教養・歴史
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日本の活断層/4 濃尾断層帯(岐阜・福井県) 世界最大級の内陸直下型地震も/176
鎌田浩毅の役に立つ地学
岐阜県美濃地方で1891年10月、マグニチュード(M)8.0の濃尾地震が発生した。国内観測史上最大の内陸直下型地震であり、…
2024年3月4日
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マルクス主義への懐疑と批判⑭グループ間の利害で考える経済政策の政治学 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
経済問題は社会を構成するさまざまなグループ間の利害の一致と対立があり、政治力によって政策決定がなされる。>>連載「現代資本…
2024年3月3日
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病みつつ前向きに生きる女性 韓国映画が描く社会の歪みを直視せよ 寺脇研
アートな時間
映画 ビニールハウス 現在の日本と韓国は、さまざまな社会問題が酷似している。少子化は韓国、高齢化は日本が先行するなど速度の違…
2024年3月1日
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S・ホームズ×段田安則 期待のタッグで観る王国の悲劇 濱田元子
アートな時間
舞台 パルコ・プロデュース「リア王」 ヒトゴロシイロイロ──。英国を代表する文豪、ウィリアム・シェイクスピアの生年と没年の、…
2024年3月1日
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企業の具体的取り組み示し経営者と投資家の姿勢問う 評者・平山賢一
Book Review
『低PBR株の逆襲』著者 菊地正俊(みずほ証券エクイティ調査部チーフ株式ストラテジスト)日本実業出版社 1870円 東証が低…
2024年3月1日
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現地で“会う・見る・読む” 半世紀以上にわたる台湾政治研究を集約 評者・近藤伸二
Book Review
『台湾の半世紀 民主化と台湾化の現場』著者 若林正丈(早稲田大学名誉教授)筑摩選書 2090円 1月13日に行われた台湾総統…
2024年3月1日
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反自民はなぜ弱いのか 約30年の参与観察の記録 井上寿一
歴史書の棚
内閣支持率が最低を更新して14%になった(毎日新聞の2月の世論調査)。「政治とカネ」の問題に起因していることは明らかだろう…
2024年3月1日
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いまだに遠き日中相互理解! 菱田雅晴
海外出版事情
大多数の自国民が好ましい印象を抱いている国への外交政策は親近感が追い風となるのに対し、逆の場合、国民の反対の声を押し切って…
2024年3月1日
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ポストコロナの今、接待続きの日常に悩んでいます/202
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q ポストコロナの今、接待続きの日常に悩んでいます ポストコロナの昨今、また以前のように接待が続く日常を送っています。私はも…
2024年2月26日
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②ユダヤ教徒は人類がユダヤ人から始まったと考えている 福富満久
神の「家系図」で読み解く世界三大一神教
神ヤーウェが、命を吹き込み誕生させアダムとイブ。ここが人類の起点となり、神がさまざまな試練を課していく。そして、神の愛を受…
2024年2月26日
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言葉と声の「力」――山根基世さん
情熱人
アナウンサー 山根基世/106 ドキュメンタリー番組のナレーションなどで活躍するアナウンサーの山根基世さん。NHKを退職後は…
2024年2月26日
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日本の活断層/3 新潟─神戸ひずみ集中帯 東西に毎年1~2センチ縮む地殻/175
鎌田浩毅の役に立つ地学
今年1月に発生した能登半島地震は、新潟県沖から北海道沖の日本海側に広がる地殻の変動域「日本海東縁ひずみ集中帯」の西端で起き…
2024年2月26日
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子と大人の心を突き動かす――第16回柳田邦男絵本大賞 浜條元保・編集部
絵本大賞
『どうぞのいす』『ちょっとだけ』の感想文に優秀賞「絵本は人生に三度」と提唱するノンフィクション作家の柳田邦男さんの考えに共鳴…
2024年2月26日
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マルクス主義への懐疑と批判⑬さまざまな価値、理想、希望が人々を政治的に動かしてゆく 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
政治的行動を経済的な要因のみから説明しようとするのは誤りであると、筆者は主張する。>>連載「現代資本主義の展開」はこちらこ…
2024年2月25日
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資本主義も持続的成長もナショナリズムが起源と説く“上級入門書” 評者・原田泰
Book Review
『ナショナリズム入門』著者 リア・グリーンフェルド(ボストン大学ユニヴァーシティ-・プロフェッサー) 訳者 小坂恵理 解説 …
2024年2月23日
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平易な説明と厳密な証明で数学と自然の連関を実感できる一冊 評者・池内了
Book Review
『めくるめく数学。 女性数学者たちが語るうるわしき数学の物語』著者 嶽村智子(奈良女子大学准教授) 大山口菜都美(東京理科大…
2024年2月23日
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日本屈指の若手俳優勢の演技で、耐え難い孤独と助ける温かさ描く 野島孝一
アートな時間
映画 52ヘルツのクジラたち クジラの鳴き声は、通常10~39ヘルツの高さらしい。52ヘルツの鳴き声は、音域が高すぎてほかの…
2024年2月23日
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デビューの瞬間の美しさを、各部門で体感できる貴重な機会到来 梅津時比古
アートな時間
クラシック 第92回日本音楽コンクール 受賞者発表演奏会 デビューの時は常に美しい。演奏家はその一瞬、初めて他者の世界に開か…
2024年2月23日
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過去を書くという「認識行為=歴史」の歴史がまた面白い 加藤徹
歴史書の棚
今から2000年以上前、歴史家の司馬遷は、自分が生きた前漢の武帝の時代を書くため、太古にさかのぼって筆を起こし歴史書『史記…
2024年2月23日
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鍵こそ古代ヨーロッパの歴史・文化を読み解く「キー」である 楊逸
書評 読書日記
×月×日 世の中が良くなってほしい。自分も幸せになりたい──新しい一年を迎える際にそう切実に祈っていたのに、なんと地震が元日…
2024年2月23日
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米中対立で日本が復活 年末4万4000円も 武者陵司
株バブル超え
米ウォール街には「FOMO」という言葉がある。「Fear of Missing Out」の略で、取り残されることへの不安と…
2024年2月23日
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“金=貨幣”だったのは1971年までの100年にすぎない 鎮目雅人
上がる! 金&暗号資産
金は昔から貨幣の材料として使われてきたが、数ある貨幣素材の一つにしかすぎなかった。>>特集「上がる! 金&暗号資産」はこち…
2024年2月13日
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もう一つの「2035年問題」 高齢日本を襲う南海トラフ巨大地震/174
鎌田浩毅の役に立つ地学
近未来の日本は「2035年問題」に直面している。65歳以上の高齢者の人口が総人口の3分の1を占め、社会保障などに大きな影響…
2024年2月13日
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令和のたばこ事情㊤紙から加熱式へ 吉岡貴史
学者が斬る・視点争点
たばこはアルコールと並ぶ代表的な嗜好(しこう)品だ。「加熱式」などの新型たばこに触れながら、令和の喫煙事情を2回に分けて読…
2024年2月13日
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何をやっても若い時のようなやる気がでない/201
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 何をやっても若かりし頃のエネルギーが湧いてきません 最近何をやっても若かりし頃のエネルギーが湧いてきません。仕事も頑張っ…
2024年2月13日
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あれから10年 MTGOX元CEOが語る事件の裏側とは 高城泰/編集部
上がる! 金&暗号資産
ビットコインの黎明期に世界の取引シェアの大半を占めたMTGOX(マウントゴックス)。当時のCEOが不正アクセスによる巨額消…
2024年2月13日
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基礎から分かるビットコインQ&A 松田康生
上がる! 金&暗号資産
ビットコインはなぜここまで注目されるのか。「コロンブスの卵」的な発想の仕組みから売買方法まで、基礎を解説する。>>特集「上…
2024年2月13日
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マルクス主義への懐疑と批判⑫民主主義国家の政治は国民の支持なしに成り立たず 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
職業団体や産業・地域別等さまざまな政治的要求をもつプレッシャー・グループが「多元的政治社会」を構成している。>>連載「現代…
2024年2月11日
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濃密な“血湧き肉躍る武者修行”を恐れを知らぬ冒険精神で映画化 芝山幹郎
アートな時間
映画 哀れなるものたち 堪能した。肉や野菜に絡んだソースの味が絶妙で、パンで皿を拭き取りたくなるような衝動さえ覚える。「哀れ…
2024年2月9日
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父の背を見ながら成長した勘九郎と七之助による追善公演 小玉祥子
アートな時間
舞台 十八世中村勘三郎十三回忌追善 猿若祭二月大歌舞伎 籠釣瓶花街酔醒 歌舞伎座では十八世中村勘三郎「十三回忌追善」の「猿若…
2024年2月9日
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「容赦ない批判」は「批評」と「生きること」の対立を生み出してしまう ブレイディみかこ
書評 読書日記
×月×日 批評とは何か? 批評に未来はあるか? そうした言葉が飛び交う状況にあって、『批評と生きること 「十番目のミューズ」…
2024年2月9日
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西欧中世の「書き写す」文化が写本に集積させた無名の個人史の豊かさ 本村凌二
歴史書の棚
一昔前、大学生に化学の学習をさせるには「要点や化学式を黒板に書く」ことだと教師から聞いたことがある。ところが10年以上前か…
2024年2月9日
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日本発『嫌われる勇気』のオーディオ版がアメリカでヒットした理由 冷泉彰彦
海外出版事情
オーストリアの心理学者、アルフレッド・アドラー(1870~1937年)の心理学を対話形式で解説した『嫌われる勇気 自己啓発…
2024年2月9日
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自分の決断に自信が持てず、それでよかったのかと気になります/200
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 自分の決断に自信が持てず、それでよかったのかと気になります 自分の決断に自信が持てません。管理職という立場上、一応決断は…
2024年2月5日
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日本の活断層/2 日本海東縁ひずみ集中帯 西端に能登半島地震の震源/173
鎌田浩毅の役に立つ地学
1月1日に起きた能登半島地震では、日本海の海底で長さ150キロメートルに及ぶ震源断層が割れ、犠牲者230人を超す大災害とな…
2024年2月5日
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算出方法で見え方も変わる実質GDP 田原慎二
学者が斬る・視点争点
実質GDPの算出方式を変えてみる。すると、世間で言われていた景気とは違う姿が見えてくることがある。経済指標は公表値の特質踏…
2024年2月5日
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“傷痕”を抱えた人を撮る――大石芳野さん
情熱人
写真家 大石芳野/104 ベトナム、カンボジア、広島、長崎、沖縄……。国内外の戦争や災害の現場で“傷痕”を抱えながら生きる人…
2024年2月5日
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マルクス主義への懐疑と批判⑪合理的な企業経営者は平和、国際主義者であれ 小宮隆太郎
現代資本主義の展開
戦争と軍備の負担が軽くなったほうが、経済的に繁栄しうる。軍事費や対外援助の負担のために、国民の税負担が重く、社会福祉や教育…
2024年2月4日
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愛ではなく「親切」こそが世界を生きやすくするケアの倫理になる 北條一浩
著者に聞く
『親切で世界を救えるか』著者 堀越英美さん(文筆家) ここ数年、「ケア」の概念についてさまざまに議論されるようになり、書名に…
2024年2月2日
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予想不可能、理解不能、茫然自失 悪夢的出来事が続く怒濤の3時間 勝田友巳
アートな時間
映画 ボーはおそれている 開いた口がふさがらない。比喩ではなくて文字通り。「ヘレディタリー 継承」「ミッドサマー」でモダンホ…
2024年2月2日
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改めて“美の巨人”光悦の粗探し それでも宗達とのコラボはぴか一だ 石川健次
アートな時間
美術 特別展「本阿弥光悦の大宇宙」 群れを成して舞い飛ぶ鶴と、糸のように細く、あるいはその何倍もあろうかと思うほど太い筆線で…
2024年2月2日
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元FRB議長が21世紀の新型金融政策(ただし黒田バズーカを除く)を検証 評者・服部茂幸
Book Review
『21世紀の金融政策 大インフレからコロナ危機までの教訓』著者 ベン.S.バーナンキ(ブルッキングス研究所特別シニア・フェロ…
2024年2月2日
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バブル崩壊後の90年代初頭~00年代前半にホームレス女性が遺した日記を書籍化 評者・後藤康雄
Book Review
『小山さんノート』編者 小山さんノートワークショップエトセトラブックス 2640円 本書は、とあるホームレス女性──「小山さ…
2024年2月2日
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古代から近世末に及ぶ陰陽道史の近来に例を見ない好著 今谷明
歴史書の棚
陰陽道(おんみょうどう)は、大陸渡来の卜占(ぼくせん)(占い)の技術である。古墳時代後期には百済(くだら)経由で日本に伝来…
2024年2月2日
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少子化が政策課題にならなかった三つの理由と理解しておくべき六つの論点 松浦司
学者が斬る・視点争点
日本最大の課題である少子化問題を議論する際には、「リプロダクティブ・ライツ」をはじめ、六つの論点がある。少子化対策と並行し…
2024年1月29日
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ドキュメンタリー映画「1%の風景」出演の助産師――神谷整子さん
情熱人
助産師 神谷整子/103 長年、助産師として母子をサポートしてきた「みづき助産院」(東京都北区)の神谷整子さん。助産所や自宅…
2024年1月29日
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能登半島地震の想定外 “孤立”長期化で備蓄も見直し/172
鎌田浩毅の役に立つ地学
1月1日に発生した能登半島地震は犠牲者が230人を超える大災害となったが、発災から10日たった1月11日の時点で2562人…
2024年1月29日
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①ユダヤ人はキリスト教もイスラム教も認めない 福富満久
神の「家系図」で読み解く世界三大一神教
2023年10月、パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模襲撃で始まった紛争は年が明…
2024年1月29日
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70年も25年も万博の理念は「世界共通の課題を議論する場」 木下功
大阪・関西万博を問う
開幕まで残すところ約1年2カ月に迫った2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)。「成長を持続させる起爆剤」として期待され…
2024年1月29日
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ぺアを組んでいる職場の先輩は私の嫌いなお酒やタバコが好きで我慢できません/199
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q ぺアを組んでいる職場の先輩は私の嫌いなお酒やタバコが好きで我慢できません 職場の先輩とペアを組んで仕事をしています。その…
2024年1月29日