教養・歴史
掲載記事 1000件
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44年前の絵本『あさいち』1万部超を復刊 能登の復興を願う 編集部
絵本のチカラ
元日に能登半島を襲った大地震。建物の倒壊と火災は凄惨(せいさん)を極める事態となった。そして日本3大朝市のひとつ・石川県輪…
2024年4月22日
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マルクス主義への懐疑と批判⑲経済的な繁栄が直接的に幸せな社会とはならない 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
高い経済成長によって物質的な生活水準が向上、社会保障制度・教育制度等の改善、公害・災害の防止は生活の改善につながるが、それ…
2024年4月21日
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金融史の革命にして創造的破壊者であるインデックス・ファンドの誕生と成長を活写 評者・井堀利宏
Book Review
『TRILLIONS [物語]インデックス・ファンド革命』著者 ロビン・ウィグルスワース(『フィナンシャル・タイムズ』紙記者…
2024年4月19日
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“実質27%”賃上げへの道で地雷を踏まないための最高のガイド 評者・田代秀敏
Book Review
『日本人の賃金を上げる唯一の方法』著者 原田泰(名古屋商科大学ビジネススクール教授)PHP新書 1210円 実質賃金は今年2…
2024年4月19日
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道路の変容から歴史の裏面をたどる視点に独自性 今谷明
歴史書の棚
今回は、前近代におけるインフラ整備関係の著作を取り上げよう。金田章裕著『道と日本史』(日経プレミアシリーズ、1100円)は…
2024年4月19日
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「3.11」を伝え残す――シンポ「絵本で語る東日本大震災」より 北條一浩・編集部
絵本のチカラ
相次ぐ震災、絶えない戦争……多くの犠牲者を出し、残された人々の心に大きな穴をあけて苦しめ続ける。そんな悲しみを乗り越え、絵…
2024年4月19日
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居場所がないキレる9歳女児の怒りと、彼女に寄り添う大人たちの奮闘 勝田友巳
アートな時間
映画 システム・クラッシャー 映画にやんちゃな子供が登場することは珍しくないが、ドイツ映画「システム・クラッシャー」の主人公…
2024年4月19日
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マティス芸術の到達点とされる切り紙絵に出合う好機 石川健次
アートな時間
美術 マティス 自由なフォルム 20世紀の代表的な画家で“色彩の魔術師”と謳(うた)われるアンリ・マティス(1869~195…
2024年4月19日
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組織に埋没してしまう自分が嫌です/206
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 組織の一員であるという以上の自分を持ち続ける方法は? 長年会社に勤めていると、己が組織の一員であるという以上の部分が見え…
2024年4月8日
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地震予知が困難なワケ 非可逆現象で三つの「想定外」/180
鎌田浩毅の役に立つ地学
地震予知は国民の悲願だが、先端の科学的知見を用いても、確度の高い予知は難しい。政府は「東海地震」についてこうした認識に立ち…
2024年4月8日
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マルクス主義への懐疑と批判⑱先進資本主義国の経済的将来像を示そう 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
社会保障や住宅、公害、物価、過疎等の切実な問題に野党から積極的な改革プランが示されたことはほとんどない。>>連載「現代資本…
2024年4月7日
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中央銀行が経済危機に対して試した実験と失敗を詳細に検証 評者・服部元幸
Book Review
『金融政策の大転換 中央銀行の模索と課題』著者 田中隆之(専修大学経済学部長)慶応義塾大学出版会 5940円 21世紀に入っ…
2024年4月5日
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明治大正期の経済学者の“師匠”だった天野為之の業績を解説 評者・原田泰
Book Review
『天野為之 日本で最初の経済学者』著者 池尾愛子(早稲田大学商学学術院教授)ミネルヴァ書房 3080円 石橋湛山は、明治大正…
2024年4月5日
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自立外交のためにも国内政治の「戦後」を終わらせよ 井上寿一
歴史書の棚
日本現代史に関連する二つの著作を紹介する。どちらもおいそれとは手を出せない。700ページ前後の大部である。価格も1万円に近…
2024年4月5日
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カモにされてしまうことなく、いかにして身を守るか 美村里江
書評 読書日記
×月×日 効率よくお金や時間を使いたい思いは誰しも持っていると思う。映像界隈(かいわい)ではYouTubeの台頭により、10…
2024年4月5日
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弱小高校男子バスケ部の実話が下敷きの心地良いスポーツ青春映画 寺脇研
アートな時間
映画 リバウンド 大谷翔平選手の結婚相手が元バスケットボール選手だったことで、この競技にも注目が集まっている。彼女の所属して…
2024年4月5日
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不完全な人間を肯定的に描く「デカローグ」全10編 3カ月のロングラン開幕 濱田元子
アートな時間
舞台 新国立劇場「デカローグ」 唯一神の信仰を求め、偶像崇拝や殺人、姦淫(かんいん)、盗みなどを戒める「十戒」は、旧約聖書の…
2024年4月5日
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大きな仕事をやり切り燃え尽き症候群になってしまった/205
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 仕事で大きな目的を果たし、今燃え尽き症候群に苛まれています 仕事で大きな目的を果たしたので、今燃え尽き症候群に苛(さいな…
2024年4月1日
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月誕生の謎に迫る 日本の探査機SLIMが初の着陸成功/179
鎌田浩毅の役に立つ地学
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げた日本の無人探査機「SLIM(スリム)」が1月20日、月面着陸に成功した。世界で…
2024年4月1日
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マルクス主義への懐疑と批判⑰公害規制が経済成長を抑制するというのは「錯覚」だ 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
新たな規制や厳格化への対応には、新たな設備投資や研究開発の支出を必要とする。>>連載「現代資本主義の展開」はこちらこみや・…
2024年3月31日
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自由民主主義と市場資本主義の因果・相関関係をデータで検証 評者・樋口美雄
Book Review
『民主主義と資本主義の危機』著者 マーティン・ウルフ(『フィナンシャル・タイムズ』紙 チーフ・エコノミクス・コメンテーター)…
2024年3月29日
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19世紀末の中国庶民生活を当時の“B級雑誌”を素材に活写 加藤徹
歴史書の棚
歴史は立体的だ。大所高所から見渡す大局的な目線と、庶民の草の根的な目線の、両方が必要だ。 相田洋『中国生活(くらし)図譜 …
2024年3月29日
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江戸随一の観相家に学ぶ健康・長寿の秘訣 高部知子
書評 読書日記
×月×日 20年以上前、まだ30代だった私がもっとも熱心に読んでいた本は「本の読み方」、いわゆる「読書術」に関する本だった。…
2024年3月29日
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初恋の2人が12歳で別れて12年、また12年……再会をめぐる機微を描く 野島孝一
アートな時間
映画 パスト ライブス/再会 アメリカ在住のセリーヌ・ソン監督が、自らの経験に基づいて撮った作品。題名は「Past Live…
2024年3月29日
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第二次大戦下の上海ユダヤ人社会が舞台のオラトリオをニューヨーク・フィルが公演 伊熊啓輔
ワールドウオッチ
ユダヤ人コミュニティーの物語を題材にしたオラトリオ「エミグレ」がニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラと中国人指揮…
2024年3月29日
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③聖書は「導きの書」であり「呪いの書」でもある 福富満久
神の「家系図」で読み解く世界三大一神教
400年の奴隷の後、イスラエルの民はモーゼによって解放され、紀元前12~13世紀ごろ、再び約束の地・パレスチナを目指す。一…
2024年3月25日
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宇沢弘文氏の「社会的共通資本」から見た「豊かさ」へのアプローチ 宮川努
バブル超え 日本の実力
高度成長期の公害被害の悲惨な経験から、清浄な空気や水など市場で取引されない財やサービスをどのように経済学で考えるか──とい…
2024年3月25日
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千葉沖でスロースリップ 懸念される347年前の延宝房総沖地震の再来/178
鎌田浩毅の役に立つ地学
千葉県の房総半島と東方の沖合で2月26日以降、地震が頻発している。3月1日にはマグニチュード(M)5.2の地震が発生し、千…
2024年3月25日
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マルクス主義への懐疑と批判⑯公害規制が経済発展を制約すると考えるのは誤り 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
企業の国際競争力を低下させ、産業発展を阻害するという観念のために、政府が公害規制に対して消極的だったとの指摘は錯覚に過ぎな…
2024年3月24日
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コロナ禍で顕在化したビジネスの地殻変動をラグジュアリー業界を舞台に描く 評者・諸富徹
Book Review
『世界のラグジュアリーブランドはいま何をしているのか?』著者 イヴ・アナニア(仏コンサルティング会社「ライトハウス」創設者兼…
2024年3月22日
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暗殺されたロシア人ジャーナリストの娘らによるプーチン告発の書 評者・高橋克秀
Book Review
『母、アンナ ロシアの真実を暴いたジャーナリストの情熱と人生』著者 ヴェーラ・ポリトコフスカヤ(ジャーナリスト、放送作家)、…
2024年3月22日
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家族や血縁の厄介さを描きつつ複雑なプロレス世界を刺し貫く 芝山幹郎
アートな時間
映画 アイアンクロー プロレスラーには短命の選手が多い。ブルーザー・ブロディは42歳で刺殺された。橋本真也は40歳で脳幹出血…
2024年3月22日
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愛之助が侠客と女房の二役 義理にからまれた悲劇演じる 小玉祥子
アートな時間
舞台 歌舞伎座 四月大歌舞伎 夏祭浪花鑑 夏の大坂を舞台に侠客(きょうかく)・団七九郎兵衛の義理にからめた悲劇が描かれる「夏…
2024年3月22日
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生成AIは人類の創造力を確実に上回る 孫崎享
書評 読書日記
×月×日 私は日々ブログとXで情報発信をしている。ここ数年で、その環境が大きく変わった。いま、毎日Xで情報が入る。アラビア語…
2024年3月22日
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ローマ「帝国」の芽生えをイベリア半島支配に求めた書 本村凌二
歴史書の棚
なぜローマ人だけがあの巨大な帝国を築くことができたのか、誰もが興味をそそられる問題である。この大問題をめぐって、宮嵜(みや…
2024年3月22日
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竹田陽介・上智大教授が最終講義で恩師と経済学を語る 浜條元保
FOCUS
優雅なバイオリンの生演奏から始まる経済学講義は初めてだった。しかも、その奏者はこれから講義を始める教授の愛娘……。 上智大…
2024年3月21日
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イラク戦後の「新資本主義パラダイム」を探る 加藤寛(2003年6月3日)
創刊100年特集~Archives
週刊エコノミストは2003年に創刊80周年を迎えた時にも、著名な経済学者に記念論文の執筆をお願いした。以下はその際の加藤寛…
2024年3月16日
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ノマド(遊牧民)の音楽家――小川紀美代さん
情熱人
バンドネオン奏者 小川紀美代/108 演奏するのが難しい蛇腹楽器「バンドネオン」に魅せられ、国内外を演奏して回る旅を続ける小…
2024年3月11日
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日本の活火山/5 十勝岳(北海道) 泥流被害の教訓で「砂防」定着/177
鎌田浩毅の役に立つ地学
活火山の山麓(さんろく)で大雨が降り、火山灰などが川に流れ込むと、河道が閉塞(へいそく)して「泥流」が発生する。寒冷地で積…
2024年3月11日
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社員研修の経験を職場にいかすには?/204
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 社員研修での経験を職場全体に持ち帰ってもらう方法は? 個々の社員が研修で経験したことを、職場全体に持ち帰ってもらいたいの…
2024年3月11日
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マルクス主義への懐疑と批判⑮公害の責任の多くは国民全体にある 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
1970年代の深刻な社会問題の一つで、多くの人々に議論されている公害問題について、当時の筆者の意見である。>>連載「現代資…
2024年3月10日
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犯人探しより心理、葛藤を重視 捜査の男性中心構造浮き彫りに 勝田友巳
アートな時間
映画 12日の殺人 殺人事件を追いかける刑事たちの話だが、いわゆる刑事ものを期待すると肩すかし。監督は「ハリー、見知らぬ友人…
2024年3月8日
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世界に広がる印象派の革新性 愛おしい日常のワンシーン 石川健次
アートな時間
美術 印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 19世紀後半のパリで花開いた印象派は、フランス国内にとどまらず、今日に…
2024年3月8日
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国家も市場も救えない課題の解決をESS(社会的連帯経済)に期待 評者・藤好陽太郎
Book Review
『自治と連帯のエコノミー』著者 ロベール・ボワイエ(米州研究所〈パリ〉エコノミスト) 訳者 山田鋭夫藤原書店 2860円「国…
2024年3月8日
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“なぜ景気は循環する?”という古い問いへの新しい答えを分かりやすく解説 評者・土居丈朗
Book Review
『マクロ経済動学 景気循環の起源の解明』著者 楡井誠(東京大学大学院教授)有斐閣 3300円 コロナ禍が終わりに近づき、経済…
2024年3月8日
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三井文庫に勤める著者が三井両替商の実態を活写した渾身の一冊 今谷明
歴史書の棚
近世の大坂は、北陸と西日本の米穀が集まり、その代金である貨幣も集中して“天下の台所”と称された一大経済都市であった。米市場…
2024年3月8日
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観察と考察を旨とする著者が東京の高級住宅地でコロナ禍の30カ月間にカワセミ観察を続けて生まれた一冊 藤原秀行
著者に聞く
『カワセミ都市トーキョー』著者 柳瀬博一さん(作家、東京工業大学教授) 美しいコバルトブルーの羽で知られる野鳥のカワセミ。清…
2024年3月8日
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評伝 元エルピーダメモリ社長・坂本幸雄さん死去 群を抜く先見性と統率力 不可解すぎた倒産の経緯 豊崎禎久
FOCUS
半導体大手エルピーダメモリ(現マイクロンメモリジャパン)の社長を務めた坂本幸雄氏が2月14日、心筋梗塞(しんきんこうそく)…
2024年3月7日
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60代の独身男性。恋愛にちゅうちょしています/203
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 60代で独身。周囲が気になり恋愛することにちゅうちょします 私は60代で今独り身なのですが、最近気になる女性がいます。相…
2024年3月4日
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映画「すべて、至るところにある」を監督――リム・カーワイさん
情熱人
映画監督 リム・カーワイ/107 「シネマ・ドリフター」(映画の漂流者)を名乗り、大阪を拠点に国境を越えて映画を撮り続けてい…
2024年3月4日