教養・歴史
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広場を求めない「痛い」ピアノ 「存在の絶対的孤独」を聴く 梅津時比古
アートな時間
クラシック ヴィレム・ブロンズ ピアノリサイタル オランダのピアニスト、ヴィレム・ブロンズについて、かつて私は新聞に「こうし…
2024年7月26日
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青森から発信する演劇人――畑澤聖悟さん
情熱人
劇団「渡辺源四郎商店」代表、劇作家・演出家 畑澤聖悟/121はたさわ・せいご 1964年8月、秋田県出身。大学卒業後、秋田県…
2024年7月22日
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仕事、家事や育児の日々。その割には給料が見合っていません/216
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 仕事、家事や育児の日々。その割には給料が見合っていません 朝から夕方まで会社で働き、家に帰っても忙しく家事や育児をこなす…
2024年7月22日
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オゾン層の今㊦ フロン規制継続で40年後に回復へ/190
鎌田浩毅の役に立つ地学
「オゾンホール」は南極上空のオゾン量が極端に少なくなる現象で、地表からの高さ20~30キロメートルの成層圏にあるオゾン層が、…
2024年7月22日
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⑦ユダヤ教とキリスト教の信者を受容するイスラム教 福富満久
神の「家系図」で読み解く世界三大一神教
神アラーはイスラムへの改宗が望ましいとしながらも慈悲深く、ユダヤ教やキリスト教を一定程度認めている。>>連載〈神の「家系図…
2024年7月22日
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インタビュー「日銀はすでにビハインド・ザ・カーブに陥っている」山口広秀・元日銀副総裁
日銀「いばらの出口」
国債購入の減額や利上げの時期を探り、「金融の正常化」に踏み出す日銀。白川方明総裁時代を副総裁として支えた山口広秀氏は、すで…
2024年7月22日
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正義や民主主義との関連を考える「嫉妬」の思想史 ブレイディみかこ
書評 読書日記
×月×日 左派ポピュリズムを研究し、シャンタル・ムフの著書を翻訳したりしてきた山本圭氏が、『嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解…
2024年7月19日
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05年刊『黒字亡国』(三国陽夫著) 日本が陥った経常黒字の罠 編集部
旧刊再読
黒字は善、赤字は悪──民間企業の経営における概念が、国際収支統計では通用しない。 国際収支統計とは、対外的な取引を体系的に…
2024年7月19日
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宇宙オタクならではの60年代エピソードと、どこか野暮ったいラブコメの同居 芝山幹郎
アートな時間
映画 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン あの映像を、私は下北沢の銭湯で見た。脱衣所に置かれた白黒テレビが、映像を流していたのだ…
2024年7月19日
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歌舞伎に現代劇に活躍の勘九郎が亡父のあたり役「新三」に初挑戦 小玉祥子
アートな時間
八月納涼歌舞伎 梅雨小袖昔八丈 髪結新三 8月の歌舞伎座「納涼歌舞伎」の第二部で、歌舞伎から現代劇まで目覚ましい活躍を続ける…
2024年7月19日
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政治哲学者30人もの思想を解説 「自由」について考える契機にも 評者・原田泰
Book Review
『英米の大学生が学んでいる政治哲学史』著者 グレアム・ガラード(ハーバード大学サマースクール教授) ジェームズ・バーナード・…
2024年7月19日
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中国農村の現在を知ることで見える身分制や共同体のない社会 評者・服部茂幸
Book Review
『中国農村の現在 「14億分の10億」のリアル』著者 田原史起(東京大学大学院教授)中公新書 1056円 都市化が進んだ現在…
2024年7月19日
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対談 超大国なき世界の新秩序を探る 問われる日本の理念構想力 田中直毅×黒田東彦 ②(1994年1月11日)
創刊100年特集~Archives
1994年1月11日号に掲載した田中直毅氏と黒田東彦氏の対談「超大国なき世界の新秩序を探る 問われる日本の理念構想力」を2回…
2024年7月17日
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対談 超大国なき世界の新秩序を探る 問われる日本の理念構想力 田中直毅×黒田東彦 ①(1994年1月11日)
創刊100年特集~Archives
1994年1月11日号に掲載した田中直毅氏と黒田東彦氏の対談「超大国なき世界の新秩序を探る 問われる日本の理念構想力」を2回…
2024年7月14日
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ハラスメントが怖くて後輩を指導できません/215
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 後輩への厳しい指導、ハラスメントも気になりちゅうちょします 後輩に対して厳しく指導しなければならない場面があるのですが、…
2024年7月8日
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オゾン層の今㊤ 減少止まっても少ない状態続く/189
鎌田浩毅の役に立つ地学
「オゾン」は大気中に薄い濃度で存在する気体である。地表からの高さ20~30キロメートルにオゾンが多く含まれる層があり、「オゾ…
2024年7月8日
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❼噛み癖を直して歯の寿命を延ばす⑴ 林裕之
歯科技工士だから知っている「本当の歯」の話
無意識の日々の動作が抵抗力や免疫力を弱め、虫歯菌や歯周病菌の餌食となってしまう。>>連載〈歯科技工士だから知っている「本当…
2024年7月8日
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みんなが「中年」を語り始めるきっかけになれたらうれしい 北條一浩・編集部
著者に聞く
『パーティーが終わって、中年が始まる』幻冬舎 1540円著者 phaさん(文筆家)「ニート」という言葉がメディアを席巻した時…
2024年7月5日
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複雑な内面とカーアクション いずれも堪能できる伝記映画 勝田友巳
アートな時間
映画 フェラーリ あの跳ね馬印のスポーツカーの生みの親、エンツォ・フェラーリの伝記映画。監督はマイケル・マン、「ヒート」をは…
2024年7月5日
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パリ市立近代+東京国立近代+大阪中之島の3美術館が持ち寄った“豊かなリソース” 石川健次
アートな時間
美術 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション 引き伸ばされたような細長い顔とアーモンド形の目、とくればピンと…
2024年7月5日
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零細農家からの搾取構造を明示 取引改善に向け提案も 評者・後藤康雄
Book Review
『スペシャルティコーヒーの経済学』著者 カール・ウィンホールド(零細農産物研究者) 訳者 古屋美登里、西村正人亜紀書房 30…
2024年7月5日
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効果なき財政出動に「財政錯覚」 国家の基盤揺るがす危機を分析 評者・土居丈朗
Book Review
『日本の財政 破綻回避への5つの提言』著者 佐藤主光(一橋大学経済学部学部長)中公新書 946円 このまま国の借金がかさめば…
2024年7月5日
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史学でなく文学者による脱藩者・頼山陽の本格評伝 今谷明
歴史書の棚
江戸時代には脱藩という不穏な試みで学者になった者が多い。近江聖人とうたわれた中江藤樹、18世紀後半に正確な暦を作った天文学…
2024年7月5日
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戦争の犠牲、人だけでなく、他の動物にも目を向けるべきでは/214
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 戦争の犠牲、人だけでなく、他の動物にも目を向けるべきでは 戦闘の続くガザ地区では、動物園の動物たちも犠牲になっていると聞…
2024年7月1日
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未解決の問題はらむ付加価値「実質化」 田原慎二
学者が斬る・視点争点
国内総生産(GDP)計算における付加価値の「実質化」には、解決できない課題が残されている。生じるマイナス値、誤差累積の影響…
2024年7月1日
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日本の活火山/6 薩摩硫黄島(鹿児島県) 完新世最大だった「アカホヤ噴火」/188
鎌田浩毅の役に立つ地学
鹿児島市の100キロメートル南にある鹿児島県の薩摩(さつま)硫黄島(いおうじま)は、東西6キロメートル、南北3キロメートル…
2024年7月1日
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なお東大が学歴の頂点である中、一兵卒として戦死した東大出身者に注目 井上寿一
歴史書の棚
東京大学の授業料の値上げが議論になっている。学内での賛否はともかく、学部の大学(とくに私立大学)の関係者が値上げを是とする…
2024年6月28日
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心臓三つに脚八つに脳九つ 愛あるタコ研究の成果を堪能する 美村里江
書評 読書日記
×月×日 知人にたこ焼き名人がいる。彼女のたこ焼きは冷蔵庫で一晩たってからでも、ソースすら一切不要の奥ゆかしいおいしさである…
2024年6月28日
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数千年の金利史を顧みる意欲作ながら、筆者の過度な低金利批判が残念 平山賢一
Book Review
『金利 「時間の価格」の物語』著者 エドワード・チャンセラー(金融ジャーナリスト) 訳者 松本剛史日経BP 4400円「金利…
2024年6月28日
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「駐夫=駐在員の夫」12人の脱“男らしさ”体験談集 藤原裕之
Book Review
『妻に稼がれる夫のジレンマ 共働き夫婦の性別役割意識をめぐって』著者 小西一禎(ジャーナリスト・作家)ちくま新書 990円 …
2024年6月28日
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中国の今を伝える半公式データソース『皮書』シリーズ 菱田雅晴
海外出版事情
中国関連の情報は今や世上にあふれている。中国自身から発せられる情報の量はかつて「竹のカーテン」に覆われ、外部世界が情報飢餓…
2024年6月28日
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百年近く前の荷風の小説を原案に現代日本の空虚の内実に迫る 寺脇研
アートな時間
映画 つゆのあとさき 勤め先のキャバクラの、コロナ禍による閉店を告げる貼り紙をぼうぜんと見る若い女。そうか、あの時期の話か。…
2024年6月28日
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3年目に入る「劇場でしか味わえない魔法」 劇場周辺も魔法の世界に 濱田元子
アートな時間
舞台 TBS・ホリプロ「ハリー・ポッターと呪いの子」 全世界で累計6億部を超えるというJ・K・ローリングによる全7作の小説『…
2024年6月28日
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富の偏在は社会を不安定にさせる 市岡繁男
グラフの声を聞く
2010年、英国の学術誌『ネイチャー』は専門家に、10年先の各分野を予測するよう求めた。ロシア出身の生態学者、ピーター・タ…
2024年6月24日
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自由の獲得を目指した経済学が過剰な所有意識を促して自由を損ねる、という矛盾 水野和夫
物価・金利・円安
日本に「金利のある世界」が復活して、1991年のバブル崩壊以前の経済社会に回帰するという人がいる。しかし私はいずれゼロ金利…
2024年6月24日
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緊急地震速報の空振りは「見逃し」防ぐためにも不可避/187
鎌田浩毅の役に立つ地学
石川県能登地方で6月3日午前6時31分に地震が発生し、輪島市や珠洲市で最大震度5強を観測した。地震の規模は速報値でマグニチ…
2024年6月24日
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ストレス解消にスナック菓子をたべてしまいます/213
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q ストレス解消にスナック菓子。健康への害、どこまで信じるべきか 私は仕事のストレスを解消するために、よくスナック菓子を食べ…
2024年6月24日
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「地下帝国」化の様相を呈する世界経済の潮流を解明 評者・上川孝夫
Book Review
『武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか』著者 ヘンリー・ファレル(ジョンズ・ホプキンス大学高等…
2024年6月21日
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日本の半導体産業の“希望の星”TSMC 奇跡的な成功の歩みを細密描写 評者・田代秀敏
Book Review
『TSMC 世界を動かすヒミツ』著者 林宏文(経済ジャーナリスト) 監修 野嶋剛/訳者 牧髙光里CCCメディアハウス 297…
2024年6月21日
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最新の考古学的知見からチンギス・カンの魅力的な人物像を提示 加藤徹
歴史書の棚
白石典之『元朝秘史 チンギス・カンの一級史料』(中公新書、1100円)は、モンゴル考古学の専門家である著者が、歴史や地理に…
2024年6月21日
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転換期を迎えた国際通貨システム 緩やかに沈むドル基軸体制 平山賢一
物価・金利・円安
2022年年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、米ドルの対円相場は上昇の歩みを進めている。この間、対円相場は、米ドル…
2024年6月21日
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注目の若手俳優2名で台湾映画をリメーク ピアノ競演シーンに注目 野嶋孝一
アートな時間
映画 言えない秘密 音楽がたっぷり入った懐かしい感じのラブストーリーが好きだというあなた。「言えない秘密」はいかがでしょうか…
2024年6月21日
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世界のトップ・ダンサーが集結! バレエ・ファンに至福の季節が到来 梅津時比古
アートな時間
クラシック 第17回世界バレエフェスティバル&モーリス・ベジャール・バレエ団来日公演 夏から秋にかけて、バレエから目を離せな…
2024年6月21日
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MBAを取得していません。出世はできませんか/212
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q MBAは出世に必要でしょうか 社内でも出世する人はMBA(経営学修士)を取得して、マネジメントの専門知識を身に付けている…
2024年6月17日
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ロシアに「ルーブルと金兌換」という反撃の奥の手あり 市岡繁男
グラフの声を聞く
世界は約80年ごとに政治経済が一変してきた。1780年代のフランス革命、米国独立戦争、天明の大飢饉(ききん)、1860年代…
2024年6月17日
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電離層の観測が地震予知につながる可能性/186
鎌田浩毅の役に立つ地学
気象の変化は地球を取り巻く大気が作り出している。台風や豪雨など自然災害を未然に防ぐには、大気の構造を知る必要がある。大気は…
2024年6月17日
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積極財政でも軍拡に歯止め 圧倒的文章力で描くコレキヨの人間像 評者・井堀利宏
Book Review
『国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯(上・下)』著者 板谷敏彦(作家)新潮社 上下巻、各2750円 高橋是清は、近代日本…
2024年6月14日
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根拠も検証も抜きで重ねられた日本の教育改革を告発 緻密な実証研究で改善策を提案 評者・原田泰
Book Review
『学力と幸福の経済学』編著者 西村和雄(神戸大学計算社会科学研究センター特命教授) 八木匡(同志社大学経済学部教授)日経BP…
2024年6月14日
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実は身近にあるラテン語 名言・名句の宝庫 本村凌二
歴史書の棚
高校生のころ、『大学でいかに学ぶか』(講談社現代新書)という本を読んだことがある。当時一橋大学の学長だった増田四郎先生が書…
2024年6月14日
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世界情勢の新潮流 米論壇識者が分析・提示 孫崎享
書評 読書日記
×月×日 私は日々、国際情勢のブログを発信しているが、ここ数年考えられない現象が出現、ないし実現しようとしている。例えば米『…
2024年6月14日