教養・歴史
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「サイドウェイ」のペイン&ジアマッティが再び醸し出すビタースイートな風味 芝山幹郎
アートな時間
映画 ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ フィルムで撮ったのか、と思わせる始まり方だ。画面には傷が入っている。サウン…
2024年6月14日
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新・時蔵が権力争いに利用された女を演じる六月大歌舞伎は萬屋三代の襲名披露 小玉祥子
アートな時間
舞台 六月大歌舞伎 妹背山婦女庭訓 三笠山御殿 歌舞伎座の「六月大歌舞伎」では、五代目中村時蔵の初代中村萬壽(まんじゅ)、四…
2024年6月14日
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ベトナム戦争を見つめ直して共感呼ぶクリスティン・ハナの新作 冷泉彰彦
海外出版事情
歴史フィクションというジャンルは、架空の人物が歴史の中で翻弄(ほんろう)されるスタイルが特徴だが、日本の場合は、むしろ近年…
2024年6月14日
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2023年度エコノミスト賞の遠藤正寛・慶応大教授を表彰 「インクルーシブ」な輸入対策を考察 編集部
FOCUS
第64回(2023年度)エコノミスト賞(毎日新聞社、毎日新聞出版主催、千葉商科大学協賛)の授賞式が5月30日、東京都千代田…
2024年6月13日
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次の恐慌は1930年代と違い「超インフレ型」か 市岡繁男
グラフの声を聞く
1927年2月から29年9月にかけて米短期金利は4.13%→6.25%に上昇したが、その過程で株価は2.4倍になった。つ…
2024年6月3日
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❸「甘い食べ物」と虫歯の意外な関係 林裕之
歯科技工士だから知っている「本当の歯」の話
歯を守る自然のサイクルである「脱灰→中和→再石灰化」が問題なく行われていれば、虫歯発生のリスクは小さくなると考えられている…
2024年6月3日
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公益と私益の正しい関係とは?/211
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 政治の公私混同は言語道断。公益と私益の正しい関係を教えてください 最近の政治を見ていると、公私混同が甚だしいように思えて…
2024年6月3日
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落雷被害に備える㊦ 雷鳴が聞こえたらまず避難を/185
鎌田浩毅の役に立つ地学
日本では落雷が最も多いのは8月だが、実は季節を問わず発生している。気象会社フランクリン・ジャパンによると、過去10年間の平…
2024年6月3日
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映画「あんのこと」公開――入江悠さん
情熱人
映画監督 入江悠/116 自主製作した青春映画「SR サイタマノラッパー」で注目され、以来、ジャンルを問わない作品を作り続け…
2024年6月3日
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苦境が続く日本の電機産業に意識変革の兆し 経営論の視点で復活を考える 評者・近藤伸二
Book Review
『半導体逆転戦略 日本復活に必要な経営を問う』著者 長内厚(早稲田大学商学学術院教授)日経BP 1980円 シャープが5月、…
2024年5月31日
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胸躍る太古のDNA 少しずつ再現可能性広がる 評者・池内了
Book Review
『化石に眠るDNA 絶滅動物は復活するか』著者 更科功(武蔵野美術大学教授)中公新書 1100円 恐竜やマンモスなど、古代D…
2024年5月31日
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幼少から目利きの渋沢栄一 日本経済の近代化に貢献 今谷明
歴史書の棚
幕末、“黒船来航”に見舞われてからの日本は、植民地化の危機にさらされた。その危機を回避すべく、幕府と各藩は、数百人の留学生…
2024年5月31日
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労働と読書の関係の深さを解説 「全身全霊で仕事」からの脱却訴え 藤原秀行
著者に聞く
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』集英社新書 1100円著者 三宅香帆さん(文芸評論家) 秀逸なタイトルを見て「同感!…
2024年5月31日
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めいとおばの独特の距離感 他者の視点で知る亡き人の人生 勝田友巳
アートな時間
映画 違国日記 少年と風変わりなおじさんという組み合わせ、映画にちょくちょく登場する。「男はつらいよ」の寅さんと満男、タイト…
2024年5月31日
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80歳の画家が自身の軌跡と業績を語り尽くした1点 石川健次
アートな時間
美術 デ・キリコ展 おかしな絵だ。図版に紹介した作品だ。部屋の中央に敷かれたカーペットはどうも海のようだし、まるでギリシャ神…
2024年5月31日
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⑤世界宗教のキリスト教 民族宗教のユダヤ教 福富満久
神の「家系図」で読み解く世界三大一神教
選ばれた者のみを対象にしたユダヤ教に対し、信仰する者は皆救われるとする終末思想とセットにしたキリスト教──。>>連載「神の…
2024年5月27日
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「日本書紀」から歴史をつむぐ賭博 吉岡貴史
学者が斬る・視点争点
ギャンブル依存症と疑われる人の割合は推計3.6%(320万人)とされる。ギャンブルはいつから日本に存在するのか。闇賭博、近…
2024年5月27日
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落雷被害に備える㊤ 実は地上から立ち昇る電光/184
鎌田浩毅の役に立つ地学
宮崎市の高校グラウンドで4月3日、サッカーの練習試合中に雷が落ち、男子生徒ら18人が搬送され1人が意識不明の重体となった。…
2024年5月27日
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日露英中の史料を駆使した高度な実証作業で日ソ戦の全体像を描く試み 井上寿一
歴史書の棚
2022年に始まったウクライナ戦争は今も続いている。日本はこの戦争の直接の当事国ではない。しかしロシアあるいはソ連と戦争を…
2024年5月24日
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リフレ派経済学を根本的に書き換える一冊 評者・服部茂幸
Book Review
『財政・金融政策の転換点 日本経済の再生プラン』著者 飯田泰之(明治大学教授)中公新書 924円 2000年代に完成した「新…
2024年5月24日
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人間にとって「労働」とは何か 狩猟採集時代から検証 評者・後藤康雄
Book Review
『仕事と人間 70万年のグローバル労働史(上・下)』著者 ヤン・ルカセン(アムステルダム自由大学名誉教授) 訳者 塩原通緒(…
2024年5月24日
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社会で支える育児へ 人気バンド・デシネ邦訳出来! 荻上チキ
書評 読書日記
待ちに待っていたバンド・デシネ(仏語圏の漫画)が邦訳された。『ターラの夢見た家族生活 親子をまるごと支えるフランスの在宅教…
2024年5月24日
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日本アニメの中国“字幕組”はサブカル伝道師だった 菱田雅晴
海外出版事情
べらぼうに日本語がうまい中国人留学生に尋ねると「日本のアニメやテレビ番組で勉強しました」という答えが多い。動漫=アニメに代…
2024年5月24日
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日韓のセンスを巧みに融合 相乗効果で生まれたリメイク作 寺脇研
アートな時間
映画 アンダー・ユア・ベッド 20年前まで、韓国では日本文化がシャットアウトされていたのをご存じだろうか。1945年に日本か…
2024年5月24日
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地面師事件を素材に日本人のメンタリティーを問う 濱田元子
アートな時間
舞台 JACROW#35「地(ぢ)の面(つら)」 電気自動車のバッテリー開発を巡る会社と個人のあつれき、闇将軍と言われた政治…
2024年5月24日
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➋噛み合わせと全身は調和している 林裕之
歯科技工士だから知っている「本当の歯」の話
歯だけを対象にした修理修復が主で、「歯を見て全身を見ない治療」になってしまっていることに警鐘を鳴らす。>>連載<歯科技工士…
2024年5月24日
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オリエンタリズムでフェミニズムを語るなかれ 小林よしのり
闘論席
小林よしのりの闘論席 中国雲南省に住む少数民族・モソ族は、古代から代々直系の女性が「家長」となる「家母長制社会」で、土地も財…
2024年5月20日
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GDPの精度左右する1次統計 田原慎二
学者が斬る・視点争点
さまざまな統計や資料を組み合わせて作成されるGDP統計。正確さの鍵を握るのは1次統計の調査だ。正確さを損なう調査回答拒否 …
2024年5月20日
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職場で実のある議論ができない/209
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 職場での議論が形骸化。実のある議論をしたいのだが 会議などで行う職場での議論が形骸化しています。皆結論ありきで話している…
2024年5月20日
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現役政治家の「李白」評伝にみなぎる独特の英気 加藤徹
歴史書の棚
海江田万里『李白 その詩と人生』(アジア太平洋観光社、2500円)は、唐の漢詩人・李白(701~762年)の作品と生涯を、…
2024年5月17日
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「美しい物を見る時には目を閉じるの」 楊逸
書評 読書日記
×月×日 雨がち曇りがちの天気が長く続くと、気落ちしてなんとなくしんどく感じてしまう。重くて低いという山陰の曇り空も同じよう…
2024年5月17日
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太陽フレア発生 磁気嵐で送電網や通信障害も/183
鎌田浩毅の役に立つ地学
太陽が活発な状態に入り、表面で起きる巨大な異常爆発「太陽フレア」が5月8日午前10時41分(日本時間)に発生し、その後も連…
2024年5月16日
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会社人間の「品格」とは 坂東眞理子「肩書抜きでも節度を保てますか」(2007年9月11日)
創刊100年特集~Archives
週刊エコノミストは、各界の第一人者にロングインタビューを試みてきました。2004年から「ワイドインタビュー問答有用」、202…
2024年5月11日
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甚大被害免れた台湾 日本も学ぶべき迅速な地震対応/182
鎌田浩毅の役に立つ地学
4月3日に台湾東部の花蓮県沖で発生した最大震度6強の地震では、マグニチュード(M)7.7(日本の気象庁発表)という規模の大…
2024年5月7日
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若者の価値観に合わせようとするとギクシャクし、人間関係がうまくいきません/208
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 若者の価値観に合わせようとするとギクシャクし、人間関係がうまくいきません 最近どうも人間関係がうまくいきません。若い人の…
2024年5月7日
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座談会 20世紀末を四大経済学者で解く~スミス、マルクス、ケインズ、シュンペーターが現在をみれば ③(1994年1月4日)
創刊100年特集~Archives
1990年代半ば、日本経済はバブル崩壊に苦しみ、世界経済は「社会主義崩壊後」の新秩序はどうなるかの問題に直面していた。混沌と…
2024年5月5日
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半世紀前に小宮氏が日本の経済学界に抱いた強い疑念とは――論文連載を終えて 浜條元保
現代資本主義の展開
先週号まで19回にわたって小宮隆太郎の『現代資本主義の展開─マルクス主義への懐疑と批判』を掲載した。創刊100周年企画とし…
2024年5月5日
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現代の総力戦の遂行には“総動員”より“武士の商人化”が有功と提言 評者・平山賢一
Book Review
『戦争と経済 舞台裏から読み解く戦いの歴史』著者 小野圭司(防衛省防衛研究所 特別研究官)日経BP 2420円 長く平和を享…
2024年5月3日
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帝国主義時代の植民地や戦場の悲惨と疫学の発展の関係を詳述 評者・藤好陽太郎
Book Review
『帝国の疫病 植民地主義、奴隷制度、戦争は医学をどう変えたか』著者 ジム・ダウンズ(米ゲティスバーグ大学教授) 訳者 仲達志…
2024年5月3日
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階級を固定する「体験格差」の解消には社会が子どもの豊かな体験を支える必要がある ブレイディみかこ
書評 読書日記
×月×日 9年前に、ネットのニュースメディアに「労働者階級の子どもは芸能人にもサッカー選手にもなれない時代」という記事を書い…
2024年5月3日
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荷風や藤村らを虜にしたパリの魅力を元仏大使の目で描く 本村凌二
歴史書の棚
いま出ている『テルマエと浮世風呂』(NHK出版新書)は古代ローマと大江戸日本の比較史なのだが、以前その出版を別の出版社に持…
2024年5月3日
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四世左團次没後1年 長男の男女蔵らがゆかりの演目で追善 小玉祥子
アートな時間
舞台 團菊祭五月大歌舞伎 四世市川左團次一年祭追善狂言 毛抜 敵役から英雄まで多くのあたり役を持った立役(たちやく)、四世市…
2024年5月3日
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学校という「いびつな空間」に潜む病巣がつぎつぎと 芝山幹郎
アートな時間
映画 ありふれた教室 学校というのは奇怪な空間だ。教師と事務職員と生徒がいて、それぞれの間に埋めがたい落差や断絶がある。その…
2024年5月3日
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座談会 20世紀末を四大経済学者で解く~スミス、マルクス、ケインズ、シュンペーターが現在をみれば ②(1994年1月4日)
創刊100年特集~Archives
1990年代半ば、日本経済はバブル崩壊に苦しみ、世界経済は「社会主義崩壊後」の新秩序はどうなるかの問題に直面していた。混沌と…
2024年5月2日
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座談会 20世紀末を四大経済学者で解く~スミス、マルクス、ケインズ、シュンペーターが現在をみれば ①(1994年1月4日)
創刊100年特集~Archives
1990年代半ば、日本経済はバブル崩壊に苦しみ、世界経済は「社会主義崩壊後」の新秩序はどうなるかの問題に直面していた。混沌と…
2024年4月30日
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役所でもないのに縦割り組織で困ります/207
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 役所でもないのに縦割り組織で、どっちの部署の仕事かでもめます 職場でよくどっちの部署が担当する仕事かということでもめるこ…
2024年4月22日
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④ユダヤ人の第二神殿の再建と祈りを捧げる「嘆きの壁」 福富満久
神の「家系図」で読み解く世界三大一神教
古代ローマの将軍に故郷を追われ、逃げ延びた欧州ではイエスを殺害した「神殺し」の汚名に加えて、高利貸しや徴税請負による極悪非…
2024年4月22日
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台湾でM7.7の地震 二つのプレートの圧縮力に起因/181
鎌田浩毅の役に立つ地学
台湾東部の花蓮県沖で4月3日午前8時58分(日本時間)、最大震度6強を記録する直下型地震が発生した。日本の気象庁によると、…
2024年4月22日
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戦争孤児役で芸能界デビューした私 今は子を残して死ぬ親に思いはせ絵本を読む 高部知子
絵本のチカラ
私は幼い時から本が大好きだった。体が弱かった私に本は癒やしを与えてくれた。最も幼い頃の記憶で残っているのは『ぐりとぐら』(…
2024年4月22日
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絵本「で」哲学――絵本から何を受け止め、どう考えるか 小川仁志
絵本のチカラ
ふとした機会に絵本を読むと、ハッとさせられます。きっとそれが、大人が絵本を読む意味なのでしょう。もちろん絵本は子どものため…
2024年4月22日