克服するか、政治のリーダーシップが問われている。「コロナ禍」にともなう経済の危機的な状況は、「…
2020年5月22日